前回のお婆ちゃん・・・あんしん館の部屋で真っ白な布棺の中に納棺

するとドライアイスで処置、痩せたお婆ちゃんには重そうに見える。

最低限必要量に減らすと軽くなって楽そうな顔に見えるから不思議。

施設から持ってきた縫いぐるみを顔の両側に置いて、モルモットみた

いな毛の長いの縫いぐるみは、お婆ちゃんにキスするような恰好・・

大好きな縫いぐるみ達で賑やかになって寂しくなさそうだ。

火葬当日、午前9時10分霊柩車に移動して20分出発、1分ほどで斎場

到着すると棺を下す「何人くらいですか?」斎場係員の質問に対し、

「誰も来ないかも・・・」そう言った僕に

「何人か来てるみたいですけど」と担当者が指を指した方向を見ると

施設から4名の人が見送りに来てくれました。

「お婆ちゃん良かったね」棺につぶやく・・・周りから見ると変な奴

に見えるかもしれませんが、故人の知り合いが来てくれたら、僕らが

送るよりは喜んでくれるような気がして・・・つい出た言葉でした。

火葬炉に入る前、施設の人達が最後のお別れをすると、縫いぐるみの

話しや、生花を少し入れておいたので「お花も入ってる」と、ほんの

少し賑やかに送ってあげられました。

1時間後、焼骨を持ち帰り粉骨にすると午後12時30分出発、散骨場に

到着したのは午後2時でした。

風が強く肌寒い初冬のような日でしたが、散骨場付近は紅葉が見頃を

迎える直前か、見頃なのでしょう。 車がいつもより多かったです。

散骨が済むと本日4日は永代供養墓に納骨です。


当初は全散骨の予定でしたが、70代姪御さんのご主人の体調が悪くて

火葬には来られないからと永代供養墓での保管を希望されたのです。

都内に住む姪後さんがいつか墓を訪れてくれるでしょう。

搬送した時は、なんだか寂しい気分になりましたが、逝去後4日間が


経ってみると、火葬も人が来てくれたし、紅葉も見られたし、今日は

読経の中で納骨・・・結構良い4日間だったかも・・と思えました。

散骨の写真は都内の姪御さんに送られます。

来年8月に行う、あんしんサポート新盆供養(会員故人1名5千円)

には姪後さんも来館と墓参りができるくらい、ご主人が元気になって

くれたらと思っています。 

そうそう、お婆ちゃんは皆が安らかな良い顔だと言ってくれるほど、

穏やかな顔で旅立ちました。

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