※ 前回文末の『お金の喜びは長く続かなかった』は上記にテーマ変更しました。
金は追いかけるものでなく、結果だと教えられた20代半ば、
最初のきっかけは、ブログに書いた鮭パックのお婆ちゃんで
したが、美容室の薬剤などを卸す営業を始めたときのこと。
先輩と同行すると、先生と呼ばれる経営者の中に、お客様に
対しては低姿勢で話すけど、営業には高飛車な言い方をする
人が多いのには驚きました。
「なんで、あんな言い方されなきゃならないんですか?」
「初めはみんなそう思うんだよ。 そのうち慣れるからさ、
ま、お金に頭を下げていると思えば良いんだよ」
笑いながら答える先輩を見て思った。
『俺は金にも美容師にも頭を下げる気はない』
と強気なだけじゃな、売上をあげなきゃ給料もあがらないし
暫くは様子を見ながら対策を考えるしかないな。
同行した一週間、どこの美容室に行っても必ず出る話題が、
税務署の話、、、不思議に思って聞きます。
「美容室の人って、いつも税務署の話しをするんですか?」
「あははっ 違うよ。今だけだよ。 税務署が美容室を狙って
入ってるからさ、みんなビクビクしてるだけの事だよ」
同行が終わり、一人で美容室回りを始めても税務署の話は、
相変わらず出るのが分って、ちょっと小細工してみた。
美容室に行き普段の「先生注文ありますか?」とは聞かず、
「最近、美容室を狙って税務署が入ってるけど、先生の所は
仕訳をどうしてますか?」
「仕訳って? それ税務署対策になるの?」
「経費を科目毎に分けるのが仕訳で、経費で落とせるならば
全て落としたほうが節税になるでしょ? この店の経費って
どんなものがありますか?」
「経費ねぇ、、まずお米でしょ?」
「ん? お米?? どんな経費なの?」
「何言ってんの、ご飯食べなきゃ動けないじゃん」と笑う
『駄目だこりゃ・・・』内心では思うが、くちに出して言う
のは「先生さ、確かにご飯たべなきゃ動けないけど、それは
美容師だけじゃなくてサラリーマンでも同じでしょ? 僕も
飯は食うけど残念ながら経費では落ちません。 だから米は
経費じゃないんですよ」
「へぇー そうなんだぁ じゃあ経費ってなに?」
「まず材料でしょ。あと週刊誌とか飾っている花は接客費だ
し、例えばせんべい買ってお客様に出せば同じように接客費
だけど、スタッフ勉強会で食べれば会議費で良いと思う」
「へぇー色々詳しいんだね。 ならさぁ、、」
「あっ ごめん。 次に行かないと閉店までに間に合わない
から、そろそろ行きますね」
「あら、、そう、 次はいつ来てくれるの?」
「うーん、注文あれば来週だけど、無ければ早くてその次の
週ってことになるかなぁ・・・」と考えたふりをすると、
「ねぇ なにか注文して」とスタッフに言う先生・・・
この営業方法は時期的にも功を奏し、1年後には3倍の売上
にもなってくれました。
勿論、ずっと税務の話だけしてた訳ではなく、税務の話から
経営、売上、スタッフ教育と話しを掘り下げた結果です。
自宅に帰れるのは早くて午前0時、普通午前2時、遅い時は
午前4時帰宅なんてのが休みの日以外は当たり前でした。
それでも当初の目的である『頭を下げず売上をあげる』は、
達成し給与は1年間で3回上がり、高飛車だった先生方にも
頭を下げるどころか、夕食を準備して待ってくれるのです。
この考え方は起業しても変わることなく年収1.200万円まで
は到達しましたが、収入増と反比例したのが、実に予想外で
したが物欲の減少だったのです。
そこそこの欲しい物ならいつでも買える状況になった途端、
物が欲しくなくなる・・・理由は分りません。
それに洋服や車、持ち物など安物でも気にならなくなる。
人間とは実に不可思議な生き物だと思いました。
ところが目標にした収入増が、それなりに実現してみると、
達成感ではなく虚無感?のような感覚にもなったのです。
思い出されるのは、毎晩午前様でグッタリ疲れる日々だけど
頼ってくれる美容室経営者の人達と膝を交え夜中まで真剣に
話したり、スタッフの人達と笑ったり、怒鳴ったりしながら
同じ目的に向かって徹夜もした日々なのです。
僕にとってお金は目的でなく、結果として得るものであり、
こんな奴の言う事を聞いて、本気で頼り、頑張る人達がいる
ことが遣り甲斐いであり、生き甲斐いにもなると分ったのは、
あんしんサポート設立以降のことです。
家族目線の土俵に立ち続ければ、料金設定も家族目線となる
のは必然だし、全てに於いて儲けの少ない事業となるだろう
事は最初から予想していました。
最大の課題、それで本当に食えるのか!? 続くのか?
