12月29日、午前8時15分、自宅を出ると風は無いが寒い、
今年最後の血液と尿検査で病院に向うがハンドルが冷たい。
体重が少し増えたからか血糖値は少し上がったが、年末はさして
忙しくもなく身体が疲れてないからか、肝機能数値は若干改善の
数値ですが、総体的に見ればいつもと大差ないでしょう。

午前10時事務所に出勤、これから年末までに入ってくる葬儀の
依頼は全て来年3日以降となるのが確定しています。

我々よりも家族が大変ですから、何とか三が日まで頑張ってくれ
ることを願うしかありません。
今年一番の寒さ!? と思うほど寒かったのが気になります。

来年は酉年ですね。
今朝病院の待合で呼ばれるまで時間があるから、『と』『り』で
一句作ってみました。
でも五七五の俳句は難しいから、五七五七七の短歌です。
それと短歌なら季語は無くても問題ないだろうと思います

『と』
とも白髪、言葉の意味の、重たさに、 

ようやく気付く、年になりけり






僕が覚えている幼き日は5才頃からだと思います。
僕が生まれた家は母屋、中庭、火と井戸だけの家(風呂場、釜戸、
井戸、洗濯場だけがある家)と裏庭があり結構大きな家でした。

ある晩、お婆ちゃんと一緒にお風呂に入っていると、風呂の横に
現れたのは、女の子と手を繋ぎ、背中に赤ちゃんを背負っている
小母さんでした。 翌日の事、僕よりお姉ちゃんの、その女の子
と遊んでいると、小母さんが廊下を雑巾がけしています。

「ねぇ おねえちゃんあの小母さん誰?」

「何言ってるの、お母さんだよ。 私がお姉ちゃんと妹だよ」

「お母さん!? お姉ちゃん? 妹?」

お母さんや姉妹の存在を初めて知った日でした。
それから稼業倒産までの10年間、両親、祖父母、上下に姉妹が
いるのが当然だと思っていましたが、今生きているのは僕と妹の
2人だけになりました。
居て当たり前だと思っていた人達でしたが・・・当たり前でない
のだと46才で逝った姉の死で知りました。

22才で結婚して40年の月日が経ち、付き合い始めてからは、
46年の付き合いとなる奥さんだけに、家に帰ればいつもいる人
のように思えますが、この仕事をしていると生き別れも、死に別
れもせず、夫婦が揃って老いる難しいさを教えられます。

どちらが先か分かりませんが、いつかその日は必ずきます。
少しでも長く夫婦揃って年老いていく事ですが、できればお互い
元気なうちに、長年連れ添ってくれた感謝として旅行くらいは、
連れていってあげたいですね。 できれば海外が良いです。
金婚式の年に結婚式を挙げたグァムの教会に行きましたが、年を
重ねた今・・・改めて結婚式の時を思い出すのも良いですね。

何となくいつも心にあることですが、こうして文字にしてみると
心の中にある思いが、より強く感じられますす。
「今年も一年ありがとう。 来年も宜しくお願いします」
直接いうのは照れ臭いから、文字にして残しておきます。

『り』
料理する、年に一度の、大晦日、
元旦の日は、家族が揃う








大晦日の夜には新年を跨いで、毎年している恒例行事があって、
写真もアップするので見た方もいらっしゃるでしょう。
そう『武井特製おせち作り』です。

うちは人数の変化はありませんが、千明家はおせちを食べる人が
毎年増え続けています。 そのせいもあって昨年は一軒のおせち
だけで重箱や容器9つとなりました。 
武井家に関して言えば結婚してから40年作り続けているので、
うちの子供達は当たり前になっています。

この仕事を始めてからは、一度だけ元旦を休んだ事があるだけで、
基本的に年中無休ですし、夜中に呼ばれたり、明け方に呼ばれる
など、家族とゆっくり過ごす事が中々できません。
家族より千明と一緒のほうが遥かに多い現実です。
もっとも、それは千明にも同じことが言えるわけです。

そこで4年前から、2軒分のおせち作りを始めました。
今では毎年元旦になると、前橋から1時間半の距離にある千明の
実家からお母さんと弟夫婦達が来て新たな年を、おせちを囲んで
祝うのが習慣になりました。

仕事が入ると合間をぬって、元旦の駅伝応援に行ったり、温泉に
連れて行ったり、買い物したりするのが恒例となったようです。

せめて元旦の朝くらいは、家族全員が集まって「おめでとう」の
挨拶と、おせちを囲んで、雑煮を食べて笑って過ごしたいと思う
のは、僕も千明も一緒です。

僕が作るおせちの特徴のひとつが刺身です。
刺身も重箱に盛り付けますが、マグロの刺身は厚さ1.5cm~と
箸で持っても『へ』の字に曲がる程度の厚さです。
他にも色々詰め合わせますが、千明が母親にできる親孝行の1つ
ですから、続けられるだけ続けてあげたいと思います。

今日は頼んであるマグロの大きなブロックを2つ買いにいきます。
それ以外は明日、明後日と買い出しに行って、大晦日の夜に作り
始めますが、仕事も絡んだりして、出来上がりは新年になる事も
あります。 今年も元旦の朝までには作ります。



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