この数日、ようやく僕の知る秋になってきた感ありです。
今年の夏場は晴れた日より、曇りや雨の印象が強く、台風の
当たり年でしたが、日本ばかりでなく世界的に地震も多いし、
温暖化で地球全体が僕らの子供時代とは大きく変化している
のは50才以上の人なら実感しているでしょう。
人生も天気と似て、晴れの日もあれば、曇りも雨もあるし、
時には嵐だってある。 更に自分のしてきた結果が良き人生
なら問題ありませんが、より辛い人生の基になる事もある。
温暖化も我々人類が促進させたのは間違いありません。
きっと人生や仕事の良し悪しも、過去の自分が最大要因なの
だろうと思うけど、子供時代については親の良し悪しに左右
されるのが現実でしょう。
良い結果で無かった人は『if』もし○○が無かったら・・・
と考える人は多いし、自分の人生が悪いのは親の責任とでも
思っているのか? といった発言をする人も多い。
この責任転嫁と執着だけは持つべきでないと思える。
著書の裏表紙にも書いた『執着』がまさにそうなのです。
これは僕の人生経験から生まれた人生観から来る言葉です。
例えば、僕の事業を見聞きした人達の多くは、商才があると
いう前提で話しをしますが、残念ながら僕は商売は下手だし
世渡りも間違いなく下手です。
と書くと『うそー・・』と言う人もいらっしゃるでしょう。
ならブログを良く読んでみてください。
『商売が下手』
大した商才が無いから、利用者の希望要望を聞き、誰が考え
ても分る程度の未来予想をし、これから求められるであろう
事を事業に取り入れているのです。
利用者の希望要望とは = 実は誰でも分る当り前の事なのです
『より良いものを、より安く』が大衆の一致した意見です。
その希望要望に応えると『低料金で高品質の物と人』となる。
これが、あんしんサポートの基準です。
『世渡りが下手』
愛想よく、人に好かれる対応をし、強いものには巻かれたり
権力者には喜んで従える・・・こんな人は世渡り上手です。
が僕は、会員さんにお世辞も言わない、機嫌もとらない、
お金に頭も下げないと、いつも書いてる通りですが、以前は
地域の名士と呼ばれる人達との付き合いもありました。
しかし僕には偉い人と言うより、自分勝手なジジイ達にしか
見えず、付き合う事自体を嫌ってきたのです。
相手の地位など関係なし、嫌な人は嫌という性格ですから、
どう考えても世渡りは下手です。 もしはありませんけど、
あえて『もしも』を使うなら、ジジイ達を上手に利用したら
そこそこ大きな会社にもなれたろうと思います。
ただ、いつも感じる事がひとつだけあります。
『人と先に恵まれている』ことです。
》僕が仕事一筋に生きられたのは、家を守る奥さんの存在が
無ければ実現しませんし、泣き言を言う奥さんだったら、
人生そのものが違っていたでしょう。
》現時点、あんしんサポートの仕事を一人で行うのは、到底
無理ですが、そこまで支えてくれたのは千明という人間で
今でも僕より先に夜中の電話を受け、搬送が確定した時に
僕に電話をしてくれるという事は、千明はその間も起きて
待機しているという事です。 葬儀、経理、全ての仕事に
おいてサポート、パックアップしてくれる人です。
家庭に於いても、仕事に於いても、この人達の存在抜きには
あんしんサポートも、武井も存在しないでしょう。
『人』に関してだけは、昔から恵まれていると感じています。
これが天から僕に与えられた最大の恩恵なのでしょう。
なら、武井という人間の長所は何処にある? 無いのか?
いいえ、たったひとつだけあるんです。
この先は分りませんが、少なくとも過去30年間を振り返っ
てみると『どんな状況でも前向きな思考と言動だけ続ける』
というのが自然に身に付いていました。
多分ですが・・・15才で稼業が倒産し、父親は蒸発、母親
姉妹とは別れて、祖父母と暮らしましたから、誰かに頼ろう
にも頼れる人もなく、自力で前を向いて進むしか無かった。
その時点では寂しい事もあったでしょうが、後ろを見ても、
横を見ても、頼れる人がいなければ、自分で前を向いて進む
しかないのですから、結果としてこれが良かったのでしょう。
仕事も含め事を成すには『人』『物』『金』『時』が大切と
言われますが、その中でも一番は『人』だと思っています。
他は無くても人に恵まれている・・・
僕の人生は、これだけで来たのかもしれません。
誰もが終幕後の費用を心配することなく、自分の人生を精一杯楽しめる世の中にしたい
創業者の思いを後世に伝え、当時何を考えていたか嘘のつけない自分日誌でもあります