年々一年のスピードが加速して今年もあと9日だけです。

終幕を考える家族のおられる方にとっての年末年始は、心細い時期

でもあるでしょう。 そこで、年末年始は特別に注意しておくべき

事柄を書き出してみます。

》家族が自宅療養している場合、特に総合病院が主治医なら、普通

 往診をしてくれる事はありません。 また専属でなく外部医師も

 多いですから、容体が急変した時の対策と、もしもの時は死亡診

 断して貰える医師を紹介して貰うなどの確認をしておくか、その

 辺のことは訪問看護、訪問介護の方々が良く知っているので確認

 や依頼をしておきましょう。

 (救急病院は年末年始関係なく開業していますが、休み医院、病院

 も多いですから、この時期の診療は数時間待ちが普通です)

》斎場の休日

 大晦日までは営業しているでしょうが、年始は2日や3日までは

 休日と斎場毎に違います。 死亡診断書記載の死亡時刻から24時

 間火葬できないのは全国統一です。 前橋の場合だと29日頃から

 年明け3日以降の火葬となる事が多く、年によっては一週間待ち

 なんて事も珍しくありません。

》葬儀社は24時間365日営業が普通ですが、元旦の依頼は受けない

 葬儀社があるのも事実です。 利用する予定の葬儀社があるなら、

 年末年始の対応を確認しておくほうが無難でしょう。

》 25日以降に逝去された場合、逝去から24時間経過していれば、

 火葬は可能ですから、先に火葬をしたり、夕刻に葬儀したりとか

 年末年始は臨機応変に対応するのも一考です。 

 ほんの数分差で予約が取れなくて4日間日延べする・・・なんて

 事もあるので事前に家族間で打ち合わせをし、その旨を利用する

 葬儀社の担当者に伝えておけば迅速に対処してくれるでしょう。

今年の元旦は出動はなく2日の出動でしたが、昨年の正月は5名の

安置があり、一昨年は元旦の午前3時45分初出動と、この仕事する

ようになってから正月をゆっくり過ごした経験がありません。

けど利用する皆さんが気にすることはありません。

それが仕事なんだし、正月に働いている人はいくらでもいます。

正月に出掛ければ、何処かで食事をしたり、物を買ったり、どこに

行っても警官がいたり、病気になったり、遊園地や観光地も沢山の

人が働いているから休日を謳歌できる人もいるわけですからね。

とはいえ、みんなが休んでいる時に働いているのですから、利用を

する人達がほんの少し『ありがとう』の気持ちで接してくれるだけ

でも違うんじゃないかな・・・これから育つ子供達にも感謝をする

心や、ちょっとした優しさを教えるにはいい機会かもしれません。

さて、午後から自宅での湯かん納棺で納棺師をしてきます。

正座したあとは膝痛くて大変ですが、家族一人一人が自分達の手で

温かく送れた思える時間になるよう頑張ってきます。

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