家族葬パックの設定を169.000円と229.000円の二種類にしてから
ずっと気になっていたホームページをようやく変更しました。
実に面倒な作業だし、普段しないから、色々を忘れちゃう・・・
更に今回はパソコンを新しくしたから、借りてるサーバーへの転送
設定だとか、Windows10にしたせいか、ホームページビルダーが
たまに機嫌が悪くなって、なんの前触れもなく突然「終了~!」と
停止する・・・ 大きく深呼吸して全て作り直し、お陰でこまめに
保存する習慣が身に付きそうです。
一応修整が済み、左側サイドのリンクバナーをクリックしていくと
一冊目の著書『一銭も要らいないお葬式』が見られない。
調べてみるとサイトそのものが運営をやめたらしい・・・
色々探してみましたが書籍化するソフトはありそうですから、後で
余裕のある時にでも考えましょう。
そんな訳で印刷用のPDFにしてある『一銭も要らいないお葬式』を
何ページか読んでみると『故人を偲ぶ』が生まれたきっかけの葬儀
だとか、あんしんサポートの基本理念が僕の頭の中から生まれたと
いうより、実際の葬儀から培われたのだと改めて分かってくる。
考えてみれば、あんしんサポートを始めるまで葬儀の事など、関心
すら無かったのだから、知識もないし、慣習さえ知らない。
だから余分な概念を持たず、すんなり家族目線に成れたのも確かだ
と思いますが、ボヤ~と見える葬儀の疑問を鮮明な映像に調整して
くれたのは、葬儀をされた家族ひとり、ひとりの本音だと思う。
勿論、家族が本音を、語りたくなる人、、語れる人、、じゃないと
根本的にアウトですけど・・・
昨日搬送した家族が「代表の話しは何を聞いてもごもっとです」と
何気なく言ってましたが、家族から聞かされた本音が基になっての
理念や政策なのですから、利用者が納得して当然かもしれない。
言われてみれば、僕の中に『説得』という感覚はない。
利用する家族が『希望』したり『要望』だったり『願い』だとかが
基本理念となり、葬儀パック内容と料金に反映されているのです。
それも、かなり忠実に・・・です。
例えば『直葬パック』を分解してみましょう。
『お迎え搬送』
・2名の人件費・車両燃料・安定枕付搬送シート・顔当て布等
『納棺安置』
・白布棺一式・ドライアイス一式・線香具類一式・安置室48時間
『死亡届代行』
・コピー数枚・役所(斎場)への人件費・車両燃料
『火葬当日』
・霊柩車・人件費・白7寸骨壺・銀張箱・他封筒等諸経費
単純計算でも以上の経費が掛かります。
これに必要な利益を乗せて料金設定をするのが普通です。
でも、あんしんサポートの計算は違います。
いかに国保から支給される葬祭費5万円に近い料金設定をするか、
或いは葬祭費5万円でできる葬儀はないか・・・が基本です。
これだもん誰が考えたって好評で当然でしょ。
あとは、それで経営が成り立つか否かってことです。
正直なところ、損益分岐点の計算はあえてしません。
机上の計算はどうしても高くなりがちだからで、やってみて駄目だ
となったら「やってみたけど経営していけないから値上げするよ」
って会員さん達に伝える・・・これが基本的な姿勢です。
設立から3年後に5万円火葬支援パックが完成、ところが消費税が
8%になると便乗値上げと、当時は円安と原油価格暴騰で輸入品が
全て高騰し5万円存続不可能となり、89.000円まで値上げすると
伝えましたが「それは仕方ないよね」との反応でした。
その後、色々あって69.000円設定にした今、一番多く聞く言葉は、
「もう少し高くても良いから、無理せず続けて欲しい」なのです。
でも、この言葉は少し余裕のある人達の意見だと思っています。
69.000円だって大変な家族はいくらでもいるのです。
こうして書いてみると・・・
客観的に見たら「そりゃ好評だろうな」と僕でも思えます。
とりあえず今は食っていけてるようですから、NPO設立以前の立ち
上がった当初からずっと続けてきたこと・・・
『葬儀現場から学ぶ』『葬儀経験者の本音から学ぶ』を継続させる
ことなんだろうと・・・著書の一部を読んで思いました。
自分で書いた文章に教えられる・・・
文字にして残すは貯金のようなものかもしれません。
あとは文章力の問題ですが、前経営者時代よく店長に言われたのが
「オーナーは文字が降ってくるんでしょ?」
こんなんかな・・・
文字なんぞ降ってこなくていいから、自分の言葉で、自分の話し方で
自分の書き方で書くのが一番だと思う。
僕の著書を見れば分かるけど、文法めちゃくちゃ・・・
だけど、ちゃんと言いたい事は通じる。
達筆と呼ばれても読めない字を書く人より、小学生みたいな字だけど
誰でも読める字を書く俺のほうが上手いと思うんだけど。
執筆もこれと一緒・・・・ だと俺は思う。
誰もが終幕後の費用を心配することなく、自分の人生を精一杯楽しめる世の中にしたい
創業者の思いを後世に伝え、当時何を考えていたか嘘のつけない自分日誌でもあります