墓閉じの依頼者から閉眼供養の日程が決まったと連絡が入りました。

相変わらず、墓閉じ依頼は多いですが今日の新聞で群馬県の人口予測は

平成60年までに37万人減るのだそうです。

出生数が年間15.000人ほどですから、33年間で87万人亡くなる計算に

なるってこと・・・人口200万足らずの県での話しです。

大変な時代が来るのは間違いありません。 それも世界で経験した事の

ない未知の世界を迎えようとしている訳で、どう考えても年金が貰える

計算が僕の頭では成立しません。 

生活出来ない老人が普通に存在する国になるって事でしょうか・・・

その傾向が誰でも分るのは10年後だろうと思います。

団塊の世代が70代後半に入り、終幕を迎える人が一気に増えます。

終幕前は医療、介護、施設と費用がかさむのも明らかですし、その頃は

今より負担金が増えている覚悟も必要でしょう。

その後ある葬儀・・・今の葬儀費用感覚が通用するとは思えません。

それこそ食わずに死んだ後の費用を残す?ってことになるでしょう。

或いは葬儀費用を捻出する為に保険を掛ける事になったとしても、死亡

する人が急増すれば保険会社が倒産するか、保険金が上がるか、撤廃を

することになっても不思議ではありません。

っていうか・・・そこまでして高額な葬儀をする必要は全くありません。

葬儀社と宗教者を守る為の葬儀など不要です。

何度も書いていますが、残る家族の生活を守る以上に大切な事など絶対

ないのです。 その点を無視して故人の供養だ、弔いだと騒ぐのは霊感

商法以外の何ものでもありません。 故人だって喜びません。

あなた自身が故人だったらと考えればすぐ分ります。

あなたの葬儀をした家族が生活に行き詰まっても、自分の葬儀は高額な

費用を掛けたり、家族に無理をさせた葬儀をして欲しいですか?

普通の感覚を持った人間ならNOと言うはずです。

もし、あなたがYESと思うなら、普通の感覚を備えてない人間である

ことを自覚されたほうがよろしいでしょう。 分り易く言えば変人です。

だからといって、高額な葬儀を否定している訳ではありません。

これも何度も言っていますが、我が家の経済事情に合わせ、無理の無い

葬儀を選択すれば良いと言っているのです。

問題は経済事情に合わせて・・・の部分です。

依頼された墓の確認に行った時、依頼主がこんな話をしました。

隣県の超有名な避暑地に住む80代前半になるお姉さんが、自分の葬儀の

心配をしてたった一軒しかない葬儀社の話を聞くと、家族葬なら受ける

けど直葬は受けないと言われたそうです。 聞いて驚きました。

聞けば以前テレビで役者さんがCMしているを見た事があるほど有名な

葬儀社なので更にビックリでした。

お姉さんは葬儀費用、遺骨費用を考えると気分が滅入ると、妹さんにも

話していると聞かされ、勢いで「なら、都内パックを適応するからさ、

198.000円+税で、お迎え~遺骨供養まで全て完了するって、お姉さん

に伝えてくれて良いですよ」と言ってあったのを思い出しました。 

電話で閉眼供養の日程報告をされたあと「先日の話しを姉に伝えたら、

すっごく喜んですぐに葬儀社を解約したって報告も受けたし、相当安心

したようで最近では前より元気になりました」とお姉さん報告も同時に

され、お姉さんに代わって感謝されたのです。

まだ入会もしてないし、詳細も伝えてないのに・・・

早速、都民パックの部分だけ大きく印刷して今週中には送付します。

このお姉さんのように、無理をすればある程度のお金は、葬儀代として

出せるかもしれません。 しかし、その費用を貯めなくてはと精神的に

大きな負担が掛かったり、日々の生活を節約する必要があるのです。

それも・・・自分の葬儀費用の為にです。 

実に馬鹿げていますが、葬儀社が受けてくれないから仕方ない、依頼を

受けて貰えるだけの費用を貯めるしかないと思って当然でしょう。

独占だからやりたい放題・・・こんな地域もあるとは驚きでした。

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