うちは特別かもしれませんが、葬儀というより人が逝去した
際、或いは逝去前に必要となる相談のほうが多い気がする。
少し前のブログにも書いたと記憶しているが、葬儀の相談は
10分もすれば良いほうで、早い人なら5分も掛からない。
早い理由のひとつに『選択(追加・加算)』が無いからって
のもあるでしょう。
家族葬パックを選定すれば、追加不要で誰が見ても違和感の
無い内容の葬儀ができる設定となっていたり、直葬は7種類
設定してあるから、自分達の財布と思いで選べば良い。
たまに『通夜』と言う人には「うちは通夜式をしません」の
一言で話しは終わるし、料理も種類は沢山ありますが、勧め
るのは2200円の三段重と決まっているし、返礼品も会員25
%割引できる物しか勧めないから早いのもあるでしょう。
しかし事前相談は最低でも1時間、人によっては3時間とか
4時間なんてのも珍しくはありません。
その殆どは『事前・事後に成すべき事おしえて!相談』です。
今回の著書では比較的多い項目を端的に書きました。
ようは広く浅くってことです。
また具体的な部分より葬儀とは何なのか!? 木を見る前に
森を見ることに重点を置き、次に木より木の種類を見るよう
書いたつもりです。
森とは = 葬儀ってなに!?
木の種類とは = 湯かんって何? 通夜ってなに? 更には
清めなら『故人を偲ぶ』なんてのも良いよ。
こんな感じで具体的な内容にも言及しています。
多分、葬儀本はいくらでもあるでしょうが『湯かん納棺』や
『通夜』などの文字は書いても、内容について具体的に触れ
ている本は殆どないと思ったからです。
実はこれが問題なのです。
祭壇、棺、安置、骨壺、湯かん、納棺師、素人さんはこれら
全てが何処も同じような物だと思っているはずです。
確かに・・・白の骨壺と言われたら一緒です。
山型フタ付白布棺と言われても一緒です。
でも、この骨壺、この棺を設定している理由は素人さんには
分りませんし、設定した理由を述べる葬儀社もありません。
また納棺師、湯かん納棺、お別れ義、など全ての葬儀社毎に
全く違うものであるはずです。
群馬県内でうちとほぼ同じ内容と言える葬儀社は一社もあり
ません。 何が違うか!? その場に流れる空気、雰囲気が
全く違うものなのですから、湯かんの時間が全く違うのです。
寄席、講演など同じタイトルでも誰が、どんな方法で行うかで
全く違うものになるのは理解できるでしょう。
葬儀の湯かんなどは、その典型的なものです。
もし誰でも大差ないとしたら、マニュアルで行われている事、
流れ作業的なものだと思って間違いありません。
マニュアルが悪いのではありません。 流れ作業が問題です。
ようするに、今回の執筆ではこの辺を深く掘り下げた話しは
しておらず、普通にいる葬儀知識の無い人達に対し葬儀とは
なんなのか? 墓はなんなのか? そして葬儀どころの話し
じゃなくて自分達の老後は悲惨になるんだよって事を書いた
のがメインで、あまり読書習慣の無い人でも読み切れるよう
180頁にまとめたものです・・・って事です。
いつものように話しが、ずれてきました。 軌道修正します。
葬儀社に相談に行くつもりのある人は、絶対早い段階で行く
べきだと思います。 少なくともあんしんサポートでは・・
1. 早い段階の今なら対象者にしてあげられる事がある
2. 事前でないと手続きの難しい事がいくつかあります。
定期解約や保険受取人等を始めとし手続きは本人以外
できませんから、少しでも早い対処が良いのです
3. 相続に関する問題も多いです
4. 最近多い、夫婦でなくパートナーとして一緒に暮らす
2人の場合、事前でないと全くどうにもなりません。
5. 年金、葬祭費などの手続きは当然あります
6. 年金に関して配偶者が逝去したら年金は1人分になる
のを理解してない人が多いのには驚きます
7. そして葬儀については、事が起きた時点の『財布事情』
そして『家族の思い』で決めれば良いという事
葬儀の具体的な相談10分、葬儀前後の成すべき事170分・・
こんなですからね。 もしかしたら、これが葬儀屋さんだと
自覚に欠ける根源かもしれません。
葬儀関連相談所・・・あ、その意味では当社の正式名称は、
『NPOあんしんサポート葬儀支援センター』ですから、
あながち間違っているわけでもなさそうです。
誰もが終幕後の費用を心配することなく、自分の人生を精一杯楽しめる世の中にしたい
創業者の思いを後世に伝え、当時何を考えていたか嘘のつけない自分日誌でもあります