8年前NPOあんしんサポートを設立した当初は、群馬県内の

全域とは言いませんが、平野部は全て支援対象でした。

始めの年は一般葬儀数件を施行しただけ、直葬に関しては依頼

される事もなかったですが、葬儀に金が掛かる事に疑問を持ち

国保の葬祭費5万円で可能な葬儀の実現を目指しました。

しかし寝台車、霊柩車は勿論、葬儀の全てを既存葬儀社と搬送

専門業者に委託しており、倍額の10万円でも受けられるか?

程度の実力でしかありませんでしたが、無理を承知で8.9万円

直葬を提示してから一気に流れが変わったように思います。

武井流の、できるようになったらやる、、お金が貯まったやる

人材が整ったらやる、と言う人で何かできた人はいない。

考えてるより、動いたほうが、出来ても、出来なくても結論が

出るのは早いと看板を出し、どうやったら可能になるか!?と

試行錯誤していた頃の事が懐かしく思い出されます。

その頃の様子はホームページでも読める著書に書いてあります。

2011年3月1日東日本大震災の10日前、5万円火葬支援パック

完成で新聞各社、NHK全国放送と続いた6月頃には依頼数も

一気に増え、初年度はたった2件だった散骨も増え、広域での

支援対応が難しくなり始め、あんしん館の新設により『安価な

安置・安置室完成』依頼が数名重なっても可能になり、40名の

家族葬も自社で可能になると更に会員数、依頼数が増えた事で

前橋市以外の葬儀から一切手を引く事になりました。 

しかし支援希望の電話問い合わせは増え続け、前橋以外は料金

追加する事で、臨時スタッフでも人件費が賄える対策をとって

県内全域に対応してきました。

会員さん達の多くは、地域毎に料金が加算されて当然だと言っ

てはくれますが、何ともスッキリしない2年間でした。

昨年、地元新聞社が50回に渡り葬儀に関する記事を特集した

事がきっかけか、年金生活者の生活が更に厳しくなったのか、

或いは他の原因かは分りませんが、前橋以外からの問い合せが

相次ぐ中、前橋の外れより距離の近い、他市もあると再認識、

『住んでいる地域が隣接市というだけで、場所によっては市内

より近いのに地域加算される。 何らかの基準を設ける必要は

あるから仕方ないか』が、その地域に住む方々の本音でしょう。

ならば自分達が動く範囲を少しでも広くし最安支援地域を拡大

すれば消費者も我々も今よりはスッキリできると考えました。

その結果が今回の『直葬最安支援地域拡大』になったのです。

・旧前橋市に隣接する地域は全て同じ条件で直葬のみ対応

・家族葬は、あんしん館での葬儀のみ対応

・一般葬は前橋市斎場のみ対応

直葬のみとしたのは、本当に我々を必要とする家族は料金的な

問題を抱えている事が多く、直葬がメインであることでした。

また家族葬であるなら、前橋あんしん館で行い、仮にマイクロ

バスを利用しても宗教者付40万円で可能となります。

他市での斎場葬儀は我々の拘束時間が長くなる為、他会員さん

からの依頼に支障がでる確率が上がるので避けました。

選べる直葬7種と直葬+遺骨供養2種を掲載し、旧前橋以外の

地域でポスティング可能地域10万軒ほど個別配布をしました。

これは今回設定した旧前橋に隣接する支援地域の極一部でしか

ありませんが、余裕の無い家庭は新聞購読してるほうが少ない

為、ポスティング配布を行ったのです。

本日10日直葬された家族は、昨年11月から実施している施設や

病院、ケアマネ等からの支援目的の紹介に限り、入会寄付金の

3.000円は掛かりますが、事前入会扱いする方法でした。

搬送~骨壺に納まるまで69.000円+税で完了の葬儀です。

国保からの葬祭費50.000円を差し引けば、税込でも25.000円

出費するだけで済みます。

自分の葬儀費用、、家族の葬儀費用をどうするか、、心配しな

がら生活している家族の耳に届いて、目にして貰えることで、

少しでも気が楽になって、残りの人生を精一杯謳歌して貰える

為の一翼を担えたらと願っています。

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