さぁ、いよいよ書くのが面倒くせぇと思う部分でもあり、多分

大多数の葬儀社は公表したくない部分に突入です。

これから書くような事は本来葬儀を行うプロが熟知していれば

良いことであり、家族は任せれば良い事なのですが、パンフレ

ットの文字は同じでも、全く違う内容だと相談に来られた家族

から聞かされる事が増えている為です。 

但し何度も書きますがあくまでも、あんしんサポートが行って

いる事、方法、料金であり、これが最善だと言っているのでは

ありません。 『何を目的としてるか』を知る事が大切です。

初めに書いておきますが、パックに含まれる各単価を合計する

とパック料金より高くなります。 パックは割安の設定です。

料金は全て税別です。 前回、前々回記載部分は除きます。

『安置4種』納棺10.000円、個室30.000円

1. あんしん館納棺安置(冷蔵庫保管)48時間以内

・69.000円直葬、ぱっく60、完全委託パックの安置です

・白布棺に納棺し、末期の水をとり、線香を供えた後、遺体

 専用冷蔵庫にて保管安置、次に会うのは火葬場です

・48時間を超えると24時間毎に5.000円加算

2. あんしん館納棺安置(ドライアイス)48時間以内

・79.000円直葬パックの安置です

・安置後、午前10時~午後7時まで自由に出入りできます

・仕事等で19時以降に会う時は、事前に連絡で可能です

・48時間を超えると24時間毎に5.000円加算

3. あんしん館個室安置(ドライアイス)48時間・72時間

・直葬パック89.000円、99.000円、129.000円、149.000円

 169.000の各パックは48時間、家族葬パック、一般葬パック

 の場合は72時間、以降24時間毎に各々10.000円加算

4. 自宅布団安置(ドライアイス)時間なし 20.000円加算

・旧前橋市と前橋と隣接する地域限定です

・寝台車が駐車でき、棺が通れる幅があり、1階安置が基本

・高層住宅はストレッチャーの入るエレベーターあれば可能

・掛敷布団、タオルケットは自宅の物を使用(ベッドも可)

・時間制限はありませんが、パックに含まれるドライアイスは

 2回分ですから、部屋の温度、安置日数によりドライアイス

 の追加がでる可能性があります

※.  ドライアイスの当て方の違い

・遺体の状態によりドライアイスの当て方は異なります。

・基本は頸動脈、胸部、腹部に保護材で包んだドライアイスを

 当てまますが、逝去から時間が経過している場合、部分的に

 壊死して異臭がある場合などは都度適した当て方をします

・腐敗の進行は摂氏2℃程度で抑えられますが、死臭も含めて

 臭いがある場合は凍結する事もあり、腐敗の進行度によって

 浴衣などの上に直接当て深部まで凍結させる事もあります。

・くちを開くご遺体も多く専用具で閉じた状態にし、頸動脈と

 同時に顎の部分を固め口閉じしますが、殆どのご遺体はくち

 を閉じた状態になります。

・頸動脈に当てるドライアイスが、綿や専用紙で包んであった

 としても寒々しく見えるので、タオルケットで布団を首まで

 掛けたように見える工夫をします。

・手は腹部で合掌を組む場合が多く、ドライアイスが当たると

 凍結しますので、タオル等で保護します。

・安置時、新品のタオル2本を使用します。

・追加は15kgで8.500円です

・自宅安置が最も高額なのは、日に一度は自宅まで確認に行く

 必要があったり、安置具一式を自宅に運び撤収する為です

・故人が大きな人の場合、一度に30kg使用する事もあります

また各項目毎に参考になる事があれば、簡単な説明を記載して

おきますので知識として覚えておくのも良いでしょう。

『参考』

『人は亡くなるとシワも無くなります』

逝去した遺体を仰向けにする事で、緩んだ皮膚は重力により下

に引っ張られる為です。 また血液が下部に流れることで顏の

色が血色を失い白くなります。 急増している孤独死等でうつ

伏せで亡くなっていると、うっ血し、顔は赤紫色になります。

その状態から仰向けにしても、顔は白く戻りません。

コンシーラを使った死化粧をされると良いでしょう。

『下の処置はしっかりして貰いましょう』

遺体処置として、くち、鼻、陰部開口部を塞ぎますが、たまに

下の処置が不完全で便が出て臭いがする事があります。

この臭いを取るのは容易ではありません。 死臭を抑えるより

より難しいかもしれません。 病院で葬儀社を待っている際に

便の臭いがしたら看護師さんに伝え処置して貰いましょう。

『腹水が溜っていたら』

お腹に水が溜って逝去された場合、病院が特別忙しく無ければ

抜いて欲しい旨を言えば、腹水を抜き取ってくれる病院もあり

ますので、担当の看護師さんに事前に確認しておきましょう。

ただ腹水が溜っているとガスは発生しないように思えます。

『夏場は特にガスの発生に注意』

体内にガスが発生しても出口を塞いであり、お腹が膨れる事に

なりますがガスの膨張を抑えないと鼻やくちから吹き出す事も

ありますので、腹部はドライアイス等で冷やす事を勧めます。

次回『葬儀に使用する葬儀品』です

そろそろ葬儀が終わるようですから、これで締めます。

この後、お別れの儀をしたのち、藤岡市の火葬場に行きます。

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