9年目にもなると、2度目、3度目と葬儀依頼する家族がいたり
何度か顔を合わせているせいか、家族も本音でものを言える為か
本当に葬儀の相談なの!? と思えるほど明るい事も多い。

今ご安置されている家族の所に、花束を持って弔問に来た人って
何処かで見たことがあるような・・・と思った瞬間、向こうから
「その節はありがとうございました」と笑顔で挨拶されました。
以前うちでお母さんの葬儀をされた方だと千明に言われました。

最近では、このパターンが増えて以前に葬儀をされた家族から、
我が家の時は・・・って感じで葬儀内容やら、料金やら、我々の
人間性についても聞かされるのでしょう。

・お金ないし
・後の生活もあるし
・今まで看病や施設でやれるだけの事はしたから葬儀は・・・
・お二人の人間性も分っているから言われた通りにします
・葬儀内容は自分達より代表に決めて貰ったほうが間違いない

等々、の話題が早い段階で家族から出てくるようになりました。
本音で相談したほうが良いよ・・・との助言があるようです。

すると費用面だけでも心配の種が減るのでしょうか、家族の顔が
明るくなるし、声も明るくなります。
やっぱ、料金問題は家族にとって大きい部分なのでしょう。

葬儀が済むと当日か翌日には料金の支払い・・・
それも家族が来館して支払いするのが普通で、我々が自宅に行き
集金するのは、葬儀当日に後飾り祭壇を設置に行った場合に限り
というほどありません。

それでも家族は葬儀中と変わることなく笑顔で納骨、49日法要、
位牌、新盆、そして再入会、更に世間話までずっと笑顔で感謝の
言葉を何度も添えながら対応してくれます。

そして・・・
あんしんサポートの2人には特効薬というか、超強精剤というか
麻薬のような言葉を、それなりの仕草で言うのです。

『武井さん達と知り合えて本当に良かったです』
『あんなに色んな気遣いしてくれる葬儀社なんて無いし、相談に
来てからは、ずっと安心していられました』
『それで、この料金でしょ・・・申し訳なくて・・・』
と言いながら涙なんかこぼしちゃうのです・・・

そして、そして最後に・・・
『もう少し料金あげて頂いて結構ですから、とにかく身体だけは
壊さないように、いつまでも元気で頑張ってください』

そして、そして、そして留めの一撃!
『私達の時もお願いするのですから・・・』

と言いつつ、リポビタンを筆頭に、菓子折など持って来られる。

腹の中では・・・
『おぃおぃ、リポビタン飲んでもっと頑張れってか!?』
『菓子好きだけど、、俺、血糖値たけぇし・・・』

うちの会員さん達は、皆さん心得ていて、我々を最後の最後まで
しっかりもちあげてくれるのです。

料金はあげて良いから・・・
何て言われたらあげられません。

身体だけは注意して・・・
何て言われても、その無理をさせているのは家族ですから、、

と色々ありますが、葬儀依頼が増えれば肉体的に大変だったり、
大変なわりにさして儲けは無いのに、この仕事を続けてる最大の
ポイントは何か!? と千明にも聞いてみましたら、2人揃って
同じだったので書き記しておきます。

『人の役に立ちながら、日々堂々と生きている充実感』

あんしんサポートの仕事を続ける上で最大の魅力のようです。


にほんブログ村 その他生活ブログ 葬儀・法事(個人)へ
誰もが終幕後の費用を心配することなく、自分の人生を精一杯楽しめる世の中にしたい
創業者の思いを後世に伝え、当時何を考えていたか嘘のつけない自分日誌でもあります