11月10日が過ぎ、本日は小雨ですが、この数日は冬の陽気に
なった前橋、改めてカレンダーを見ると、あと一カ月半で今年も
終わりなんだと実感します。
毎年の事ですが、いつお迎えが来ても不思議でない家族を抱えて
いる方にとって、年末年始はドキドキもんの期間だと思います。
そこで年末年始の葬儀社、火葬場の状況や、万が一に備えてして
おくべきこと、知っておくべきことを記しておきます。
■は年末年始に関係なく必要な知識です
》公営斎場(火葬場)の休日について
・今年は31日が友引で休場です。
・前橋は1日、2日が休業(地域により3日まで休場あり)
・3連休となる為、年末年始は混雑が予想されます
・但し、多分来年も午後4時まで火葬時間を延長すると思う
(と言っても3名の火葬が増えるだけです)
・28日逝去でも年内間に合うかどうか・・・でしょう。
・上記は利用する火葬場の規模、政策等により異なりますから、
我が家で利用する火葬場情報を事前に入手しておきましょう。
■死亡診断書記載の死亡時刻から24時間以内の火葬できません
》安置を考える
・28日逝去で年内火葬できない場合、最短でも7日間は安置と
なりますから、自宅安置では頭部の腐敗に要注意です。
(顏が黒ずんで、異臭を放ちます)
・自宅安置は部屋が温かい為、葬儀施設等と比べるとドライアイ
スの使用量は格段に増えます(1回が数千円~1.5万円)
仮に1万円だとしても7日間で6回追加すれば6万円です
・出来れば施設で寒いくらいの部屋で安置か、冷蔵庫安置ですが
冷蔵庫の場合、途中で会えない事のほうが多いでしょう。
(冷蔵庫は1日数千円~1万円)
■ドライアイスの当て方は腹部、胸部、頸動脈の順で大切です。
また部屋の安置で頭部の横に置いても意味はありません。
※以下は、あんしんサポートでの例です
日数が掛るのは分っていますから、身体の主要部分は一旦凍結
させ腐敗の進行を完全停止、湯かん等に合わせドライアイスを
外して解凍、問題は頭部の腐敗ですが、うちは安定枕付シート
ですから凹んだ部分に、タオルで包んだドライを置き頭を乗せ
早い段階で死化粧をしておく事で、顔が黒ずんでも分らないで
済む方法をとるでしょう。 当然部屋は一切暖房無しにします。
家族は部屋と暖房の効いた待合を行ったりきたりですね。
》逝去と死亡診断
・入院しているなら死亡診断はして貰えるから安心です。
・施設入所の場合「もしもの時は」と施設に確認しておくべき。
・自宅療養の場合、年末年始の夜間早朝でも死亡診断してくれる
医師の確保が凄く大事です。 個人医に電話しても来てくれま
せんし、総合病院で自宅に来る事はまずありません。
・掛かりつけの医師に、自宅で逝去した場合の死亡診断について
訊ね、往診してくれる医師を紹介して貰いましょう。
駄目なら訪問介護、訪問看護の人達が詳しいですから、事前に
確認して最善の方法を決めておきましょう。
■自宅で逝去した場合、死亡診断してくれる医師が無い場合には
警察が介入、もし遺体を警察に連れていかれたら帰りは素っ裸
ですから、できるだけ警察のお世話に成らずに済むよう事前に
対処しておきましょう。(死亡診断書は検案書と名を替えるだ
けでなく医師によっては10万円なんて事もあるので注意)
》利用予定の葬儀社には事前連絡をしておく
・もしかしたら年末年始に亡くなるかもしれないと、事前に連絡
しておき、出来ればその際の流れも決めておきましょう。
葬儀社側でも、万が一の予測をしてあれば対処は楽です。
・普通の葬儀社なら24時間、365日葬儀依頼を受け付けてる
はずですが、現実には元旦逝去などの場合、大手葬儀社は動か
ない事があるようです。 総合病院の逝去で病院から言われた
のは聞いた事の無い葬儀社だったと利用者から聞かされた事も
あるので、事前確認しておいたほうが無難です。
この先はあくまでも、僕の個人的な見解です。
》一般の人なら年末年始の葬儀は本当の家族葬で良い
・正月は家族で出掛ける予定があったりするものです。
それは親戚でも一緒ですから迷惑なのが本音、家族だけの葬儀
でも充分通用する時だと思います。
》家族の中には旅行に行く人もいるでしょう。
出掛ける前に打合せをしておき、その時は葬儀を済ませておく
とか、途中で帰ってくると決まっていればお互いに楽です。
》高額でなければ安置は施設を利用するほうが良い
自宅に遺体があると、家族は熟睡できないものです。
また人が訪れる為、看病疲れの家族は疲れ切ってしまいます。
ご遺体の傷みも含め、年末年始の葬儀は長丁場になりますから
出来るだけ家族の健康を最重視した流れにすべきでしょう。
》逝去から火葬まで日数がある場合、最も火葬時間が抑えられる
のは朝一火葬です。 まずは火葬だけを済ませておき、その後
家族が納得できる方法で、葬儀でも何でもすると良いでしょう。
時期が時期ですから何か言われずに済みます
》ついでに言うと、親戚の立場にある人達は余り口出しをせずに
普段以上に家族の意思に沿った葬儀をすべきです。
今回書いた内容は最低限必要な事柄だけです。
今でも掲載が遅いくらてずが、年末直前に書いても対策や対応が
出来ないですからね。 出来れば11月のうちに進めてください。
誰もが終幕後の費用を心配することなく、自分の人生を精一杯楽しめる世の中にしたい
創業者の思いを後世に伝え、当時何を考えていたか嘘のつけない自分日誌でもあります