本日は前回最後に書いた
※ 机上の空論は無意味、絵に描いた餅は食えない
※ 自分に余裕が無ければ、他人の事など考えられない
についてです。

ぶっちゃけ、あんしんサポート事業といえども、利益を得て
いる商売なのは間違いありませんが、弱者を中心とした葬儀
支援で社会貢献していると自負しています。

最終的には自己満足なのは確かですが、結果として社会貢献
に繋がっているといった流れでしょうか・・・
事実、我々の存在を心の支えに、死後の心配を減らし老後を
生活している人達は沢山いらっしゃいます。

それを裏付けるのが毎月増え続ける会員数です。
あんしんサポートの存在を知り『助かった』と入会に相談に
来られる方は、9年間に於いては後を絶ちません。

ここまでは自慢話のような内容でしかありませんが、問題は
損益分岐点を上回る利用者がいて初めて事業として成立する
ということです。

はっ!? そんなの当たり前でしょ・・・って思う人も多い
でしょうが、客観的な他人事なら分っても、当事者になると
分らなくなる人はいくらでもいるのです。

それが僕のブログに時々登場する言葉・・・
『机上の空論』
頭の中だけで考え出した、実際には役に立たない理論や考え

『絵に描いた餅』
実物・本物でなければ何の値打ちもないこと・・・です

仮に原価5万円のものを20万円で販売できれば15万円の
利益なのに、10万円で販売したら5万円でしかない・・・
その通りですが、これが机上の空論なのです。

双方同じ依頼数があった場合に限り・・・だからです。
月に数軒の依頼とか、依頼数が少ない葬儀社は、だから更に
料金を上げ利益を増やすのではなく、施行数を増やす・・・
一般的に商売なら客数を増やすのが大前提です。

ちなみに、あんしんサポート最安直葬税別69.000円には・・・
『夜中でも2人でお迎え寝台車搬送、地域内距離関係なし』
『車両、燃料費』
『安定枕付搬送シート・顔当て・エンゼルセット』
『線香具一式・末期の水セット』
『納棺安置48時間』
『山型フタ付白布棺一式』
『ドライアイス15kg又は冷蔵庫保管料』
『火葬場予約・死亡届代行・コピー』
『霊柩車搬送一式』
『白7寸骨壺一式』
『全日程人件費』の全てが含まれるのです。

見て分るように決して儲かりはしません。 
されど、あんしんサポートはちゃんと食っていけてます。

葬儀に関して、殆どの人達は無知と呼べるほど知りません。
だから葬儀社主導、宗教者主導の葬儀がいまだまかり通って
いるのでしようが、さすがに最近では低料金葬儀社が急増し
消費者も徐々にですが、賢くなってきています。

そうなると、最初のフルイに掛けるのは料金です。
利用者毎に基準は異なりますが、安いと感じれば話しを聞き
たいと思うでしょう。 
話しをして良い感じだと思えば依頼するでしょう。

ここまでは第一段階です。
ハッキリ言えば低料金なら依頼が増える訳ではありません。

低料金だからと依頼してみたら、内容、人、品質の全てが、
予想以上に良かったと家族が感じれば、ネズミ算的に増加を
するでしょうが、安かろう、悪かろうは絶対に増えません。

あんしんサポートの評価は、初めが『親切』『温かい』等の
人間的要素から始まり、内容、品質と続いて最後に言うのが
『なのに料金は凄く安い、ありがたい』と言った感じです。

創業からの依頼数を見れば、利用者の本音が分ります。
葬儀後の社交辞令のお礼を真に受けてはなりません。
本当に良かったと心から思った家族は紹介してくれます。

依頼数が増えない葬儀社、減った葬儀社は、利用者から見て
不要な葬儀社だと言われているのです。
即刻、経営方針を変更するしかありません。

ちなみに、あんしんサポート依頼数を昨年と比較してみると
8月末時点で、昨年11月末時点とほぼ同じ施行数です。
但し売上は昨年より減っているのです。
年々葬儀の規模が小さくなっている・・・というか、家族の
生活が年々大変になっているのが最大要因でしょう。

依頼数が減るから客単価を上げるのではなく・・・
依頼数を増やす為に、家族の本音に近づく葬儀をする・・・

僕のような普通の人間でも出来ることです。


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