本日午前12時30分に起こされ、搬送が続き疲れてますが
明日朝いち2名、家族葬1名の葬儀が済めば休める・・・
そう思って、踏ん張るしかありません。
今日、明日は、電話が鳴らない事を願う・・
最も効果があり、尚且つ費用の掛からない宣伝が『紹介』で
あるのは誰しも納得でしょう。
『紹介したくなる葬儀社への道』の結論から書きます。
ようは『人に話したくなる葬儀社』になれば良いんです。
黙っていられず人に話す・・・自分だけが知っていることが
あると自慢したくなる・・・この心理に近いようです。
では、どうしたら紹介してくれるでしょう。
『お世話になりました。紹介しますよ』
『知り合いは沢山いるから紹介しますよ』
葬儀後の家族や親族が良く言う言葉ですが、こんな社交辞令
言葉を真に受けて待っても紹介などありません。
あったとしても、わずかなものでしょう。
千明は元葬儀社の営業マンですから、実際は紹介など無いと
現実で知ってますし、僕も前回書いたように葬儀社の紹介は
どう考えてもあり得ないと思っていました。
だからこそ、葬儀社の広告宣伝は極端に難しいとも考えた。
言語明瞭、意味不明瞭なイメージ広告か、歌手や芸人を呼び
焼きそば、綿アメ等の模擬店を出し、清め料理を無料で食べ
られるなど・・・お祭りで人集めをする大手葬儀社が10年
前はいくらでもあったように記憶しています。
またゲートボール、グランドゴルフの大会を主催したり、各
地域の自治会に媚びを売っての会員集めも盛んでした。
餌を撒き釣り上げたり、病院や施設に付け届けしたり、行政
との関連も黒に近いグレーゾーンです。
これを見ても、いかに葬儀屋の宣伝が難しいか分ります。
やっぱ紹介は難しいでしょ!? って思っちゃいますか?
いいえ、この現状だから利用者は紹介したくなるんです。
良く見てください。
餌を撒いて釣り上げるのは葬儀とは関係ない事ばかりです。
施設や病院への付け届けは、患者家族を食い物にしてるだけ
なのは明白です。 誰も家族のことなど考えてないのです。
だから・・・本当の家族目線だと紹介したくなるんです。
葬儀業界が今の感覚を持ち続ける間は紹介も続くでしょう。
本日のタイトル『紹介したくなる葬儀社への道』とは、
『人に話したくなる葬儀社』だと利用者から教えられました。
また、紹介したくなる葬儀社、人に話したくなる葬儀社とは
たまに利用者の中で紹介してくれる人がいるのでは無くて、
利用者の多くが人に話したくなるという事です。
あんしんサポートに来館し、紹介されたという人の紹介者を
聞くと『それ誰?』とすぐには分らない人が殆どです。
紹介してくれる人達は特定の人でなく、利用者の多くという
のが、どうも紹介の基本のようです。
なら『人に話したくなる葬儀社』とはどんな葬儀社でしょう。
って言うと『料金』とか『内容・品質』って思いましたか?
いいえ、第一の基準は『人・人柄・人間性』です。
これからの設問に対して、僕の答えは書きません。
まずは、今の自分が思うままを書き出してみてください。
設問1 あなたは葬儀で一番大切なのは何だと思いますか?
設問2 人に話したくなるのは、どんな担当者でしょう。
設問3 どんな料金料金体系なら人に話したくなりますか?
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設問2の担当者になる為に必要な能力を分るだけ書き出す
設問3の料金体系を設定する為に何必要な事がありますか?
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まずは、上の部分を明確にしてみましょう。
次回からは『事前相談』『お迎え搬送』『安置』『打合せ』
などなど、事前相談から始まり、葬儀、葬儀後の納骨、更に
は新盆法要まで各行程の項目について、ひとつ、ひとつ検討
して行きます。
例えば『事前相談』を例にしてみます。
『家族の中にある事情を聞き出す』
『家族の経済事情と希望葬儀を聞き出す』
『その家族に最適な葬儀の提案』
『死後の手続き色々を伝える』
年金・葬祭費・生保・相続・名変・などなど・・・
『遺骨について確認』
『納骨、墓誌彫り、忌明法要』
『菩提寺がなければ新盆法要の事』
『入会手続きと会員特典と権利』
そして結構大事なのが『家族との雑談』です。
あんしんサポートの場合、事前相談は約2時間ほどです。
これで何となく分ったと思いますが、これから先は、ひとつ
ひとつの項目全てを創り上げていくのです。
また事前相談に必要な全ての能力は当然身に付けます。
安置、宗教、印刷、遺影作り、納棺師話法などなど、人より
抜きんでるには、あらゆる知識、技術を必要とします。
考えただけで気の遠くなるような人もいるでしょう。
或いは、当然と考える人もいるでしょう。
ちなみに僕の場合、ど素人から始まった訳で、何事もできる
までやるしかないと思ってきました。
ホームページ作りを専門家に依頼すれば、費用は掛かるし、
直す度にお金が掛かる・・・そんな余裕は無いと何の知識も
ない50代のおっさんが、途中で止めると分らなくなると、
徹夜しながら何度も作り直したのを懐かしく思い出します。
今も決して上手になっていませんが、全て自作しています。
ホームページ内のバンフレット、あんしん館外に張ってある
懸垂幕、遺影写真作り、そして納棺師、死化粧、くち閉じ、
遺体の状態によるドライアイスの当て方、故人を偲ぶを始め
様々な文章力、経理、行政書類作成、車検に至るまで全てを
自分で行える気力と実行力は間違いなく必要です。
本気で究極の葬儀支援をするとは、こういうことです。
今回ブログを読んで、それでもやり続けたいと思いますか?
誰もが終幕後の費用を心配することなく、自分の人生を精一杯楽しめる世の中にしたい
創業者の思いを後世に伝え、当時何を考えていたか嘘のつけない自分日誌でもあります