市役所の窓口に置かれる無料封筒に印刷した広告宣伝物です。
新年度の4月からだと思ってたら、2017年3月から設置して
2018年2月までと封筒最下段に書いてありました。

少し色褪せた赤と青の2色使いですから、見ての通り決して豪華
ではありませんが告知はできます。

あんしんサポートは毎年のように新しいパンフレットを作成して
いますが、基本広告宣伝はしていません。 
パンフレットは会員への配布が主目的です。
ただ利用者や事前相談の時に言われる「知らなかった」の言葉や
「知っていればお爺ちゃんの時も」といった内容の言葉を聞かさ
れると、存在を知らせる努力はすべきだと思えます。

そこで行政が全戸に配布する前橋市政のガイドブックには掲載を
しているのですが、昨年の秋だったかな、、電話で封筒への広告
案内が来たので依頼しておいたものです。

市役所を始めとした各行政機関の窓口に配置されるんだと思う。
印鑑証明、戸籍謄本抄本、住民票などを入れるA4・B5封筒です。

あんしんサポートの広告宣伝にはひとつの考え方があります。

何度もお世話になっているのに申し訳ないと思いますが、新聞の
広告宣伝はあまり致しません。 新聞のチラシ配布もしません。
理由は生活が苦しい人達にとって、新聞購読する余裕が無い人も
結構いるからで、基本は個別配布となりますが費用はかさみます。

また効果を考えればネット広告が最大でしょうが、生活に余裕の
無い人、高齢者はネットは無縁にも近いものです。

それでも告知を考えるのは、葬儀費用の問題です。
火葬だけの葬儀でも10万円以上は掛かるのが普通です。
実際の支払いは15万円~20万円近いんじゃないかと思う。
紹介業の小さなお葬式料金をみれば分かる通りです。
余裕の無い家族にとっての10万円は、一般の人達が思っている
以上に大きな金額なのです。 まずはその辺の理解が必要です。

普通に働けて生活してる人からみれば10万円や20万円の金は
絶対にあるだろ!? と思って当然だし、ある意味その通りです。
しかし『普通に働く』というのは決して簡単ではありません。

例えば40代の中年女性が離婚して中学生、高校生の子供を育て
る家庭を想像してください。

・家賃はいくら掛かりますか?
・学費関係はいくら掛かりますか?
・食費にはいくら掛かりますか?
・電気水道光熱や他の費用はいくら掛かりますか?

一方収入はどれくらい稼げますか?
パートなら時間給800円で1日目一杯でも6.400円です。
1日5時間なら4.000円×25日でも100.000円です。
これで生活できるでしょうか・・・
病気になったらどうですか? 両親を抱えていたらどうですか?

夫婦で働いていた人でも、親が痴呆になり自宅の介護が必要なら
夫婦の一方は仕事ができなくなり、収入は減り、介護での費用は
増加するのが現実です。

収入が減り、医療費や介護、施設費用が散々掛かった挙句の逝去
だとしたら葬儀に費用を掛けられるでしょうか・・・
無理して葬儀をしたら、その後の生活はどうなるでしょうか・・・
この話は大袈裟でもなく、稀でもなく、何処にでもあることです。

そんな家族が葬儀を考えなければならない状況になった時、いつ
でも頼れるように入会を即しておくのが、今回の行政窓口に設置
される無料封筒への印刷や、市内全戸に配布されるガイドブック
への掲載なのです。

利用対象者に訴えたいのは次の3項目です。

1. 残る家族の生活が守れる葬儀で、絶対に無理をしない事
2. それを可能にする葬儀支援センターが前橋に存在している事
3. ただ利用者が増え、非会員からの依頼が受け難い状況だから
   入会だけしておいて欲しい事

ブログを見ておられる方なら、あんしんサポートの理念は改めて
言われなくても分かるでしょうが、初めて知る人は『ほんとか?』
請求書には追加されるんじゃないの・・・と思う人もいるらしい。

会員制をとっているのは、いくつかの理由があります。

『価値観と人間性』
家族の人柄や考え方と、あんしんサポート方針の擦り合わせです。
我々が受けるべき家族か否かの確認は大事です。
話しをして我々が受けるべきでない家族と判断すれば、入会して
頂くことはできません。 これが事前相談では最大ポイントです。
価値観が合わない場合、家族も依頼せずに済みます

『葬儀依頼予測と事前報告』
入会相談は近々葬儀予定の家族もいれば、俺より長生きするだろ
と思える人まで様々です。 数日の余命宣告、1か月の余命宣告
であれば、いつ電話が入っても良いように準備しておきます。
また病院や施設から危篤等の連絡が入った時点で、あんしんサポ
ートに電話する事で家族は安心できますし、我々も葬儀の流れ等
計画が立て易くなります。 この電話は夜中でも受けています。

事前相談では希望する葬儀内容も確認します。
対象者逝去の連絡を受けた際、相談時の葬儀内容で良いと分れば
すぐに火葬予約に入れます。 幸い、うちはお手伝いしてくれる
宗教者の方が多く、夜中でも葬儀日程が組めるからです。
友引前などは予約が1時間遅ければ2~3日日延べもあります。

『葬儀が受けられる状況にしておく』
会員はどんな事があっても絶対に受ける事になっています。
数日の余命宣告を受けたとの報告が5件、6件入っている状況は
極々普通にありますから、もし非会員依頼を受けた事で、会員の
依頼が受けられない状況になるのを避ける為でもあります。
時に5分差で依頼が入った場合など、病院お迎えまで2時間半は
掛かると待って頂く事もありますが、病院は迎えの時間さえ確定
していれば問題はありません。

一般的な葬儀社の会員制は分かりませんが、あんしんサポートは
以上のように明確な基準があっての会員制です。

あんしんサポートから相談者に対しては・・・
『受けるべき家族か、そうでない家族かの確認』
『希望する葬儀内容の確認と危篤状態に入った連絡が受けられる』
『会員からの依頼だけは受けられる状態の維持を可能にする』

依頼者家族から、あんしんサポートに対しては・・・
『家族との価値観の違い、料金、内容、人間性の確認』
『葬儀内容を冷静な時点で決められ、予定通りに進めてくれる』
『夜中の危篤連絡でも、あんしんサポートに伝えられ安心できる』
『会員で葬儀内容が極端に変化しなければ絶対に受けてくれる』
『事前に明確な葬儀費用が分かっているから安心』

そして、葬儀が済んだ後、49日法要、新盆法要、納骨墓誌彫り
更には一年忌を始めとした各年忌法要まで低料金で対応している。

だから誰でも目にする確率の高い広告媒体に掲載し、多くの人に
存在を知って貰えれば、あとは家族が決めることです。
消費者にとって選択肢が増えるメリットは大きいと思います。


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