家族目線の葬儀は、決定権があり葬儀施行できる人なら、

その気があれば誰でもできるはずです。

数回前に言ったように僕自身は凡人なのですから、簡単に

言えば誰でもできるって事なんです。 また机上の空論で

話しだけなら素晴らしい家族目線も可能なはずですが、、、

『家族目線の難しい部分』

1.理論、理屈でなく実践すること

2.いつでも、誰にでも家族目線を貫き通すこと

『1.』は、やる気と実行力さえあればできるでしょう。

最難関は『2.』の家族目線を貫き通せるか否かです。

極端な状況例のほうが理解し易いでしょう。 例えば、、

暇な時期に葬儀が入ったとします。 当然売上も欲しいし

支払いがあるから利益も欲しいと、思っていた所へ葬儀の

依頼が入り、病院へお迎えに行くと処置が済んでおらず、

少し待たされてる間に、集まっていた親戚の人達がくちを

揃えて言います。

「余裕はないんだから家族葬で良いんじゃないの」

病院から直接来館は家族だけ、後の親戚は一旦戻ってから

後で来るとの事、安置が済んで葬儀の打合せです。

すると家族から出た言葉は・・・

「親戚は家族葬って言ってたけど、正直お金が無くて、、

どうしたら良いでしょうか?」

こんな時、あなたはどんな相談をするでしょうか?

・自社も支払いがあるからお金は少しでも欲しい

・親戚は家族葬で良いと言っていた

・家族は家族葬も大変な財布事情

答えは単純明快『家族に無理の無い葬儀をする』です。

あんしんサポートなら69.000円の直葬かもしれません。

この場合、家族目線第一位は費用を抑えるなのです。

親戚の到着を待ったり、親戚が言ってた家族葬をと押せば

家族葬になるでしょうが、家族目線ではありません。

勿論、言い難い親戚への説明は当方で行います。

今回は一番分り易い料金を例にしましたが、家族目線とは

家族毎に優先順位が異なります。 

その辺の具体例は後日書いてみたいと思います。

こんなケースに限らず、家族目線を実践すると料金的には

下がる傾向が強くなります。 

それは残る家族の生活を守る為でもあり、普段から家族の

生活そのものが厳しくなっているからです。 また医療の

進歩で生かされ続ける患者が増え、その医療費、入院費、

施設費用が家族の家計を圧迫している現実も否めません。

更に葬儀社は、一般人が葬儀の知識が無いのをいいことに

誘導商法、霊感商法でふんだくるような葬儀を当然のように

行い、誰に聞いて良いか分らず、頼みの綱であった宗教者も

自分の利益ばかりを考える人が多くなっているのですから、

自身が葬儀を学びさえすれば、いくらでも対応できる程度で

子供だましのような葬儀担当者の話しを鵜呑みにする事など

ないのですが、知ろうともせず、学ぼうともせず、葬儀後に

なって騒ぐなどあり得ないし、自業自得なのも確かです。

とは言え家族にとっては、周囲を見渡せばハイエナや野次馬

のような人達ばかりだからでしょう。 時々家族から神様に

見えると言われるのも、あながち嘘ではないのかもね。

実はこれが『家族目線を貫く最大の原動力』なのです。

家族からすると周囲は敵ばかりの中、唯一の味方が葬儀を

依頼した人、葬儀のプロなのですから、これ以上心強いと

思える人はいません。 葬儀相談から始まり、葬儀期間、

集金時、さらに葬儀後まで、いつでも味方でいてくれる。

この先、葬儀は何があっても大丈夫と安心するのでしょう。

心から感謝もされますし、信者のように友人知人にも紹介

してくれたり、キムチが漬かったと持ってきてくれる事も

あるし、近くに来たからと寄ってくれたりします。

家族にとっては下手な親戚より近いかもしれません。

こんな人達から紹介されて来た人の葬儀をする・・・

家族目線を貫くしかないでしょ。

でも、これだけでは時に魔がさすって事もあり得ます。

家族目線を忘れ、黙っていれば、もう少し利益が出る・・・

なんて事だってあり得る。 この辺がまさに凡人です。

そこで、葬儀以外にも収入を得る手段を作ります。

あんしんサポートには以下の業務があります。

『散骨・永代供養墓』 一人5万円+税

・全骨散骨 ・一部自宅手元供養 ・一部永代供養墓保管

 33回忌まで保管可、いずれも全て5万円+税のみで実施

『納骨と墓誌彫り』 納骨墓誌彫り2.5万円+税

・群馬県は、5万円+税、6万円+税が普通ですから半額

『墓閉じ』

・業者さんの見積り額、そのままで行うので安くなるのと

 我々が利益を得ない為、業者さんと交渉もできる

 墓閉じすると遺骨は当方で散骨となり、利益はその部分

 で得られる計算です。

『住居整理』

・遺品整理は問題があるのでしません。 家族親族が全て

 確認したあとの整理のみ受けますが、専門業者の半額

上記の中で『散骨』のみ僕自身が予測開設し、他は全てが

会員さんからの希望、要望で生まれたものです。

それでも売上の20%程度まで成長した為、仮に3.000万円

年商なら600万円となり、一人分の人件費くらいの稼ぎが

得られるのは心強いものです。

とにかく、葬儀相談、打合せになったら、利益など考えず

家族の事だけを考え打合せをすれば、時に家族を叱咤する

ことがあっても家族は自然に受け入れてくれるものです。

時々家族と話してる時「普段からくちの悪い奴だからさ」と

笑って言うこともありますが、こんな風に言われます。

「いいえ、自分達の事を考えてくれているのはビシビシと

伝わっていますから、言葉使いなど全く気になりません」

もうひとつ、付け加えると自分に合わない人間もいるし、

考え方が基本理念に合わない人もいるのが現実です。

中には金さえ払えば何でもするのが葬儀社だと思っている

人もいたりしますが、こんな人の依頼は受けません。

合わない人の葬儀をすると理解もされず、感謝もされず、

後悔させる結果になったり色々がスムースに進みません。

何事も無理はいけません。 どんなに頑張っても全ての人

から支持を得ることなどできません。

してあげたいと思える人だけ依頼を受ければ良いんです。

僕の場合、年間で20名くらいが依頼を受けない人です。

あっさり書いていますが、ここ結構大事です。

お金にひれ伏す葬儀を続けたら、間違いなく家族目線など

簡単に消え去ってしまうでしょう。 

そうなった時、僕の能力では衰退の一途を辿る結果になる

のは必然であり、廃業に向けて加速されるはずです。

次回『家族目線の葬儀、具体的になにをどうしてる』

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