昨日の葬儀の支払いに来てくれ、お盆中の葬儀はひと段落と
なりましたが、ある家の菩提寺には呆れたというか、自分で
檀家を減らしているようなものです。

12日の朝に逝去朝された方は、14日午後の火葬を予約し
病院までお迎えに行くと菩提寺にその旨確認してくれるよう
家族に伝え、あんしん館安に安置して返事を待ちます。

「盆で忙しいから15日午後の葬儀なら受けられるそうです」
すぐに15日午後2時の火葬炉に予約変更して午後12時~
家族葬、午前10時30分~湯かん納棺の日程を組みます。
お盆は檀家周りがあるから仕方ありません。

家族が打合せに行き葬儀と信士戒名で30万円で打合せ完了。
いつ聞いても布施は高いですが、前橋の相場料金です。

当日は午前10時30分~湯かん納棺、11時30分に終了、
式場を葬儀用に変更して12時~12時50分までが家族葬、
繰り上げ初七日法要の予定です。

湯かんで色々話しをし11時30分になった時、菩提寺住職
到着の合図があり、最後は少し急いで11時40分に終了。

式場準備が整うと11時50分過ぎ、10名ほどで葬儀開式、
葬儀の間に少し事務手続きを済まそうと事務所にいると開式
から10分も経たないのに、喪主の会社の人が帰るから香典
返しを用意してくれという・・・
「えっ? もう焼香すんだの??」「はい、すみました」
すぐに用意をして返礼品を渡すと、ドアの前で待機します。

すると式場から「御住職退席です」のアナウンスが聞こえた
為、ドアを開けて千明に向かって着替えの真似をして見せる。
たまに初七日法要前に退席し、着替える僧侶がいるからです。
しかし千明は首を横に振る・・・

僧侶が式場から退出するまで開式から20分経っていません。
なんだか意味が分からず、式場に入り千明に確認する・・・
「なんで退席したの??」
「葬儀は終了です」
「え? 初七日は??」
「初七日も済みました・・・私も家族も驚いてます」

葬儀、初七日法要まで20分足らずで終了葬儀・・・
今まで一度も経験の無い短時間な葬儀に驚きましたが、更に
盆で忙しいから炉前には行かないのだと言う・・・

14日午後2時の火葬を寺の都合で15日午後2時の火葬に
変更したのですから、その時点で家族に伝えるべきです。
「15日午後なら受けられますが、盆で忙しいから炉前には
行けませんが、それで宜しいですか?」が普通の対応でしょ。
そんな事は一切言わず、本葬経と初七日で20分弱の葬儀を
して、一切の法話もなく、炉前も行かず、布施30万円だけ
しっかり受け取れる神経が理解できない。

布施が少ないと思っているのか?
こんな人が菩提寺住職になってはいけません。

一般の人が30万円を貯めるのに、どれほどの月日が掛るか
考えた事もないのでしょう。 
そんなに忙しい葬儀なら、最初から16日以降と言うべきで
15日午後からならと言ったのは自分なのです。

お経は長ければ良いものではないし、長すぎても困りますが、
何事にも限度があるものです。 また短時間の読経であったと
しても、住職なら家族が納得する葬儀をしてナンボでしょう。

列席した家族は葬儀を何回、何十回と経験しているのです。
怠慢な態度や、何を言ってるのか分らない読経、極端に短い
などは誰でも分ります。 
自分で檀家を減らすような対応をする住職がいるのには驚き
ましたし、本音では呆れました。


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