でしたが、あんしん館設立後の法人設立から8年目の今なら
言える。 8年経った今だから本音で言える・・・
本当に食えるんです。 増えるんです。 続くんです。
次回、『自分が家族目線の土俵に居続ける為に』です
金は追いかけるものでなく、結果だと教えられた20代半ば、
最初のきっかけは、ブログに書いた鮭パックのお婆ちゃんで
したが、美容室の薬剤などを卸す営業を始めたときのこと。
先輩と同行すると、先生と呼ばれる経営者の中に、お客様に
対しては低姿勢で話すけど、営業には高飛車な言い方をする
人が多いのには驚きました。
「なんで、あんな言い方されなきゃならないんですか?」
「初めはみんなそう思うんだよ。 そのうち慣れるからさ、
ま、お金に頭を下げていると思えば良いんだよ」
笑いながら答える先輩を見て思った。
『俺は金にも美容師にも頭を下げる気はない』
と強気なだけじゃな、売上をあげなきゃ給料もあがらないし
暫くは様子を見ながら対策を考えるしかないな。
同行した一週間、どこの美容室に行っても必ず出る話題が、
税務署の話、、、不思議に思って聞きます。
「美容室の人って、いつも税務署の話しをするんですか?」
「あははっ 違うよ。今だけだよ。 税務署が美容室を狙って
入ってるからさ、みんなビクビクしてるだけの事だよ」
同行が終わり、一人で美容室回りを始めても税務署の話は、
相変わらず出るのが分って、ちょっと小細工してみた。
美容室に行き普段の「先生注文ありますか?」とは聞かず、
「最近、美容室を狙って税務署が入ってるけど、先生の所は
仕訳をどうしてますか?」
「仕訳って? それ税務署対策になるの?」
「経費を科目毎に分けるのが仕訳で、経費で落とせるならば
全て落としたほうが節税になるでしょ? この店の経費って
どんなものがありますか?」
「経費ねぇ、、まずお米でしょ?」
「ん? お米?? どんな経費なの?」
「何言ってんの、ご飯食べなきゃ動けないじゃん」と笑う
『駄目だこりゃ・・・』内心では思うが、くちに出して言う
のは「先生さ、確かにご飯たべなきゃ動けないけど、それは
美容師だけじゃなくてサラリーマンでも同じでしょ? 僕も
飯は食うけど残念ながら経費では落ちません。 だから米は
経費じゃないんですよ」
「へぇー そうなんだぁ じゃあ経費ってなに?」
「まず材料でしょ。あと週刊誌とか飾っている花は接客費だ
し、例えばせんべい買ってお客様に出せば同じように接客費
だけど、スタッフ勉強会で食べれば会議費で良いと思う」
「へぇー色々詳しいんだね。 ならさぁ、、」
「あっ ごめん。 次に行かないと閉店までに間に合わない
から、そろそろ行きますね」
「あら、、そう、 次はいつ来てくれるの?」
「うーん、注文あれば来週だけど、無ければ早くてその次の
週ってことになるかなぁ・・・」と考えたふりをすると、
「ねぇ なにか注文して」とスタッフに言う先生・・・
この営業方法は時期的にも功を奏し、1年後には3倍の売上
にもなってくれました。
勿論、ずっと税務の話だけしてた訳ではなく、税務の話から
経営、売上、スタッフ教育と話しを掘り下げた結果です。
自宅に帰れるのは早くて午前0時、普通午前2時、遅い時は
午前4時帰宅なんてのが休みの日以外は当たり前でした。
それでも当初の目的である『頭を下げず売上をあげる』は、
達成し給与は1年間で3回上がり、高飛車だった先生方にも
頭を下げるどころか、夕食を準備して待ってくれるのです。
この考え方は起業しても変わることなく年収1.200万円まで
は到達しましたが、収入増と反比例したのが、実に予想外で
したが物欲の減少だったのです。
そこそこの欲しい物ならいつでも買える状況になった途端、
物が欲しくなくなる・・・理由は分りません。
それに洋服や車、持ち物など安物でも気にならなくなる。
人間とは実に不可思議な生き物だと思いました。
ところが目標にした収入増が、それなりに実現してみると、
達成感ではなく虚無感?のような感覚にもなったのです。
思い出されるのは、毎晩午前様でグッタリ疲れる日々だけど
頼ってくれる美容室経営者の人達と膝を交え夜中まで真剣に
話したり、スタッフの人達と笑ったり、怒鳴ったりしながら
同じ目的に向かって徹夜もした日々なのです。
僕にとってお金は目的でなく、結果として得るものであり、
こんな奴の言う事を聞いて、本気で頼り、頑張る人達がいる
ことが遣り甲斐いであり、生き甲斐いにもなると分ったのは、
あんしんサポート設立以降のことです。
家族目線の土俵に立ち続ければ、料金設定も家族目線となる
のは必然だし、全てに於いて儲けの少ない事業となるだろう
事は最初から予想していました。
最大の課題、それで本当に食えるのか!? 続くのか?
でしたが、あんしん館設立後の法人設立から8年目の今なら
言える。 8年経った今だから本音で言える・・・
本当に食えるんです。 増えるんです。 続くんです。
次回、『自分が家族目線の土俵に居続ける為に』です
ひとつひとつの葬儀を確認・反省・向上する為に書く実践日誌でもあり、
これから葬儀を経験される方々が後悔しない為に役に立てたらとの
思いを
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