昨夜搬送で前橋まで戻る途中、何気なく今月の入会者数もいつも
通りかと確認すると、当り前のような言い方で、まだ10件程度
だと聞かされる。 余りに普通の言い方なので、それ以上突っ込
みもせず「そうなんだぁ」で話しは終わった。

10件だとすれば、いつもの月の半数以下・・・
いよいよ、あんしんサポートも終わりに近づいたか?と思ったり
うちの入会10件は少ないけど、普通の葬儀社はどうなんだろ?
普通かな・・・ もしかしたら多いのかなぁ・・
とも考えたが、すぐに別の話題になってしまった。

安置も済み、必要な手続きも済んで帰る直前、千明から「明日は
少し早めに来てください」と打診された。
搬送した家族が死亡届書の記入に来館するからだと思った。

今朝は言われた通り、少し早目の午前9時30分に出勤すると、
10時に来館予定の家族は到着して駐車場で待っていました。
先に出勤していた千明に家族が到着している旨を伝えると、安置
室に案内、末期の水をとり、線香を供えると死亡診断書の記入を
して貰う。 死亡届出書の記入が済み、葬儀や人の死後に起こる
手続きの話しをしていると、3名ほどの女性が入って来られた。

千明は心得ていたようで、事前相談と入会の手続きを進めている。
さして時間差もなく老夫婦、続いて女性が2人、たて続けに入っ
てきたのを見て、家族はもう一度線香を供えて帰られました。

そこから2時間は、葬儀相談所・・・
最後の方が帰ったのは午後1時過ぎでした。
入会者の整理をし、午後3時過ぎ昼食を食べながら聞きます。
「今日来た人達は全部予約の人?」
「そうですよ、今月は我々の外出時間が多くて事前相談の時間が
とれないから、今日まとめて来て貰ったけど、今日は都合がつか
ないから、後で電話してから来る人もまだ数人います」

なるほどねぇ・・・
いつもの半数以下だったのは、我々の都合だったわけね・・・
だから千明は慌てる事もなく、不思議に思うこともなく、平然と
してた理由が分りました。

今日来館し、入会された方々全員が紹介です。
中には会員さんが引率して来た人達もいたようです。

更に本日、入会したいと電話をくれた人に千明の話しは・・・

「明日は葬儀でいませんから、明後日以降、午前10時以降での
ご都合の良い日はありますか?」
「明後日の午前10時ですね分りました。 もし葬儀が入ったら
日時を変更して頂く時は、こちらから電話させて頂きます」

改めて聞いてると思う・・・ うちは来館が前提だけど、普通の
葬儀社は出向くのかなぁ・・・ そう言えば、今日入会した方の
中に3度目でようやく入会できたと言ってた人がいました。

2度ほど来館されたようですが、2回とも戸が閉まってたそうで
今回は予約してから来館されたようです。

毎月の施行数より、毎月の入会数のほうが多いのが普通です。
日々、月々、年々、会員数は増え続けています。
本日入会の方々は、半数が家族、半数は自分の葬儀でした。
その多くは『直葬』と『ぱっく60』です。
うちだからでしょうが、一般葬など一人もいませんでした。

全員の共通項として『お金がない』『葬儀後の生活が大事』など
葬儀の打合せより、葬儀後を見据えた本音トークが主です。
それと、数人で送ると考えている人も多いです。

お金についても、残る家族の生活についても、見栄を張らなくて
本音で相談できる・・・これが、葬儀を前にした家族にとって、
あんしんサポートまで足を運ぶ価値がある部分かもしれません。

さらにもうひとつ、多分うちほど明るい葬儀相談はないのでは?
と思うほど殆どの家族が明るく相談して帰ります。
まぁ、この部分に関しては多分に僕のキャラもあるでしょうけど
明るく、笑って話しができるから、お金が無いこともすんなりと
言えるんじゃないかと思います。

「ホッとしました」と笑顔で帰る人が多いのは、費用面の不安を
抱えていた人達が、本音を言えて、それでも対応して貰えるのが
分った安心感・・・なのかもしれません。


明日が11月最後の葬儀ですが、前橋から車で1時間以上掛る

他市での火葬です。 設立当初は県内全域の火葬場に行きまし

たが前橋の利用者増加に伴い、他市の依頼を減らしてきました。

しかし最近また他市からの依頼が増えている気がします。


あとは我々の体力と気力との天秤・・・・ですかね。


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