事業を始めた人、始めようとする人が陥りやすいものの代表
として『経営コンサルタン、経営指導』とうたう人達がいる
事業が思うように運ばない時程、誰でも不安になるし時には
ワラにもすがる思いで、コンサルティングをしてくれる組織
とかNPOとか、葬儀社の組合とかに相談をする人もいると
思いますが、99%は無意味だと思って臨むことです。
僕が評論家やコンサルタントに対し手厳しいのは、少し前に
書いたように、自分が経営指導をしてきた人間だからです。
流通業界から美容業界に入った時、あまりの時代遅れ感覚と
丼勘定の極みのような現実と、税務署が集中的にチェックを
している時期であった為、経営には数字が付いてまわる事、
誤魔化そうと思う前に、税法で認めている経費から知ること
等々を美容室の経営者に話して回ったのがきっかけです。
当時の仕事は美容室に材料を卸す仕事でしたが、材料の話は
せず、税務の話しをしてたら売り上げが数倍に伸びた。
この特殊な経験をさせて貰った事が、今の考え方にも大きく
影響しているのは間違いありません。
みなさんも、車の営業とか、店員さんとか、商品ではなくて
その人が勧めるから買う・・・って事はないでしょうか?
材料屋さんの僕が経営指導に入ったきっかけは、経営コンサ
ルタントの話しを沢山の美容師さん達と聞いてからです。
この部分は確か、相当前ですが書いたことがあるはずです。
簡単に触れると車の運転でも、野球でも、スキーでも理論や
理屈が分っても実際はできないって事です。 殆どのコンサ
ルタントは理屈だけの人だという事です。
その部分を少し掘り下げてかいてみます。
結論から言うと『誘導商法』にはまっているのです。
例えば、高額な物、高額な料金を「そうだ!」と思わせる為
「料金設定以上の付加価値を付ければ安くする必要はない」
といった感じで話しをするのがコンサルタントです。
問題は『付加価値』の具体的内容です。
それを明確に「あなたの場合はこれです」と言える人は皆無
とは言いませんが、殆どいないでしょう。
言えるはずがありません。 そんな能力はないのですから。
思ったような売り上げが出ないと、広告宣伝が足りない・・・
もっと宣伝を、自分で配布を、言葉を掛けながら、何て言う
んじゃないかな? 似たような経験のある人もいるでしょう。
本当に商売を知ってる人なら、広告宣伝より遥かに大事な事
基本的な部分の話しを最初にするはずです。
それが数回前に書いたパーマやカラーで使用する遠赤外線の
促進機の話しになります。
どんな事業(商売)でも、一度利用した人が、又利用したい
と思う内容、人、料金、など利用者毎に価値基準は異なりは
しますが、また行きたいと思わせるものが備わってなければ、
駄目な美容室ですよ、駄目な葬儀社ですよと宣伝をしている
のと一緒だという事に気付くべきです。
本当に能力のあるコンサルタントは現場に直接入ります。
ちょっと考えれば分りますが、今までだって頑張ってたはず
なのに、それでも駄目だったものが、初めて来たような人が
口先だけで繁盛店に変えられると思いますか?
催眠商法、誘導商法だと気付きませんか? 分りませんか?
そしてもうひとつ・・・
本当に繁盛させる実力があるなら、自分が経営してる現実を
見せつけて「どうだ!」これが一番説得力があるのです。
これ以上の宣伝ないでしょ? 広告宣伝費も不要です。
ちなみに僕のブログから何かを参考にしようとか、ヒントが
あればと考える方がいるなら、それは、あんしんサポートが
少しは繁盛していると思うからではないでしょうか?
その事業を僕自身がしているからでは?
今回伝えたいのは、絵に描いた餅や、騙し絵のような話しに
惑わされてはならないという事です。
また、僕も含め誰が何を言ったとしても最終的な責任は全て
自分自身が背負うのだという事です。
そしてもうひとつ・・・
今迄の人生を振り返ってみてください。
自分の中にある後悔の多くは、しでかしてしまった事ですか?
それとも、やれば良かった、出来なかった事ですか?
犯罪の後悔はしてしまった事でしょうが、日常生活の中での
後悔は『しなかった後悔』『出来なかった後悔』が殆どです。
少なくとも僕の人生においてはそうでした。
だから今、すぐに動く、考える前に動く、動きながら考える
少しでも時間があればできる事はしておく・・・なのです。
小さな事ですが、17日土曜日の朝一火葬後、すぐに粉骨を
して事前に粉骨してあったのと合せて、午後からでしたが、
150km走り4名の散骨と、納骨も済ませたと書きました。
『そうすれば家族が彼岸に墓参りできるから』です。
家族から言われた訳ではありません。
18日に納骨が済んだ事は伝えましたから、みんなが墓参り
する彼岸に墓参りしたいと思う家族は墓参りできる。
もしかしたら誰も行かず無駄かもしれない・・・
でも良かったと思ってくれる家族がいるかもしれない。
『ありがとう』かもしれない、『何でもない』かもしれない
どちらであっても、それは家族が決めること・・・
代償を求めてしている訳ではない。
自分が昔のような後悔をしない為にするだけ。
だからいつでも、ずっと続けられるし、苦にならない。
僕がコンサルタントなら、こんな感覚を伝えたい。
テクニックではできない事がある。
テクニックでは伝わらない事がある。
なら本気でやるしかない・・・本気で駄目なら諦めもつく。
それが後悔しない為には唯一の方法だと思う
誰もが終幕後の費用を心配することなく、自分の人生を精一杯楽しめる世の中にしたい
創業者の思いを後世に伝え、当時何を考えていたか嘘のつけない自分日誌でもあります