6月26日(日・友引)全国にある多くの火葬場は休日です。
正月の元旦、2日も休日の火葬場が多いです。
その為、12月の月末に逝去された方は、正月明けまで火葬が
出来ず待たされる事になり、正月に亡くなった方は7日過ぎの
火葬が普通となります。 3日が友引の場合、更に火葬までの
日数が延びるのも普通にあることです。
30数万人の前橋でもそうなのですから、その傾向は大都市なら
より強く出始めているでしょう。
団塊の世代が多数終幕を迎える2030年頃は、東京を始めとした
大都市の火葬場不足は深刻になるでしょう。
また行政区により火葬料金の格差が大き過ぎると感じます。
群馬県の場合、沼田市や一部火葬場は市民も1万円の火葬料を
必要としますが、殆どの火葬場は業務委託はしていても市営が
多く市民なら無料で火葬してもらえます。
前橋市、伊勢崎市、渋川市においては、申請者が市民なら全国
どこの誰でも無料で火葬してくれます。
しかし都内をみると、民間火葬場が主流ですから、火葬だけで
59.000円+骨壺も安いですが火葬場購入が決められています。
この他に葬儀社への支払いが加算されるのですから、最低でも
12万円~となって当然なのに、火葬場待ちになれば保管料金や
ドライアイス代が別途加算されたら20万円も普通です。
以前も書きましたが、北関東を中心に火葬の都民枠を設定する
ことも可能に思えます。
例えば23区は国保からの葬祭費が7万円ですから、その中から
利用する北関東の火葬場に2万円提供し、残り5万円は都民に
支給、そこに6万円ほどを家族が出して11万円で都内から搬送
安置、火葬、ゆうパックで遺骨を自宅に送る。
なんてのも考える必要がある気がします。
散骨希望なら+4万円合計15万円で引き受ける・・・みたいな。
但し現状の死亡届のままでは大変ですから、火葬する火葬場の
ある市役所でも提出可・・・って事にならないと難しい。
ってゆーか、その前にすべきことがあります。
1. 火葬場年中無休営業
・友引や年始休日が無くなれば、混雑も無くなるし、予約取り
合戦的な感覚も薄らぎます。 地方都市なら、これだけでも
団塊世代逝去への対応充分な地域もあるでしょう。
・それでも余裕のある地方都市火葬場は、大都市の火葬を引き
受けることで赤字解消に繋げられるかもしれません
2. 営業時間の延長(出来れば24時間営業)
・朝は9時くらいから火葬する火葬場はありますが、最終炉は
午後3時が大多数で、希に4時がある程度です。
・一旦交代用に空き時間をとっても、午後5時~12時の火葬が
あったら、丁度良い時間帯は仕事が終わってから葬儀できる
でしょうし、それ以外の時間帯は火葬中心でも良いと思う。
まずは今ある火葬場のフル稼働をさせた場合の、メリットと、
デメリットや弊害を知る為の試運転を始めても良い頃です。
それと死亡から24時間以内の火葬が出来ないってのも、いつの
時代の話しなんだ?と聞きたくなるくらいです。 確かに死亡
診断後30分ほどしたら息を吹き返した例は、我々も経験しては
いますが24時間は要らんでしょ・・・遺体の処置して葬儀社が
迎えに来るまで、2時間程度で充分だと思うのですが・・・
それが可能になると、夜中の逝去でも、そのまま火葬場に搬送
して冷蔵庫や霊安室で保管後の火葬もスムースになります。
逝去から、ある程度時間(日数)を安置したい家族もいますが
そうでない故人もいるのです。 その辺は良い意味で合理化を
させるのも、火葬場不足解消の一手になると思われます。
・・・・ってこんな事を考える人っていると思うけどなぁ。
行政だから土日が休み、友引は休みと決めつけた時代も終え
市民、県民、国民の為に働く行政にならなきゃ赤字行政改革は
できないでしょ。 だから民間委託って言うなら、行政の人数を
しっかり減らさないと意味がない。
誰もが終幕後の費用を心配することなく、自分の人生を精一杯楽しめる世の中にしたい
創業者の思いを後世に伝え、当時何を考えていたか嘘のつけない自分日誌でもあります