ようやく前回の続きが書けそうな時間がとれます。
今回の話は、どう考えても1回で伝えられる事ではありません。
数回に及ぶ可能性大ですが、新年だし今年だけでなく、この先を
どうするか考えるには良い時期ですから、それなりにじっくりと
書いてみたいと思います。 

まずは可能な限り先の未来予測と時世の流れを推測し、その中で
自社の葬儀はどうあるべきかと、考えるのが自然でしょう。
それが前回の歴史に学ぶ、時代の先読みでした。

葬儀経営者の方々の話しを聞いたり、読んだりしていると、この
部分が欠如しているように感じられる方が多いです。
失礼な言い方ですが『根無し草』に近く、根底にあるのは単純に
葬儀は儲かりそうだからと、過去の慣例を引きずっているだけで
きっと僕も含め葬儀経営者の多くは変な人が多く、自我がやたら
強いのに、まともな自己主張もなく、言ってる事の多くは人から
聞いた情報を土台にしているだけ・・・だから根無し草のように
感じる訳で、それ誰の考え方? と聞きたくなるほど地に足が着
いてない人のほうが多い珍しい業界です。

ご自分の商売ですからどんな感覚で始めようと勝手です。
成功も、淘汰も、人に迷惑を掛けなければ勝手です。

でも迷っている経営者が多いように感じるのです。
大手の真似は設備や投資額の壁が高過ぎて真似できません。
そこで個人レベルで繁盛してそうな葬儀社の真似をすれば・・・
ってとこかなと感じますが、勿論、それでも良いと思います。

ただ表面的な部分、走り出しは真似できても、少し先に進んだ時
すぐに走るべき線路が無くなるはずです。

なら初めに線路を敷き続けられるよう自分を知り、自分の根底を
ハッキリ自覚した上で出発したほうが迷わず済みます。
結果、繁盛すれば自信に繋がるでしょうし、淘汰される状況だと
しても自分なりに納得できるでしょう。

始めに書いておきますが、今繁盛してたとしても、それがずっと
続く保証はありませんし、殆どの場合長くは続きません。
また時代の流れで一気に逆転もあります。
少し前に事業を設立から25年間、そこそこ繁盛しながら続けら
れたら、自画自賛しましょう・・・
と書きましたが、それほど難しいものです。
この部分も様々な企業を見れば分かる通りです。

このまま次の話しに移っても良いのですが、言いたい事を本当に
理解して貰えるよう、いつも『例えば・・・』を書いています。

例えば、僕が学生の頃は・・・
『就職する場所が無かったら市役所でも行っておけば』と言って
ましたが、今では人気ナンバーワンが行政勤務です。

頭脳明晰な人達はこぞって証券会社に行きましたが、その多くは
倒産、当時は小さな企業で誰でも入れた『ベイシア(当時いせや)
でしたが今ではスーパー部門ではイオンから始まり、全国5位の
大企業へと躍進しました』

これで分かるように読める流れと、読めない流れがあります。
その代表格なら『東日本大震災』です。
読めていれば、あれほど多くの犠牲者を出さずに済みました。
また各事業にも甚大なる影響を与えています。
この部分はしっかり頭に叩き込んでおきましょう。

本題の話しに入る前に書いておきます。
僕は葬儀支援とうたっていますが、商売で儲けたい人は無理せず
商売として葬儀を行えば良いのです。 なぜか・・・
家族目線、真心、残る家族の、などどんな葬儀社でも使っており
消費者は各葬儀社の本音は見えません。

問題なのは何を詠うかで無く、利用者が何を感じるかです。
『葬儀をした家族が、次もお願いしたいと思うか否か』
全てこの部分に掛かっているからです。

・・・って書くと、まずは葬儀を依頼されなきゃ始まらないから
依頼してくれるような広告宣伝しなきゃですよね?
なんて言う人は多いですが、この感覚、僕は間違いだと思います。

