平成22年10月、初めてのオークション、403.000円で落札した
のが初めて購入した霊柩車でした(172.000km走っていました)
ハッチバックが斜めでなく、真っ直ぐに改造され特大棺でも入る
ようになっているし、この形は結構気に入ってました。
当時は霊柩車の事が良く分らず、買えばすぐに事業用として乗れ
ると思っていましたが、実際は違いました。
一般貨物自動車運送事業(運送屋さんです)の許可証が必要だし
それには横浜まで行き合格率60%の試験を受けて、更に申請登録
完了までに1ヶ月半ほど掛かり、事業用ナンバーで乗れたのは、
購入から4か月半後だったのです。
霊柩車だけがあってもストレッチャーが無ければ搬送できません。
結局は100万円ほど掛かったのを覚えています。
当時の我々にとって100万円の出費は大変で、千明の貯金を借り
支払いを済ませ、後日千明には返済するような状態でした。
当時の僕は中古車に乗った経験もなく、車に限らず何でも新品を
買うのが当り前だと思っていましたから、葬儀用品でも、何でも
新品を探していましたし、中古の霊柩車だと霊が憑りついている
かもしれない・・・なんて思っていたくらいです。
ところが、そこで千明の発言がありました。
「新車って初めての人だけで、一度でも霊柩車として使えば2度
目以降の家族には中古車ですよね!?」
これを聞き『なるほどぉ、、そりゃそうだ!』と思ったのです。
そこから格安霊柩車探しが始まるのですが、当時は今ほど中古の
霊柩車がオークションに登場することもなく、滅多にお目に掛か
れない時代でしたから、入札者も結構な人数で競ったものです。
あれから6年が経ち、霊柩車、寝台車と購入、ストレッチャーは
寝台車搭載1台、棺専用1台、あんしん館納棺安置用2台と合計
4台にまでなりました。
初めて購入した霊柩車のバンパー角の塗装面が蜘蛛の巣のように
白くひびに割れた柄のようになった為、買い替えたものです。
最近の傾向として霊柩車がコンパクトになりつつあります。
以前なら良く見たキンキラの宮型(神輿を乗せたような霊柩車)
霊柩車は見る機会が減りましたし、一時良く見たリムジン霊柩も
以前より見なくなりました。
一方間違いなく増えているのがワンボックスタイプの寝台車兼用
霊柩車で、相変わらず多いのはクラウンステーションワゴンかな
今回購入したのはフォードでしたが、2000ccと排気量も小さいし
車高はクラウンより低いけど、特大棺も普通に入るのが良い・・
いつもお願いするガラスコーティテングが混雑しているようで、
年明けになりますが、今より綺麗になります。
排気音も静かだし、社内の作りも中々ですが、ウインカーを出す
スイッチがハンドルの左側なので、右側のワイパーを動かすのが
たまにきずです。
そうそう、設立から現時点まで一貫していることがあります。
この仕事は一寸先が闇だということです。
設立初年度は全て一般葬儀とはいえ、たった3件でしたからそれ
こそ『依頼は忘れた頃にやってくる』感覚でした。
僕の経験と経営者感覚では、これほど読めない事業は無い・・・
だから借金はしない・・・ 借金をすべき事業ではない・・・
借金して設備投資でもしたら、間違いなく自分の首を絞める・・・
それ以上に問題・・・いや、大問題に思えたのは・・・
葬儀の度に利益を追求せざるを得ない状況に陥るだろう・・・
その結果は明白、何処にでもある葬儀屋にしかならない。
だから借金をすべきではないとの判断は、今もって継続中です。
葬儀で企業を作るなら話しは別です。
何処かで一か八かの勝負をしなければならないでしょう。
でも我々が目指すのは、利用者に感謝され、嫌な依頼は受けず、
日本一の低料金で高品質の葬儀作りを目指し、生き甲斐を感じて
食っていければ・・・それで良い・・・だったのです。
初めての葬儀で得た利益で購入したのは、黒塗りの経机1つです
仕入れ価格5.000円でした。
仕事をして、普通に食って利益が残ったら、それは利用者が便利
になったり、喜んでくれる事に投資をする。
その姿勢を貫いて今があるのです。
超低料金の葬儀が実現しているのです。
