昨日の深夜、会員さんからの電話で、姉妹のようにしている友人の
ご主人が亡くなり、何とかして貰えないかと電話が入った。

それを聞いた千明は、やむなく受けたと僕への連絡。
午前1時30分指定された病院にお迎えに行くが、まだ処置が済ん
でおらず、会員さん夫婦や親族と待合いで待機する。

そこで出た話の内容では、通夜ありの一般葬で少なくとも300名の
葬儀になりそうだと聞き、22日の葬儀を希望と聞かされる。

現時点でも今日明日だと言われたと、数件から電話が入っている。
そのまま22日が過ぎてくれれば、受けられない事はないが、もし
数件が集中したらパニックになるのは必至・・・
非会員の依頼を受けて、会員さんの依頼をおろそかにはできない。

病院から知り合いの葬儀社に連絡して、葬儀を依頼することにした。
自宅の安置が済むと、お寺があると聞いたから22日の葬儀式場は
抑えましたが日曜日でもあり、お寺の確認ができないと話がさきに
進められない・・・確認をとって貰って午前9時頃から打ち合わせ
をしましょうと決まった。

いつものように「残るお母さんの生活を第一に考えて無理をしない」
などの話しをし、寺の布施が高額だから無理の無い戒名で良いよと
話すと、寺は檀家でなく親戚の知ってる寺だと分かった・・・ 
なら、うちが紹介しましょうとなり、暫し葬儀談義をしてきた。

結局自宅に戻ったのは午前4時30分・・・
今日は午前11時30分からの湯かんで寝ちゃいそうです。
あ、寝ちゃうのは僕ではなく千明が・・・ですけど・・・
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家族目線なら見える葬儀の疑問【お清め料理】

 葬儀経験者の話しを聞いていると、不思議な事に気付きました。
火葬場に行き火葬炉に棺を入れると九十分ほど待機しますが、多く
の人は火葬場の待合室では乾き物と言われる裂きイカ・チョコレー
ト・クッキー・せんべいなどと、おにぎり・飲物を用意して過ごし
、拾骨が済むと、葬儀社の施設に戻ってから、最低三、六七五円~
六、三〇〇円もする料理を食べながら、さらに二時間ほどを掛けて
清めをしたと言うのです。

 いかがですか? 不思議でしょ? 火葬の九十分は何もせず待機
だけさせて、後からのお清めなら、火葬九十分を使って清めをすれ
ば集まった親戚も助かるはずだし、乾き物やおにぎりは不要となる
ので、時間も、費用も節約できます。

 それに本膳と呼ばれる清め料理は、平均でも四、二〇〇円+飲物
が平均一、〇〇〇円だとしても五、二〇〇円×人数です。 たっけ
ぇーと思うだけでなく、普通の人が五、〇〇〇円以上の食事をする
って、そうそうある事ではないと思えるし、みんなは食事をしに行
っている訳ではないはずです。

 確かに、東北地方では、すごく豪華な食事を用意する習慣がある
と聞いてはいますが、食事をする人達はちゃんと別に包みを用意し
ていくと聞きましたので、それならば、仕方ないかとも思えるので
すが、群馬辺りでは料理用の包みはありません。 ついでに言うと
、家族四人で行き返礼品はひとつでも、食事は四人でして、包みが
一万円・・・なんて話しも良く聞くのですが、葬家に余分な支出は
させない気遣いは必要でしょう。

 本音で言えば、食事なんて何でも良いんじゃないの?って言いた
いところですが、世間の目や今までの流れがあるので、何も無いと
いう訳にはいきません。 そこで、あんしんサポートでは、比較的
低料金でボリュームあるオリジナル本膳料理を用意しています。

斎場で火葬をしている九十分間を利用して、お清めを行なうので終
わりの時間もハッキリしているし、飲物は自治会運営等が多いので、
民間の半額以下となり好評です。

 葬儀を始めた当初は【清め法要の場所】【料理の価格】【斎場で
の対応】など全てが不思議で理解に苦しむことばかりだったのです。
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さすがに最近は葬儀社に戻っての清めは激減してきました。
当然の結果になっているだけのことです。

著書にも書いていますが、今でも料理が必要だと思いません。
ただ長丁場の葬儀なら腹も減るでしょうから、1.000円以内の弁当
でも充分だと思う。
火葬後まで待てるなら、拾骨後にファミレスでも行けば1.000円で
温かくて旨いものが食えるはずです。

・・・ってゆーか、拾骨は家族だけで良いと思うけどな・・・
一番多い仏式葬儀なら、一般は焼香すれば帰る。
親戚は初七日法要が終わって火葬炉に入ったら帰る。
家族は拾骨して帰る・・・ この流れが最善だと思う。
いつも拾骨の場に立ち会ってるからこそ、感じることです。

ここでも『葬儀は家族が家族との別れを受入れる為の時間』という
考え方からの発想です。

ついでに言うと、焼骨が熱くなかったら、家族は最後の別れとなる
のですから、出来れば箸でなく『手』で入れてあげて欲しい。
あんしんサポートの葬儀では、手で入れる家族が圧倒的多数です。
前橋斎場では、斎場担当者の人達も、あんしんサポートは手で拾骨
すると思っているでしょう。
箸で入れる根拠がない・・・この世から、あの世への橋渡し・・・
こんなゴロ合わせや作法などどうでも良いと思う。
大切なのは家族にとっての葬儀・・・だけなのです。
但し骨が生理的に駄目な人は箸で入れれば良いでしょう。

この先、何度も出てくるでしょうから書いておきます。
葬儀関連の業者さん無用的な話が随所に出てくるだろうと思う。
しかし余裕の無い家族の生活が守れる葬儀を考えると、費用を掛け
ずに、どれだけの葬儀ができるか・・・しかないのです。

当然あんしんサポートの葬儀費用は超と言えるほど抑えてあります。
家族目線の葬儀・・・とうたうなら、自分達だけは都合の良い設定
なんて無いのです。 また業者さんばかり値切る事もありません。

『家族を守れる葬儀』とは、我々を筆頭に全ての業者が利益を抑え
無理をさせない葬儀を組み立てる以外無いのです。 
当然宗教者も業者、それも高額業者で、その元締めが我々なのです。

例えば『料理』が典型です。
一人前の中に何十種類もの料理が入っています。
造る料理人はひとつひとつ、手間暇をかけ煮たり、焼いたり、揚げ
たりして造ってくれるのです。 







実は昨日の料理の中に人参の花型に切った物が入っているのを見た
のですが、花びら一枚一枚まで包丁が入っていました。
見ただけで、めんどくせぇー・・・と思えるものです。
そんな料理が何品でなく、十数種以上入って2.200円+税です。
原価と手間を考えると、合うのかな・・・と思えるほどです。

それでも家族の生活が守れる葬儀を優先すれば、余らないようにも
するし、少人数なら食わなくても良いと言い続けているのです。
良心的な業者さんに申し訳ない・・・と思うのが本音です。

料理屋さん、花屋さん、などは全て小さな事業者です。
仕入れをして、手間を掛け、さして利益はないのが現実でしょう。
だから、持ってきたその場で支払いをします。 
月末締めの何日払い、30日や45日も先の支払いでは自分だったら、
経営が成り立つだろうかと不安になるでしょう。
きっと業者さんも同じはず・・・だから買い掛けはしないのです。


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