たいした葬儀内容でもなく、さほど安くもないのに、集客したい
と思うから、誇大広告や嘘の宣伝をする結果になってしまう。
やっと施行した葬儀で好評は得られず、紹介もなく、評判も良く
ならないまま・・・広告宣伝費を考えるとマイナスでしかない。
現実はこんなとこじゃないかなぁ・・・

この時点でも『明確な目標がない』から、こうなるんだと思う。
》集客が最優先なら、集客できる内容・料金を徹底する
》利益が最優先なら、儲かる内容。料金を作り出す

その結果、繁盛するか閑古鳥がなくかは、自分でした事ですから
当然・・・自己責任ですが、全てが曖昧なままよりずっと良い。
集客と利益単価は往々にして反比例するものです。
その辺りの絶妙なバランスをとれる人が商才ある人達です。

んとですね・・・
料理に使う『塩』『砂糖』『胡椒』『醤油』等で、誰もが旨いと
言うほど絶妙な味付けのできる人は、料理人の中でも名人と呼ば
れますが、同じ調味料と材料でも不味い物しか作れない人なら、
どんなに料理好きでも料理人に向いていません。

また舌の感覚が鈍感な人も料理人に向いてない・・・こんな事は
誰でも分かるのに、料理人を選択する事が間違いです。
あなたは葬儀の仕事が適職ですか?・・・ってことです。

僕は誰でも旨いと思う絶妙な味付けをする自信がありません。
そこで『どんな味付けが好き?』と聞くことから始めました。

やっぱ思った通り、まだ本題にすら入れていません。

書いててフッと思ったのですが、僕のブログは本屋さん実用書の
棚に並んでいる本のような内容みたいですね。
文才が無いので、その点は劣りますが、下手な本より内容的には
あるかもなぁ・・・なんて自画自賛してみました。 だはっ

始めの段階で書いておきますが、いくら書いても何の得もないし
考えようによっては、同じ地域の葬儀社に手の内を明かしている
ようなものですから不利になるのに何故!? と不思議に思われ
る方もいらっしゃるでしょうし、現実もその通りでしょう。

それでもあえて書き続けているのは、2つの理由からです。

第一は、あんしんサポートのような葬儀支援を求めている方が、
全国全県に多数おられるのはNHKの放送依頼、いまも他県から
問い合わせを頂くのですから明らかです。

あんしんサポートのような葬儀とは、何を求められるかを考ると
葬儀の実際を知らない人達ですから『第一は料金でしょう』
次はブログを読まれてる方も多く『考え方と温もり』のようです。
その中には余裕の無い現実を本音で言える人・・・ってのもある。

家族の財布事情を最優先し、低料金で、温かく送れたと思える。
個人レベルの葬儀社でなければできない葬儀です。
全国全県に一社で良いから誕生して欲しいと思うのが第一です。

第二は、僕のあとを受け継ぐ人達へのメッセージです。
新年の葬儀の中で5年間で4回目の葬儀をした家族があります。
搬送時点で一般葬儀を考えていると言われましたが、言った人と
支払いをする人が違うであろう事、また3回葬儀をしている僕で
さえ故人と会った事が無いことから、会葬者数は少数と判断して
あんしん館での家族葬を強く勧めました。

結果、家族葬の新聞掲載したにも係わらず、あんしん館で充分に
間に合う会葬者数でしたし、支払いに来てくれた人の話しでは、
葬儀費用は香典で賄え、家族葬を勧めてくれて助かりましたとの
話しだったと集金した千明から聞かされました。

利益を優先すれば一般葬のほうが間違いなく多いです。
でも残る家族の生活を守るほうが、葬儀内容より優先します。
なぜそうするのか、そうし続けるのかを受け継ぐ人達が自分達で
考え、創始者の意志であり遺志をも受け継いで欲しいからです。

  うちの葬儀ってなんだろう・・・

  改めて考えたこと無かったなぁ

  しっかり考えてみるかな






さて、次回ですが・・・
他人のことは分かりませんから、あんしんサポート武井の考える
『葬儀とはなんぞや』を書き出します。
皆さんも書き出した部分について、俺は、私ならと考えてみたら
いかがでしょう。


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