葬儀する家族でなく、親族の中で固定概念を持ち、その概念を

家族に押し付けようとする人が結構多いのに驚きます。

出産、七五三、成人式、結婚式、還暦、、、そして葬儀と人が

生きる中では様々な区切りを通りますが、他はどんな儀式でも

一切くちは出さないし、何も言わないのに、なぜか葬儀だけは

大きなお世話のくちを出す、、それも声を大にして強い口調で

言うのは何故なんでしょう? 

勿論、理解も納得も出来ないし実に不思議な現象です。 

まぁ費用を出してくれる親戚が何か言うなら仕方ない事ですが、

金も出さないのに金の掛かる事を、当たり前のような顔で言う

神経はどうなっているのでしょう。

良かれと思って、ではなく知ったかぶりの固定概念で、多分

わずかな葬儀経験と、聞きかじりの微々たる知識が言わせてい

るのか、自分の葬儀観を押し付ける迷惑千万な人、日本人なら

誰でも同じだと考えているのか、とにかく大きなお世話の愚行

でしかありませんが、気付かないから始末が悪い・・・

もしかしたら本人は、無知な家族に葬儀の決まりってのを教え

てやってる! くらいに思っているのかもしれませんが・・・

現実は知識も無いのに、出しゃばりで、お節介焼きで、迷惑で

嫌な親戚と思われていると思えば間違いありません。

何で自分の知ってる葬儀が全てだと思っちゃうのでしょう。

葬儀とは全国で同じ事を同じようにしていると思ってるのか?

だとしたら、まず知るべき事、知っておいて欲しい事・・・

》 葬儀は市町村単位の狭い地域毎に全て違うのが当たり前

・安置、通夜、葬儀、料理、返礼、どれをとっても違います。

・湯かん納棺の際に行う作法など千差万別です。

・墓の作りも、カロートに骨壺で納める地域もあれば、石塔に

 穴が空けてあり遺骨を撒くように入れる地域もあります

・元々35日、49日は納骨する日ではありませんが、忌明けと

 一緒に納骨する地域もあれば、即日納骨する地域もある。

・骨壺は西日本は4寸、5寸が普通、東日本7寸が普通です

 関東は全拾骨(実際は間引いています)が当然と思っている

 ので、分骨は身体を引き裂くと思う人もいるのが東日本の人

 ですが、西日本なら分骨も不思議ではありません。

・関東は生花スタンドを並べ、、関西はしきみスタンドが並ぶ

・ほぼ群馬限定で2千~3千円を包む新生活香典があります

・都内では49日後に香典返しをするのが一般的ですが、群馬は

 当日返しが一般的です

こうして書けば地域後の違いは書ききれないほどあります。

また近所であったとしても、本当の家庭事情は家族にしか分ら

ないのです。 あなたの家で葬儀が起きた時、その故人が施設

医療などで莫大な費用が掛り、預貯金が無くなったとします。

その時、親戚がお金の掛かる葬儀をするのが当然だと言ったら

あなたは有り難いと思いますか? 借金してまでしますか?

残る家族の生活に支障が出ても、それが当然だと思いますか? 

自分で固定概念を持つのは一向に構いません。 

その概念を我が家で貫くのも構いません。

しかし、それを親戚や友人知人に押し付けるのは間違いです。

どうしても言いたいなら、費用は全て自分で持つことです。

それが出来ないなら黙っていましょう。 それが礼儀です。

僕には嫌な奴にしか見えませんし、こんな人からの葬儀依頼は

頼まれても引き受けません。 本当の意味で人の事を思いやれ

ない人と付き合う気もないし、関わりたくありません。

多くの人が高額な費用の掛かる葬儀社、宗教者に不満を持って

いますが、我慢してくちに出さない人が多いのと同じくらい、

くちは出すけど金は出さない親戚にも我慢しているのです。

本気で付き合ってくれる親戚がいなくなりますよ・・・

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