友引を利用して散骨と紅葉見物に行ってきました

3日は家族葬をされた方は散骨と永代供養墓納骨、ぱっく60を
利用された方は散骨と手元供養と、散骨が2人増えたので4日の
友引を利用して紅葉見物散骨に行ってきました。

焼骨、生花、線香、リバーシブルジャンパー、運動靴、カメラを
持って午前9時、前橋あんしん館を出発します。

『焼骨』
専用の機械で粉薬状にした焼骨です

『生花』
散骨した上に供える生花

『リバーシブルジャンパー』
秋は蜂が獰猛になる為、銀色の裏地ジャンパーと防寒用です

『運動靴』
散骨場まで少しですが狭い山道を歩く為

『カメラ』
散骨される家族が写真を希望された場合、散骨している写真を
撮影しプリントしてお渡ししています。

祝日の朝にしては車が多めだと感じながら走ると、山道の国道で
工事をしており帰りは渋滞しそうな雰囲気でしたから、帰路は別
ルートで帰ろうと話します。

それにしても周囲の山は紅葉で綺麗な感じが、、全くありません。
そのまま散骨場に到着、全て持って数分登って散骨場に到着して
みると全く紅葉しておらず、雑草は枯れ始めていますが、木々は
まだ緑一色でした。 ちょっと早かったのか、温暖化なのか、、

散骨を済ませると来た時と違う山道を通るルートで帰ります。
すると途中にあるダムで紅葉している景色に出会いました。


 

いかがですか? 絵葉書みたいで綺麗でしょ。
道路脇に車を停めて撮影したものですが、この分だと散骨場も
あと一週間で、うちのパンフレットみたいに紅葉しますかね。

紅葉も見たし満足して、あとは帰るだけなのですが、何処をどう
間違えたか、気がつけば山道をやたら登っています・・・

「あれ? 変じゃねぇ、いつまで登るんだ??」
「うん、私もそう思ってました。 赤城山山頂に向かってる?」
「うん、そうかもしれない・・・」

それから暫く登り続けると、周囲の木々が白樺にかわるのを見て
間違いなく、赤城山の大沼に向かっていると確信します。

山頂近くはすでに紅葉も終わり、冬景色でしたが祝日の紅葉見物
なのでしょう。 対向車が多い印象でした。

途中コピー用紙等を買う予定で、前橋あんしん館から車で10分
ほどのホームセンターに到着すると、出発から1時間です。

え!? もしかして・・・これが一番早い道なの??

冬場は凍結したり雪があったりで駄目でしょうが、いつも通って
いるルートより時間的には早い道があると知りました。

滅多に通ることは無いでしょうが、失敗から得られた情報です。

僕の場合この『失敗は成功のもと』が実に多い気がします。
あんしんサポートを始めたきっかけでさえそうです。

父親逝去から一連の流れの中、現行葬儀への疑問から、当時経営
していた美容室のお客様だった千明を、葬儀社に勤務して性格も
喧しく無い人だと、店長が僕の事務所に連れてきてくれました。

葬儀には全く関心はありませんでしたが、同じ商売人として余り
にもボッタクリ商法であり、霊感商法だと感じていましたから、
人の死に付け込んで家族から取れるだけ取る・・・
そんな商売があってはならん、商人道でなく邪道であり許せんと
考え、その実態を知るべく葬儀社勤務の女性で、性格的に温厚で
おばさん特有の人の話は聞かず、自分の意見だけを延々と述べる
タイプでは無い人がいたら、僕の部屋に連れてきて欲しいと依頼
しておいたことでした。

本来の目的がそれですから、これ幸いと言いたい事を言い続けて
一日では終わらず何度も、現行葬儀への不信感を述べたのです。

その結果・・・
ずっと話を聞いていた千明は、自分のしていた仕事が人を騙して
いるように感じて仕事が出来なくなったと僕に訴えました。

さらに「オーナーみたいな人が葬儀屋をすれば、きっと助かる人
達は沢山います。私もお手伝いしますから葬儀屋しませんか?」

この時の素直な心境・・・
『俺が葬儀屋!? 嫌なこった、家族の遺体だってやっとなのに
他人の死体なんて見たくねぇし、触るのもっと嫌だし、無理!』

『それにしても失敗だよなぁ、適当なところで話し止めとけば、
こんなこと言わなかったんだろうな・・・
仕事できねぇって言われてもなぁ、責任は感じるから何とかしては
あげたいし、どうすりゃ良いんだ???』

僕のこんな失敗から、あんしんサポートは誕生したのです。
他にも挙げればきりがないほど失敗はたくさんあります。

ただひとつだけ共通点があります。
失敗から逃げず、自分でなく、相手の事を最優先して迅速に対応
しているうちに、気がつけば、あれが転機だったのかぁと思える
時が来ていた・・・という事でしょうか。

この話しのもっと前も同じでした。
父親逝去の一報から、父親の最後を看てくれたのが70才過ぎの
お婆ちゃんだと思い、これから先の人生をどう生きられるのか、
僕では何もできないかもしれないけど、とにかく一度会ってみな
ければと、電話連絡をして神奈川県まで会いに行った事が、葬儀
への疑問に繋がり、上の話しへと繋がるのです。

人生60年以上生きて思うのは、人生とは失敗の連続が普通で、
その上でたまに成功がある。

成功とはたまにあるから嬉しく感じられるものであり、いつでも
成功ばかりなら、決して嬉しくは感じないでしょう。
定年後、毎日が休日になった人達をみれば分る・・・
休日はたまにあるから良いんだと・・・と同じなんだろう。


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