昨日の続きです。
利用した家族から何度となく聞かされ、その全てが同意語の
パックとは『直葬NO7』です。

設定当初は勧めることもなく、利用者も少なかったですが、
勧めるきっかけとなった葬儀は、確か家族3名の葬儀だった
ように記憶しています。

搬送して、安置の前に簡単に打合せをする。
家族3名での葬儀だと聞かされ、納棺安置か、個室安置かも
分らない為、搬送直後の打合せとなりました。
すると予想外の家族葬パック229.000円でお願いしたい
宗教者もお願いしたいと言う。

たった三人で宗教儀式をするのは、よほど仏教信仰心が強い
のだろうと尋ねると無信仰だと言う。
単純に家族葬で送りたいだけのようでした。
そこで直葬パックNO7でも充分なのでは?と説明する。

個室布団安置48時間、白木膳一式、枕生花、2L遺影写真
果物盛、湯かん納棺の儀、枕経、居士戒名まで全てが付いて
169.000円で済むのと、枕経を式場で行ってから湯かん
納棺の儀に入れば、順番が違うだけで殆ど葬儀と同じに思え
るような気がすると話しました。

》家族葬儀229.000円+税+宗教者70.000円=317.320円
》直葬NO7169.000円+税=185.520円

宗教者(居士大姉戒名)付の家族葬32万円弱を利用しても、
大手葬儀社の直葬料金と同じくらいですから、何処と比べて
貰っても圧倒的安さなのですが、NO7にすれば134.800円
安くなります。 その差額でこんな風に言いました。

葬儀が済んだら、家族3人と焼骨の一部を持って家族で温泉
にでも行って、看病疲れを癒しながら亡くなったお父さんの
思い出話しをしたほうがずっと供養になるし家族も休まる。
お父さんが連れて行く最後の家族旅行だと思えば良い・・・

この葬儀後、家族が言ったのは
「本当に良いお葬式をして貰ってありがとうございました」
「言われた通り、主人の遺骨を持って温泉に行きます」

これをきっかけに、余り余裕は無いけど、出来れば家族葬を
してあげたい家族に『直葬7』を勧めてきました。

それと、直葬については少し改善が必要だと思っていたのも
あって『1378. そろそろ5年後~の課題に取り組まねば』で
①については、
直葬の設定を火葬だけの葬儀と定義付けずに、家族葬と呼べ
る内容に近い設定を進める必要があると考えます。』
と書きましたが・・・

その理由は家族だけで送るとか、少数だけで送れるような、
家族葬儀の形態が必要だと感じていたからです。
あえて言えば『現行家族葬と直葬の中間に位置する家族葬』
って事になるんですかね。

その結果、殆ど100%家族が「良いお葬式をして貰って」
と言うのです。 僕は直葬の上級パターンとして設定をした
つもりでしたが、家族親族には普通のお葬式だったのです。

だから
『1374. あんしん館道路沿いに張る懸垂幕データ完成 』を
見て分るように、直葬から家族葬へと変更したわけです。
労せず課題だった『低料金で宗教者付の家族葬完成』です。

『家族葬169.000円+税の流れです』
・病院、施設等へ寝台車でお迎えにいきます
・あんしん館個室ベッド安置48時間対応(保冷剤込)
・安置時は『末期の水とり』『線香を供え』『布団に守り刀』
・頭上の棚に『枕生花』『白木膳一式』『果物盛』『小遺影』
・当日式場移動して祭壇前に棺台に布団を敷いて安置
・当方紹介宗教者により『枕経は約20分』
メイン・式場にて『湯かん納棺の儀1時間~1時間30分』
・棺に生花、手紙、好物など入れて『お別れの儀30分』
 (戒名の説明・送り出す時の心得なども話します)
・家族の手で出棺、霊柩車で斎場まで搬送
・火葬炉で最後の焼香
・焼骨までは無料休憩所でコーヒーでも飲んで待機
・拾骨(当方会員は手で拾骨をする家族が多い)
・拾骨後、ファミレス等で清めの食事会(最も安上がり)
 (家族や本当に親しい人達だけなら充分でしょ)
そして・・
浮いた差額で焼骨の一部を持って、家族で供養旅行に行って
温泉で疲れを癒し、夕飯後の団欒で故人の思い出話し・・・

如何ですか? 
本当の意味での家族葬なら充分過ぎるくらいの内容でしょ?
以上が169.000円家族葬の流れです。
葬儀社や宗教者の為でもなく、世間や親戚への見栄もなくて
かなり良い家族葬の流れだと思います。

枕経から出棺まで最低でも2時間掛り、普通の葬儀より長く
なりますが、どの家族も時間の長さを感じることなく、自分
達で送ったと感じられるようです。
義理で来てくれた人達に頭を下げ続ける必要もありません。

ブログを見て頂いてる会員さんに宣言します。

家族だけとか10数名程度の葬儀なら本パックで充分です。
浮いたお金は生活や、後を引く仏事に使うも良し、あるいは
上に書いたように家族で供養旅行も良いでしょう。

このブログを見て、葬儀は大金が掛るものだと思い込んでる
人達に教えてあげてください。
大切なのは形式や宗教者でなく、故人と一緒に過ごした自分
達家族が故人との別れを受け入れる為、心の整理をする為の
時間だということです。

ちなみに、あんしんサポートは通夜式を行いません。
火葬だけでも、葬儀でも前日の夜にして貰う事があります。

故人と親交のあった人達と家族が集まり、故人の好きだった
部屋や場所で、好きな音楽を掛け、好きだった物を食べて、
故人の写真を全て出して、それぞれのエピソードを語りあい
過ごして欲しいと言います。

通夜の由来は釈迦の亡骸を囲んで、1500名いたと言われる
沢山の弟子達が夜通し釈迦の教えを話し合ったことです。
現行の通夜式よりずっと由来に近いと思いませんか?



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