本日はお昼から家族で送るお葬式、隣接市の火葬場に行きます。

昨日は友引で葬儀場の定休日でしたから、一日で全て済ませる

葬儀希望の家族が本日執り行います。

14日家族葬でしたが、前回書いたブログのような、とにかく

喧しいというか、自分の感覚を押し付ける親戚がいるらしくて

家族は故人との別れをゆっくりするどころか、その親戚の事を

最優先するような感覚になっていました。

前日湯かんの話が出ると、一人の人を気にし過ぎる家族に対し

「僕はいつもの通り納棺師を行いますし、余計な気遣いをする

気は全くありません。 その湯かん納棺に出た家族親族が絶賛

してくれるのですから、それが嫌ならうちでは出来ません」と

少し突き放した言い方でまとめました。

そして当日、僕はいつものように、いつもの湯かん納棺を行い

いつものような納棺師としてのおしゃべりをしました。

案の定、家族が心配していた親戚は、何度も何度も頷きながら

話しを聞き、いつものように笑いもある湯かん納棺でした。

全ての葬儀が済み、自宅で後飾り祭壇を設置すると、いつもの

ように『寸志』を渡そうとしますが、これまたいつものように

『辞退』して貰いません。

それから暫く、家族4人と我々2人の6人で葬儀の話しだけで

なく世間話しも含め、笑いながらの雑談タイム・・・

午後5時に入会と相談の方が来館されるので、話しを切り上げ

帰ってくる車中、改めて千明が言います。

「いつも隣で聞いてて思うけど、葬儀をした殆どの家族が絶賛

するし、心から安堵して感謝してるし、笑いながら話している

のが当たり前だけど、私の知る限り、あり得ないことですよ。

葬儀が終わって自宅に行くと、暗い家族の顔と、なにしに来た

って感じだし、再入会の話なんて絶対に出ません。 さっきも

ずっと見てて思った。 普通の葬儀社と全てが違うんですね」

「すべてとは?」

「料金、建物、内容、人、考え方とかの全てが違うんですよ。

いつも代表が言う、立ってる土俵が違う、家族目線の葬儀って

言ってるのを今日は改めて実感しました」だそうです。

この話しを聞いて思うのは・・・

僕自身は他の葬儀社の事は一切知りませんが、自分達が葬儀を

した経験のある人は、葬儀後支払いをした直後、葬儀社に対し

どんな感情が湧いてきましたか?

それが、葬儀社に対するあなたや家族の本音評価でしょう。

また葬儀社の人なら、集金後の家族はどんな表情、態度だった

でしょうか? あくまでも建前の言動や社交辞令ではなく・・

それが、あなたの葬儀社に対する一般消費者の本音でしょう。

この部分に関しては、消費者も葬儀社も非常に参考になる。

葬儀社を選択する家族は、その葬儀社で葬儀した家族が直後に

感じた印象、感覚、思いを聞けたら最高の参考書でしょう。

また葬儀社は会議をするなら、この部分を重点的に嘘偽りなく

討論すれば、より消費者から支持されるはずです。

葬儀直後に家族が見せる、本音の態度と言葉、、そして本心を

見逃しているか、見抜けないようでは家族に支持される葬儀など

到底できないと思って間違いないでしょう。

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