本日昼頃アップしたブログは、すでに2~3件の反応があり
ましたので、動き始めの調整に入りました。
近々、個々に連絡をさせて頂きます。 少しお待ち下さい。
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最近会員さんから対象者が転院する旨の連絡が増えてる。
当初病気が好転しての転院だと思い込んでましたが、余りに
多い為、転院理由を家族に聞いてみると、決して病状が好転
している訳ではないが、強く転院を勧められたとか、当院で
できる事は無くなったからの転院と言われるらしい。
現実は転院予定の数日前逝去も決して珍しくない。

これはベット不足、医師不足が主な原因です。
最近ネットのニュースでも掲載されたばかりの話題ですから
目にした人達もいるでしょう。
この傾向は益々強くなるのですが、同時に同県内であっても
市町村毎の地域格差が大きくなっています。

例えば群馬県で見ると市民230人に1人の医師がいる前橋市
もあれば、4900人住民に1人の医師という地域もあります。
群馬県内は21倍の地域格差があります。

勿論、生前の医療体制にも問題はありますが、治す事のでき
ない病気、もう治らない病の患者は退院されられる事になる。

金銭的に余裕ある人なら、専門の看護師、介護士を依頼する
ことも出来るでしょうが、多くの一般市民は自宅療養となる。
すると家族の誰かが面倒を看ることになり、仕事も出来なく
なるのだから収入も減る・・・

これが第一の社会問題となる。

次に大病院の勤務医師が担当する患者だとしても、自宅逝去
した場合、死亡診断に出向くことはまずない。
生前死亡時の診断をしてくれる医師に看て貰っていなければ
死亡診断して貰えることはない・・・

しかし自宅で逝去する確率は、2030年をピークに右肩上がり
なのも間違いないのだから、警察の刑事課が検視に入る事に
なるわけで、検視が入れば警察が依頼した医師が死亡確認を
する事になる為、検案書(死亡診断書)35.000円~、時には
10万円近くする事もあるのです(通常病院では5.000円~
7.000円程度)

更に家族は調書で4時間も色々聞かれるし、自宅だけで済ま
ない場合、遺体を警察に連れていかれたら帰ってくる時は、
素っ裸でお迎えとなるし、時間が掛かれば腐敗臭もするし、
何一つとして良いことなどないのです。

警察だって好きでしている訳ではありません。
問題の無い死亡だと分り切っていても、法律で決められた事
をするしかないのです。 警察の人員だって、冷蔵庫だって
いつも空いてる訳ではないのです。 事件でないなら、刑事
課が入らず普通に火葬できるほうが良いに決まってます。

以前も書きましたが、自宅で亡くなった場合、死亡が明らか
なら救急車には乗せてくれません。 また乗せてくれた場合
でも、救急隊か搬送先病院から警察に連絡が行くのです。

さぁ これでお分かりだと思いますが、社会問題として課題
となるのは『自宅逝去で死亡診断する医師がいない』って事
なのです。 それも地域格差が大きいということです。

今迄なら生前、我々が関与する事は一切無かったのですが、
自宅療養で自宅逝去を予定する家族にとって、死亡診断して
くれる医師との事前相談、事前診療を取り付けられるシステ
ムが必要だろう事は容易に想像できる範囲となりました。

死ぬことすら、ままならない・・・そんな時代が来そうです


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