昨日久し振りで葬儀の無い日、モーニングを食べながらメールをする。

一週間ほど前、時間が空いたら会って欲しい人がいると、連絡を貰って

いましたが、ようやく時間が取れそうと連絡したのは、お金が無くても

死ねる前橋にしようと意を同じくする人、会って欲しいというのは福祉

関係の人で、独居や老人世帯の現実を知っている人でした。

午後5時に会う約束メールのやりとりをしている間に、3件の事前相談

希望者から連絡が入って午前11時、午後2時、午後3時、そして午後

5時と一日中暇な日ではなくなりました。

午前11時に来館されたのは、離別して独居している78才のお婆ちゃん

直葬+散骨=10万円が本当ですか?と確認され、本当の事だと分かると

「ほんとにありがたいです。これでいつ最期が来ても安心できます」と

優しい笑顔で暫く話しをし入会され帰りました。

午後2時は先日、義姉の葬儀をした方、自分達夫婦用にと再入会で来館

された70代後半のお爺ちゃんは義姉の葬儀で非常に感動したそうです。

午後3時からは60代前半の女性2名、1人は会員さん、もう1人が入会

すると「私たちの時まで元気で頑張ってください」と言われる。

同じ年の女性、普通に考えれば、僕のほうが先に逝くことになる・・・

「ありがたいことです。これで安心できます」

「私の時まで元気で頑張ってください」

とにかく良く耳にする・・・ 誰か入会する度に聞く言葉・・・

昨日も3名から聞いたが80才を超えた方なら「人生楽しんでね」と言え

ても60代の女性だと「・・・・無理」って感じになる自分がいる。

夜中に起こされ、重い人を運び、葬儀が続くと疲れを感じる・・・

今朝も早朝に電話が入り、眠さと疲れを感じる自分に数年前とは

明らかに違う肉体面の衰えを実感と不安、そして増え続ける会員さん

への責任から来る、後を受け継ぐ人達の心配もあるように思う。

自分にもしもの事があっても、葬儀の施行については、千明を中心に

息子が手伝えば問題なく進むでしょうが『死後費用は心配無用』と

思える安心感の提供と、僕との比較をされる重圧への心配かも・・・

『一銭も要らないお葬式』を掲げ、ど素人からの挑戦だった事もあって

5万円火葬の実現に3年掛かりましたが、増税でできなくなりました。

しかし僕の予測より早く、独居老人は600万人になり、全国4800万世帯

のうち1100万が老人だけの世帯となり、老々介護どころか、認々介護?

認知症の老人が認知症の配偶者を介護する現実が多いはずです。

更にショックなのは徘徊した痴呆老人が電車に跳ねられ、JR東海が損害

賠償を請求、高裁で360万円の支払い判決がお婆さんに出たことです。

最高裁の判決が出るまで世間が注目する裁判となるでしょうし、判決に

よっては大きな波紋が広がる裁判となるでしょう。

今の現状と先行き・・少し考えてみれば僕でさえ分る未来予測、それも

悲惨な現実がすぐそこまで来ているのに、まだ現実を見ようとせずに、

本当に必要な介護をする人達の給与は下げ、施設の経営が難しい政策を

するのは、なぜなのでしょう。

介護者を国家公務員並みの待遇にし、一定水準以上の人材を集められる

よう、憧れの職業にしたり、税金を上げても良いから老後に不安の無い

国作りが最大テーマなのに、人件費を削れば人材の質は下がって当然、

施設の経営が難しくなれば利用者の負担が増えて当然・・・ こんなの

子供でも分る愚策を進める国に不安以外の何も感じません。

しかし・・・この部分についての予測は出来ていたからの『一銭も要ら

ないお葬式5万円火葬の実現』だったわけです。

僕の著書やブログを読んで頂ければ分りますが、安い葬儀屋をしたい訳

ではないと何回も書いてきたはずです。 

それは設立前から現在まで、してきた事をみれば分ると思います。

あんしんサポートが行ってきた事のいくつかを書いてみます。

》一銭も無くても死後の心配無用と5万円火葬支援パックを設定

・当時10万円前後が最低価格(群馬は国保から葬祭費5万支給)

・消費税の引き上げを機に便乗値上げ、円安等で続行不可能となる

》葬儀場より低料金安置施設のほうが必要な時代が来る

 公営住宅入居者が高齢化すれば、階段しかない4階建てなどで自宅の

 安置はできません。しかし現葬儀社の施設では費用が掛かり過ぎる

・民間の式場が全盛期、安置は自宅中心、或いは式場の安置室

》墓守不在で墓閉じは増え、散骨希望が増えると山林取得し散骨場開設

・当時散骨など殆ど話題になりませんでした

》散骨には欠点があり、手を合わせられる永代供養墓を建設する

 焼骨の一部を1000名保管でき33回忌まで預かっても追加金なし

・散骨の欠点であるこの部分はこれから問題になるはずです

》あんしんサポート会員は寺の檀家にならずとも依頼できるシステム

・依頼時に支払うだけ、年会費、寄付が無いのは利用者納得のシステム

》団塊の世代が終幕を迎える10年後に向け、直葬を充実させる事が必須

・年金で生活できるか? 葬儀費用の蓄えなど論外の時代到来は確実

 しかし死後の面倒は行政で看てくれないのだから低料金火葬は必須

・今でも家族葬、家族葬という感覚が続いてるようですが・・・

》火葬+散骨(永代供養墓保管)までの低料金パック設定(税別10万円)

・すでに今では事前相談で一番予約の多いパックとなっています

》家族でなく親戚や兄弟姉妹が行う葬儀が増え、兄弟姉妹や親戚がいる

 のに天涯孤独にも近い人達が増える。 そこで完全委託で火葬+遺骨

 供養まで全て代行する完全委託の葬儀パック設定(税込12万円)

・10年以内に要望が一気に増えるはずです

》そして一円も無くても火葬までして貰える町、市、県、国への挑戦

・税別69.000円でお迎え~安置~骨壺に納まるまでの全費用です

・2017年4月~10%消費税になると69.000+6.900=75.900円となり

 国保葬祭費5万円を差し引いても25.900円不足します。 そこで10

 年間毎年2.600円づつ徴収、10年間市民を続ければ火葬できる。

他にも墓閉じ、住居片付けは低料金で始まっていますし、老人の死後に

残されたペットの問題などが増えるはずです。

これらは全て実践中か、すでに対策検討中です。

全てではありませんが、僕が歩いている道の先駆者を知りません。

当然、誰かの真似はできません。 全て自分で考え、自分で決めて進む

しか方法はありませんが、僕が生きているうちに最終目的まで到達する

可能性のほうが少ないことへの不安と、後を引き継ぐ人達があんしん

サポートを利用した葬儀経験者からのプレッシャーに潰れて欲しくない。

後に続く人達は日々元気な笑顔で仕事をし「ありがとう」と言って貰え

える支援活動・・・それで充分と覚えておいて欲しい。

↓↓↓↓
  
にほんブログ村


ひとつひとつの葬儀を確認・反省・向上する為に書く実践日誌でもあり、

これから葬儀を
経験される方々が後悔しない為に役に立てたらとの


思いを込めて書いています。 宜しければクリックをお願いします