著書裏表紙に書いた『人は執着を捨てれば楽に生きられる』

執着が自分自身に嘘をつき、疲れる生き方の根源でもある。

・人からよく見られたい

・能力ある人だと思われたい

・異性からも同性からも魅力ある人でいたい

・良い生活がしたい、たくさん収入が欲しい

・社会的な地位や役職が欲しい

まぁ普通の人なら誰もが当たり前に思って当然です。

これらの欲望を捨てる?・・・俗世を捨て仏陀の教えに従い

生きると修行したお坊さんも、できない人が殆どですから

そんなの無理と居直ったほうが話しは早い。

なら、そこを目指さず『本音で楽に生きる』をもっと上位で

思えれば良いんだと分ったのは、わずか10年ほど前じゃない

かと思いますが、そのきっかけは僕が20代前半で血気盛んな

頃までさかのぼる・・・ 40年近くも何をしてたんだ?

と自問自答したくなりますが、それが凡人なんだと思う。

きっかけの出来事とは・・・

当時スーパー業界にいた僕は、魚売り場の前でお婆ちゃんの

独り言を耳にしました「2切れじゃ足らない4切れだと余る」

ブツブツ言うお婆ちゃんに声を掛けました。

「お婆ちゃんどうしたの?」

「うちは3人家族だから、2つじゃ足りないし、4つだと余る

からどうしようかと思ってさ・・・」と言うのです。

お婆ちゃんが迷ったのは、2切れ入塩鮭パックでした。

「だよね、ちょっと待ってて」

1パック持って裏に行き、1切パックを2つ作って半額にし

お婆ちゃんの所へ持って行くと「ありがとね」と笑顔・・・

もうひとつ出来たパックは閉店時には売れてました。

そこで翌日から1切れと2切れを置くとお客様に喜ばれる。

これで分った事・・・『利用者に聞いたほうが早くて正確な

答えが出る』ってのもあるんだな・・・

しかし、それが自分に最善の方法だと思えず、ときたまの事

だと考えたのでしょう。 目の前に突然出現した『正解』に

目もくれず、ってゆーか見えず40年遠回りをしたのです。

それでも『我が店はお客様の為にあり』の経営理念が生まれ

たのですから、20代前半の若者なら上出来だと思います。

では、、、なぜ40年も遠回りをしたのか!?

『自分が凡人であり、さして能力は無いと自覚する期間』

この自覚を持つまでに40年も費やしたのです。

20代半ばから美容室に材料を卸す営業会社のサラリーマンと

して35才で起業するまで勤め、自分の体験から誰でも売上を

上げらる方法『我が店はお客様の為にあり』の具体策を公開

し講習もしましたが誰もできませんでした。 

当時は出来ないのでなく、やらないだけと考えていました。

起業後はホテルの婚礼美粧、美容室、衣裳、写真と年々事業

規模は少しづつ大きくなり、5年後は50名を抱える程度まで

成長してくれましたが、それから20年経って分ったのは、、

『我が店はお客様の為にあり』をひとつひとつ具体的にさえ

すれば、誰でも実行できますが、具体策を生み出す創造力と、

根本的な考え方は誰一人として習得しなかったのです。  

だから、あんしんサポートでは設立前からしてきたことが、

『全て利用者に聞く』であり一貫して続けています。

団塊の世代が70代に入り死を考える人が増えています。

ところが超少子化ゆえ墓守する子供のない家も増えている。 

この話しは誰が聞いても分るでしょ?

だから葬儀相談だけでなく、今できる事、しておくべき事、

墓の事、墓守の事、費用の事、親戚の事など、このさき必ず

出てくるだろう問題を投げかけ、冷静な判断ができるときに

本音を聞きだしたり、対応策を話すのが事前相談です。

そうすると相談者が突き当たる諸問題が出てくる事も多い。

諸問題には時間を費やすが、具体的な葬儀の話しはあっさり

話をする程度、、理由はその時になってみなければ財布事情

など分らないからです。 その時になって財布が軽ければ、

軽くてもできる事をすれば良い・・・それだけを伝えます。

これが俺流であり、あんしんサポート流です。

今回の話しだけでなく、ホームページやブログなど葬儀屋を

経営する人、葬儀屋を始めようと思っている人が見て感じる

自分の本音、自分の心の声に耳を傾けて欲しい。

1.『自分もそう思ってしてきた』

2.『あっ なるほどねぇ、言われてみればその通りだよ』

3.『わけ分らねぇ、そんなの葬儀屋じゃねぇだろ!?』

この3つに大別できるでしょう。

1.の人はすでに何かしているだろうし結果も出ているはず、

好結果でないなら、1.の人ではないって事です。

2.の人は、ほぼ一般消費者と同じところにいる人

3.の人は、経営が順調ならそのまま走れば良いし、下降なら

いずれは淘汰される未来がくると思って良いでしょう。

但し、特殊な能力を持った方がいるのも事実です。

群馬ならベイシア、ヤマダ電機、ビックカメラ等々の創業者

などは我々のような凡人でなく、その最たる人物といえば、

松下幸之助さんでしょう。

同じように非凡な方は、僕の話など無視したほうが良い。

しかし僕と同じ凡人で葬儀社(どんな商売でも同じ)経営を

しているか、するなら、その辺の経営コンサルタントの数倍

価値はあるはずです。 

なぜなら机上の空論でなく、絵に描いた餅でなく、全て実践

してきた事実であり真実だからです。

少し前にも書きましたが、1200回のブログを書くのに何年も

費やしているわけですが訂正できません。

去年の僕、一昨年の僕、2年前・・・10年前の僕が何を考え

何をしてきたか分るのです。 嘘のない真実だけがあります。

内容が内容なので、まだまだ肝心な部分が書けません。

次回に続けさせてもらいます。

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