葬儀用品(葬儀項目・ハード)の結論を言えば以下の通りです。

『自分が見ても違和感の無い物』

・違和感とは粗末な物ばかりでなく、やたら豪華な物も同じ、

 盆踊りにタキシードみたいなものです

『自分が故人だったら、何を使い、何をして欲しいか』

・これ凄く大事です。葬儀全般に言えることであり、葬儀後に

 高かったと言う人達の多くが、葬儀社に聞いた、親戚がそれ

 がいいと言ったとか、全て責任を自分以外の外にする傾向が

 あります。 これ、商売して失敗する典型的なタイプの人で

 あると同時に、 人として、、人格的にも問題ありですが・・・

 だから自分ならと考え、自分で答えを出すことです。 

 仮に最悪の結果でも自己責任だから納得できるでしょ!?

これ以上誰もが納得できる回答、僕にはできません。

ハード面に関しては、これが全てと言っても差し支えありません。

前回書いた『最低限必要なもの』以外は宗教者も含めて、絶対

必要なものではありません。 葬儀を考える上で絶対を使うと

したら『無理をしてはいけない』だけが絶対だと知るべし!

以上葬儀用品でした。 と終わっても良いのですが、あんしん

サポート独特の考え方と、最近の傾向がある葬儀品がいくつか

ありますので書いてみます。

『遺影』四切13.000円(花額レンタル)・2Lサイズ3.000円

・遺影と言えば四切サイズでしたが、斎場のような大きな式場

 では、うちもA2サイズの電照遺影も使用します。 ところが

 あんしん館で家族葬を行う家族の希望は2LサイズやL版に

 して欲しい家族のほうが多くなっているのです。

・遺影の目的のひとつに誰の葬儀が分る為、ってのもあるので

 家族葬なら全員が分っているし、間違えて式場に入ってくる

 人もないので問題ありません。 大きな遺影を持て余すより

 部屋に飾れるサイズのほうが使える事もあるのです。

・部屋の鴨居に写真を飾らなくなった

・2Lサイズは部屋の何処かに、L版は仏壇の中に置ける

・L版はお嫁に行った人が部屋に飾っても、嫁ぎ先の家族から

 何か言われない、問題のないサイズでもあります

『参考』

・遺影作成の手間は大小関係ありませんが、2LやL版の時は

 2枚、子供達の枚数など作って渡す事が多い

・遺影に選ぶ写真は、とにかくいい笑顔の写真です。

・出来れば本人が大きく写っているほうが良い

・顔の部分がちゃんと写っていれば周囲は誰がいても関係なし

・デジカメのデータがある時は、それを渡しましょう

・写真屋さんより、僕が作った遺影のほうが家族が喜ぶのは、

 故人を見たり、家族から話しを聞いたり、生前の写真を何枚

 となく見せて貰えるし、家族から故人の話しを聞けることで

 家族と共通のシメージが持てるからだろうと思います 

 技術面に関して言うなら、 Illustrator ・Photoshop を使え

 れば、あとはセンスの問題でしょう

・70代、80代、90代以上の故人に使用する写真ですが、僕は

 60代半ば以降なら良いと思います。 

 その頃の故人は誰もが知ってる顔だからです。 

『灯篭類』10.000円位~各種

・あんしんサポートの祭壇には

 回転灯篭3対(大中小)、 四華花1対、 砂糖盛1対、

 電球色灯篭1対、キラキラ回転灯1対、バプル灯1対、

 造花2対、A2サイズ十三仏電照板、小仏像1体が初めから

 飾られ、家族や親戚が買って供える必要はありません。

 全てを購入すると20万円近くになる計算です

・葬儀後は不要と思う家族が多数の割に高額、だからレンタル

 パックの中に入っているので基本料金は掛かりません。

・葬儀後も自宅に欲しい方は販売もします

『参考』

・僕が理解に苦しむひとつが生花スタンド(15.120円)です。

 群馬県では普通は16.200円だと思います。 

 確かに祭壇両脇に綺麗に咲いた生花を飾れば華やかだし、空

 気も和みます。 ですが棺に入りきらないほどの生花がいる

 でしょうか? 式場の壁一杯、式場外にまで生花・・・

 無駄です。 生花を出す人は自分の名前を出して欲しいから

 なのでしょうが、別の方法はいくらでも考えられます。

 個人的な感覚で言えば「半額で良いから金をくれ」だな

・そこで生花の数が多い時は、スタンド1基分の料金でで籠盛

 生花1対を作って貰い自宅用に持ち帰れるようにします

・棺に入りきる生花の量は、花の部分だけ通称「首ちょんパ」

 でも施主花1対と2段スタンド4基で棺は一杯でしょう。

 そんな時は、灯篭類に変更して貰ったり、後で食える缶詰等

 詰めた盛り籠に変更して貰うのも一考です。

 但し会社関係などの変更は無理ですから、親戚で話しの分る

 人に頼むと良いですよ。

『香典返し』

・金をくれで思い出しました。

 群馬県は当日半返しの香典返しですが、多分全国的に、特に

 都市部を中心に減少しているだろうと思います。

 当然と言えば当然で、貰ってくるのは茶、海苔などの乾物を

 中心とした物、或いはカタログギフトなる物もありますが、

 1万円包むなら5千円にしてお返し無しで良いんじゃねぇ?

 多分、誰が聞いても「その通り」と思うのに何故変わらん?

 答えは明確、葬儀社が香典返しを勧めたいからです。

 香典返しの利益が欲しいからです。 葬儀社は自分の儲けを

 家族に押し付ける悪習が続いているだけです。

『不要な物の代表・弔電』

・「弔電の拝読をさせて頂きます」これが元凶です。 葬儀の

 時に拝読なんてするからです。 そりゃ遠方で来られない人

 からの弔電なら理解できますが、会葬に来ている人や会社の

 弔電はどう考えても要らんでしょ?  議員は自分の名前を

 売りたいからでしょうが、それが票に繋がる時代ではない。

次回、仮題『豪華に送る』『盛大に送る』『温かく送る』

いよいよ肝心なソフト面の話しに突入したあとで、ソフト面が

如実に現れる下記のテーマへと進めていく予定です。

『事前相談、、葬儀打合せ、湯かん納棺、お別れの儀』

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