あんしんサポート設立以来初めて2日間のんびりしました。
3日早朝は搬送依頼が入りましたが、僕も千明も家族とゆっくり
正月を過ごさせて貰えました。
思い起こせば、この9年間あまりのんびりした事が無いせいか、
変に時間があると何して良いか分かりません。
それでも家族みんなが揃って何時間も食卓を囲んだり、買い物に
行ったりして、中々の正月だったと思います。
おせちは、ちと量が多過ぎました
今年の大晦日から少し量を減らして良いですね。
新年の目標を立てる人も多いでしょうが、少し先を見て、時代の
流れと、自分達の思い、都合、事情を考慮した目標を立てるべき
だと思いますし、普通の人なら異論はないでしょう。
1『目標を立てる上で考慮する項目』
2『これから、どんな時代になるか多角的に客観的に読む』
3『その中で仕事に連動する問題点、課題点を探し掘り起こす』
4『過去の歴史と照らし合わせ、時代、感情などの流れを学ぶ』
5『得られた答えを実現化する為に必要な方法を考える』
6『あとは実現に向けひた走るだけです』
ひとつ、ひとつ、項目毎に書き出したらきりがありません。
この部分は書き始めたら、執筆本の一章くらい余裕で書ける内容
ですから題目だけ書き出しました。
今回は4だけを抜粋と、少し書きますから、あとは皆さん個々で
考えてみると良いでしょう。
どんな答えが出るか、或いは答えまで辿り着けないかもしれませ
んが、少なくとも今立っている場所から前進するはずです。
4『過去の歴史と照らし合わせ、時代、感情などの流れを学ぶ』
最も先行し、誰でも分かる小売業界の歴史を見てみましょう。
武士の時代までさかのぼる必要はありません。
》我々が子供の頃は、魚屋、八百屋、肉屋、菓子屋、豆腐屋等、
小売店が当たり前でした。
》その後、食料品は全て扱うスーパーが出現し、わずか2円だけ
値下げして販売する98円商法も相まってか、一気に売上げを
伸ばすと、個人の小売業は見る見る衰退しました。
》スーパーはより低料金販売と大規模化、一方何でも揃う高級品
販売店として百貨店が台頭、高度経済成長の時代背景も後押し
する形で二極分化が進みます。
》と同時に安くはありませんが、近くにあり、全国何処でも同じ
品質と品揃えのコンビニが24時間営業をきっかけに伸びます
》建物の中に街があるほどの、大型ショッピングモールの時代と
なり安売りのスーパーも単独店での集客が容易ではない状況で
すが、高級品感覚の百貨店も相次いで閉店する時代です。
いかがですか? 言われてみればそうだよね。 と思う内容だと
思いますが、小売からスーパー、スーパーからモールと変化した
理由を、自分の感覚、周囲の感覚で考えるのが大切です。
自分と周囲が同じ感覚なら、極々一般的な考え方のできる人なの
ですから、それをご自分の仕事(業界)に置き換えてみましょう。
ちなみに葬儀は自宅で行うのが普通の時代から、葬儀社の式場や
公営斎場の葬儀が主流になり、葬儀規模は小さくなっています。
この歴史から何を学び、自分の仕事はどんな未来予想図を描く?
ただ葬儀と小売業は違うだろうと言われそうですが、個人専門店、
スーパー、百貨店、コンビニ、モール、それぞれが独自のコンセ
プトがあります。 分かり易く言えば、当初の個人専門店以外は
独自の主義主張を明確にしてきたって感じでしょうか。
但し、時代により消費者の求めるものが違ってくると、消費者の
要求に応える・・或いは先取りする形の販売方法を生み出すと、
超繁盛店だったものが衰退の一途を辿る・・・という図式です。
大型モールの次に来るものが予測できれば、先見の明ありですが
大型ショッピングモールを初めて見たのは、今から30年近くも
前なのです。 当時は仕事も含め頻繁に行ってたアメリカです。
但しこれから先、日本の予測をする為には残念ながら世界に例の
無い部分を加味しなければなりません。
それが『超高齢化社会』という世界で例の無い問題です。
少子化、超高齢化、年金減少、独居者急増、そして世界一長寿国
どう考えても学べる先進国はありません。
ただ葬儀に関しては、もうひとつの大きな課題があります。
それが『葬儀とはなんぞや』であり、葬儀をどう捉えるかであり
各葬儀社は『己が葬儀社のあるべき姿』の基準となるでしょう。
次回『葬儀社毎の葬儀とはなんぞや』です。
誰もが終幕後の費用を心配することなく、自分の人生を精一杯楽しめる世の中にしたい
創業者の思いを後世に伝え、当時何を考えていたか嘘のつけない自分日誌でもあります