2日間しっかり眠れたので元の体調に戻った気がします。

昨夜は疲れも取れた状態で布団の中に入っていると、一昨日会った

社会福祉士の言葉が頭に蘇ってきました。

施設で仕事をしていた彼が言うには、施設には天涯孤独に近い人が

沢山いるし、日帰り施設を利用する人の中にも社会に溶け込めない

独居者が沢山いて、今の葬儀システムに不安を抱えながら生活して

いる人は少なくない・・・の言葉でした。

彼らの言う今の葬儀システムとは、葬儀は家族を始めとした周囲が

執り行うのを前提としており、自分で自分の葬儀を決められない。

人の世話にならず、自分の遺体、焼骨を何も残さない方法は無いか

良く聞かれたと言います。

但し最近たまに聞く葬儀もしない、骨は火葬場で処分して貰って、

墓は不要らない・・・という『ゼロ葬』とは少し違います。

ゼロ葬とは故人の全てを残さない葬儀ではありますが、葬儀を行う

のは家族や周囲というのは今までの葬儀と同じ流れです。

しかし彼が受けた質問、要望は『全てを生前に自分で決め、支払い

まで全て済ませ、事が起きたら連絡さえすれば、後は全てを業者が

行ってくれる』というものです。

これが出来たら、迷惑を掛けたくない思いも可能になるし、全てを

自分で決めておければ、余生を過ごす上で大きな不安と、心配事が

消えるのは日々気を楽にして生きられることになる。

社会福祉士の彼から出た言葉は、予想外の言葉ではなく当然のこと

でしたから「11月~完全委託葬儀パックを始めましたよ。 内容は

お迎え~安置~手続き~火葬~散骨までの全てを事前相談しておく

ことで、逝去後は我々が全て完全委託をします。 だから本パック

だけは事前支払い制だし、税込料金の設定になっています。 まぁ

時代が大きく変化したり、物価が急上昇すれば変更しますけど、現

段階では2017年からの消費税10%にも対応する予定です」

それを聞いた社会福祉士は対応の早さに驚き「間違いなくこれから

急増する要望のひとつです」と断言していました。

更にどのくらい先を見越して動いているのか聞かれましたが、元々

2030年を見据えて動き、今現在最も注視しているのは10年後で、

団塊の世代の人達が70代後半に入ると一般の人が思っている以上に

大変な世の中が来るはずです・・・と答えておきました。

不安要素を羅列するのは簡単ですが、無理に不安をあおることより

少し先の見える人達が対応策を打っていく事のほうが大事です。

完全委託パックはそのひとつだし、在日外国人の葬儀対策も同様、

日本人だけで動かせない国になるは必然、外人が増えるのも必然、

日本で終幕を迎える外人が増えるのも必然、但し宗教観は国民性で

大きく違うだけに、それぞれの国民性、宗教観を取り入れた納得の

できる葬儀を生み出しておく必要があるのも必然でしょ? 

と笑いながら言う僕を見て納得されてたようです。

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