設立当初は誰からも気にされる事もなく、論外の対象だと考え

られていたのがNPOあんしんサポートでしょうが、思ってい

たより葬儀施行数が多いと感じ始めた頃からでしょうか・・・

次の2点がクローでアップされたようです。

》 低料金だから依頼が多い

》NPOだから依頼が多い

刹那的、短期的に見ればその通りかもしれませんが、長期的な

視野で捉えれば、それだけでは継続できないのです。

『低料金』とは大きな付加価値のひとつなのは確かですから、

他社との差別化を図る上で強力な武器となるでしょう。

しかし、高額な直葬パックと低料金直葬パックのどちらでも

内容が同等であるならばの条件付です。

(但し、直葬に無くても問題ない項目を入れる事でパックの

 料金を高くするような小細工はしない条件も含む)

① 追加不要で直葬がちゃんとできる事

② 使用する葬具類は誰が見ても違和感の無い物を使用の事

③ 担当者、葬儀社の人達の人間性に好感が持てる事

この3点をクリアしてれば、間違いなく低料金パックを依頼

する人は高額料金パックより増えるのは誰でも分る事ですが

実際は① ② ③ を完全クリアするのは中々難しいものです。

①では、搬送~骨壺に納まるまで絶対必要な項目が入ってない

などは論外としても、寝台、霊柩が10㎞、20㎞までといった

距離加算、午後10時~午前6時までは時間外加算などもある。

②では、僕が子供の頃に見た白木合板で平らなフタの平棺を

今見ると違和感を感じるはずです。

③では、生理的に合わないは別として、追加させたがるとか、

家族の立場を無視するとか、ようは家族から見て嫌な人でなく

好感のもてる人物の集合体であることです。

この3点を確実にクリアしている葬儀社なら、依頼数は増えて

当然だし実際増えているでしょう。 増えて無かったとしたら

自分達だけがクリアしてると思っているだけで、利用者からは

そう思えない会社であり人物って事です。

実は・・・この3点を本当にクリアしている葬儀社であるなら、

『低料金だから依頼した・・・』とは言われないはずです。

温かさや、親切さ、良くしてくれるなど無形の部分が強調され

その後に「・・・それで料金も安い」と言われたら本物です。

群馬県内で『葬儀なんて安ければ人は来る』と豪語していた

葬儀社が2件消滅したのを知っていますが、僕らが素人時代

だった事もあり、閉店前に会って話しを聞かせて貰った時は、

どちらの経営者も強気で料金の安さばかりを訴えていました。

その結果が閉店、、、どちらもわずかな期間の営業でした。

彼らが失敗した最大の原因は、扱っているのが『葬儀』だと

いう自覚の欠落だと思います。

葬儀から費用問題を抜きにして考えれば分ります。

費用が関係無かったら、誰でも豪華で、賑やかで、できる事は

目一杯なんでもしてあげたい・・・と思うのが家族の本音では

ないでしょうか・・・故人本人はどう思っていようが家族は、

そんな風に思って普通だろうと思う。 

だけど、それを阻むのが『費用の、、お金の問題』なのです。

だから最安値69.000円の直葬だろうが、なんだろうが我々は

いつでも家族より家族目線で接し続ける事が大事です。

ご丁寧な言葉など要らない・・ おべんちゃらも要らない・・

事前相談から集金の時まで、変わる事なく家族目線を貫いて

家族もそれを感じてくれたら、平均的料金なら良い評判のはず

ですから、それなりに依頼はあるはずです。 

それが低料金、超低料金で葬儀できるとなれば、自分が葬儀を

依頼する立場で考えたら答えは明確だと思うのですが・・・

『こんなに安くしてやってるんだから、これで充分だろ!』

『安くしてやりゃ 依頼はいくらでも来るさ』

では繁栄もせず、存続もできない事業なのかもしれません。

となれば『人が嫌がる事をしてやってるんだから、少し高い

のは当然だろ・・・』なんてのは論外、多分こんな経営者は

今ではなく、もっと前から閑古鳥が鳴いてたはず・・・

次回『NPOだから依頼が多い訳じゃない』です

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