年が明けて初めて永代供養墓に行ってきました。
相変わらず、供えたばかりの花が一杯で飾りきれないほどです。
帰りの車中「いつも花があるけど誰が来てるのかね?」
との話しになりましたが、沢山入っているから分かりません。

分からないと言えば・・・
設立当初は施行も少なく、一軒一軒の葬儀全てを覚えてましたが
今では先週の葬儀すら、すぐに浮かんできません。

「いまも会員さん達は喜んでくれてるのかな・・・」

最近集金に立ち会う事が無いせいか、葬儀の最後に家族が見せる
表情が分からなくなっている為、集金する千明に聞きます。

すると、あんしんサポート設立直前まで勤務していた大手葬儀社
時代との違いを話し始めました。

かつて勤務した葬儀社では、支払いが終わった後に家族が見せる
独特の顔があって『不快そうな顔』『これからの生活不安の顔』
葬儀前と葬儀後では明らかに表情も態度も違うのだそうです。

「なら、うちはどんな感じなの?」

「いくつか決定的な違いがありますけど・・・」

「一番感じるのは会員さんとの距離が全く違います」

「ほぉ、どんな違いがあるの?」

「かつては『お客様』と『業者』がハッキリ分かれてホテルみた
いなサービス業って感じだったけど、うちは親戚みたいじゃない
ですか、会員さんに警戒心が無いですよね」

「へぇー そんな違いがあるんだ」

「湯かん後は、代表を見る目が一気に変わる人も珍しくないし、
先生って呼ばれたりするでしょ。 集金の時に家族で尊敬してる
って言う人もいますからね」

「あは・・それほどの人物じゃないけどね」

「あと支払いの時の顔が全く違いますね。 今まで一件も支払い
事故って無いでしょ。 笑顔で支払ってくれるし、時々「本当に
助かりました」って言われるし、以前なら絶対にない事です」

「そっかぁ・・・」

と返事はしても、正直なところ僕には良く分かりません。
一般葬儀社の葬儀、そのものを知らないのです。
当然、利用者と業者の関係も分かりません。

ただ話しの中で最近の葬儀が、すぐに思い出せないのは確かです。
それと、湯かんの話しが出ましたが、文字で書けばどんな葬儀社
だって『湯かんの儀』って書くわけで・・・そこに違いはない。

千明の話しを聞いていると、一番違うのは『距離感』って事だと
思いますが、それって・・その場の雰囲気とか空気って事です。

最初の本は特徴的な葬儀を何軒か書きましたが、言われてみると
本を読んでくれた人達が「泣いたり、笑ったりしながらサラッと
読んじゃった」と言ってたのを思い出します。








全ての葬儀とはいきませんが、少し特徴のある葬儀とか、珍しい
葬儀などは文章にして残しておくべきなのでしょうね。
後継者の人達に残すなら、その場面が映像として頭に浮かぶのが
最善なのは間違いないでしょう。
あとは文才の問題だろうなと思うけど・・・現状能力で勘弁して
貰うしかないでしょう。 いまさら学ぶ気もないし・・・

本当はどんな人を断ったかも書いておくべきだと思うけど・・・
書いたとしても、その部分はブログ掲載できないだろうなぁ。

でもさぁ、これってあんしんサポートだけの問題じゃないよね。
皆さんも成功、失敗含めて書くと良いんじゃない?

実は以前パチンコ屋さんに言った時、大奥の台があってその中に
川島なお美さんが出てたんですよ。 でも今は亡き人でしょ。
芸能人って映像が残ってるから、いつまでも忘れられずだね。
って言ったのを思い出したわけで・・・

僕は2冊執筆したでしょ・・・だから文字として残る。
それとNHKの動画もあるから、映像としても一応は残る。
自分の意志も伝えられるし、後世にも残せて一石二鳥です。
忘れないうちに葬儀を文字にして残すかなぁ・・・

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