そして依頼や会員が増え続けているのです。
この姿勢はこれからも貫いていきたいと考えています。
今年はミゼットⅡ、霊柩車を購入しました。
まだ余裕があるようなら3年経過したパソコンを購入予定です。
僕はメーカーパソコンは使っていません。
BTO(各パーツを指定して組み立てて貰う・イージーオーダー)
ですから、結構なスペックのPCを使っています。
写真で分るようにPCケースは縦横50cmある大きさです。
横に立ってるのが一般的なメーカーPCです。
その右は1テラバイトの外付けハードです。
PCの後ろに映っているのはA1サイズのプリンターです。
今回購入予定の各パーツは・・・
OS Windows 10 Pro 64ビット 正規版
ケース クーラーマスター CM690 III
電源ユニット ANTEC NeoECO Classic NE650C 650W
マザーボード ASUS H170-PRO
CPU Core i5-6500
CPUクーラー CoolerMaster Hyper TX3 EVO
メモリ Crucial DDR4-2133 32GB (16GBx2枚)
HDD HDD 2TB(2000GB) SATA3 6Gbps
SSD ADATA Premier SP550 240GB
光学式D DVDスーパーマルチ GH24NSD1 BL
グラフィック GeForce GT710 1GB
カードリーダー内蔵型カードリーダー USB3.0+USBカード
無線ラン ELECOM WDC-433DU2HBK
多分、、これだけのスペックでも15万円ほどで買えます。
同じ程度のメーカーパソコンなら20万円以上はすると思う。
利用者を増やすなら、広告宣伝より先にすることがある。
『寝台車』と『安置所』これだけは絶対に必要です。
ついでに言うと、時々ネットの中で式場や安置所を自己所有して
ないから、管理費用が掛らず低料金での施行が可能になる・・・
みたいな事が書いてあるのを見る度に笑っちゃいます。
式場が無ければ、公営なり、民間の式場を借りることになる。
すると最低でも3万円~5万円は掛るが、葬儀社が負担をして、
それでも低料金ならその通りだろうが、家族が払うなら安くない。
また安置施設がなく、自宅に連れて帰れない家族はどうする?
民間の安置所を借りれば、ちっとも安くは無いどころか高い。
似たような表現でNPOだから安くできる・・・なんて意味不明
というか完全なる嘘を堂々と書いてあることもある。
NPOだから安くなる事などひとつもないと明言する。
NPO代表理事が言うのだから間違いない。
NPOは助成金があって、だから安くなる・・・と思わせたい?
のだろうが、嘘は駄目だろ・・・嘘は・・・
この部分をあえて取りあげたのは理由があるからです。
事業や商売をしていれば、他社のほうが先行してたり、自分の所
には無い設備があったり、豪華だったり、勝てない要素はいくら
でもあるでしょう。
でも、それを隠したり、偽る為に嘘をついては駄目です。
本来持つべき向上心でなく、見え透いた嘘を塗り重ねる事になり
間違いなく、利用者が自分の首を絞めることになります。
あんしんサポートは式場も、安置室も、散骨場も、永代供養墓も
寝台車も、霊柩車も全て持ってますが、誰もが認める低料金です
何も持たないから安いとうたう葬儀社は、うちより安いですか?
うちより豪華な内容ですか?
利用者は自分のホームページだけ見てくれるのではありません。
県内外、それこそ、あんしんサポートのホームページだって見る
のですから、井の中の蛙感覚が通用するはずがありません。
今は無いけど、できるだけ早く持てるよう頑張ります!
こんな考え方のほうが遥かに望ましいし、利用者も納得し易い。
今は○○はありませんが、その分△△させて頂きます。
そして利用した家族が、言った通りだったと思えば、紹介だって
してくれるようになるのでは・・・
誰もが終幕後の費用を心配することなく、自分の人生を精一杯楽しめる世の中にしたい
創業者の思いを後世に伝え、当時何を考えていたか嘘のつけない自分日誌でもあります