自宅に戻って足を洗って、暖房の効いた部屋に入り、電気毛布で
温まった布団に入り、テレビをつけてウトウトし始めると携帯が
鳴って「搬送依頼です」の声を聞く日が続いた。

せっかく温まってきたのに、真冬の寒い夜中に出るのは嫌だなぁ
と思いながら車を走らせ、あんしん館で準備を整えると寝台車で
出発する・・・ 一年中同じような行動をしている訳です。

指定された病院や、施設までお迎えに行き、あんしん館に戻って
から葬儀の打ち合わせに入るのですが、圧倒的多数は会員さんで
事前に希望葬儀、遺骨供養など聞いてあるし、最低一度は葬儀に
ついて話しているから、さして問題もなくスムースに進んで当然
だと思い込んでいる・・・

だけど、たまに違う家族にぶつかる。
ちょっと前に何時間も掛けて全て決めた葬儀を、親戚に色々言わ
れたので・・・他社に移動した事を書きました。
その直後だった事もあり、事前相談時は家族葬でと話してあった
姉妹が親戚から一般葬でと言われたと、再度相談にきました。

話しの内容を聞き、あまりに優柔不断な姉妹の対応に、これから
子供達に多額の費用が掛かるのが分かっていながら、金も出ずに
言いたい放題の親戚など、葬儀が終われば付き合わないだろうと、
これからの人生を考えた葬儀をするよう強めに伝えた。

さらに、もし一般葬なら今のあんしんサポートでは受けられない
から他社に依頼するか、葬儀社が分からなかったら紹介するよと
突っ放した言い方で伝えておいた。
でも建前で言ってるわけでなく、現実に受けられる状態ではない。

以前も書きましたが、今日明日と言われた会員さんの数が5~6軒
と全く減ってないどころか、今日も2軒ほど増え、施設から紹介で
事前相談しに来られた夫婦は、入会手続きを始めようとしたら時、
施設からの電話で、バイタイルが取れなくなったとの報告を受け
慌てて入会して施設に戻っていきました。

さらに午後7時30分に相談に来られる方は、群馬県と隣接してる
埼玉県の病院に入院している父親の容態が悪化、前橋市に隣接し
ている伊勢崎市在住の息子さんが申請者になるからと・・・
何とか入会できる方法を考えての連絡のようです。

例え69.000円の直葬パックであろうと、家族の意見が一致し
ているなら、親戚が何を言おうと応援しますが、親戚に何か言わ
れると揺れ動いちゃう家族の応援はできません。
我々が突っ張っても、肝心の家族が揺れたのでは疲れるだけです。

「なんで金も出さない親戚がくちを出すのか?」なのは確かなの
ですが、自分達家族の意志を伝え通せない家族も家族です。

前段の家族が一般葬なら依頼は断る事になるでしょう。
この感覚は家族に対してだけ言ってる訳ではありません。
他社の事は分かりませんが『これが、あんしんサポート』と我々
だけでなく、一般消費者にも浸透させる必要があると思う。

》我々に依頼すべき家族か否かを、家族自身で判断できる
》無駄な事前相談をせずに済む・・・ということです。

NPOあんしんサポート葬儀支援センターとは・・・

》どんな家族を支援対象としたNPOかが明確になっていく
》明確になれば、我々を必要とする家族が足を運び易くなる
》我々じゃなくても良い家族の葬儀が無ければ、必要な家族から
 依頼された葬儀が受け易くなる

分業化ではありませんが、我が家が依頼すべき葬儀社がハッキリ
分かるようにしていく必要があると思っています。

その最大理由は、この先葬儀社数は激増するばずです。
極端に言えば二極分化するのが先進業態の流れです。
すると低料金葬儀社のほうが、増加率は間違いなく高くなるけど
粗悪葬儀社も増えるってことです。

或いは低料金をうたい、精算時は高額になるボッタクリ葬儀社も
今以上に増えるでしょう。 誰が考えても分かる程度の話しです。

だからこそ、今の時点で『我が社の理念』をしっかり浸透させて
おく必要があるのです。 つまらん渦中に巻き込まれない為にも
今しておくべきことだと思います。







最近のブログで分かるように、以前より強い姿勢で臨んでいます。
その理由は今回で少し分かって頂けるでしょう。

そうそう、今日事前相談予約の電話をした人が言ったそうです。
「事前に伺って話を聞いて納得しないと入会できないと、紹介を
してくれた友人に言われたので電話しました」だそうです。

思わず笑っちゃいましたが、現実はその通りです。
それだけ浸透し始めてきたという事でしょう。

今回を読んで一般の方々は、葬儀社の理念、ポリシーを見極める
時が来たよって思ってくれたら良いでしょう。
また葬儀社の人は行列のできる店を見習いましょう。
『たとえ2時間並んでも食いたいラーメンなら人は並ぶ』です


にほんブログ村 その他生活ブログ 葬儀・法事(個人)へ
誰もが終幕後の費用を心配することなく、自分の人生を精一杯楽しめる世の中にしたい
創業者の思いを後世に伝え、当時何を考えていたか嘘のつけない自分日誌でもあります