何度か書いてる特区イベントに関連して、先月から今まで会った事

の無い人達と会う機会が増え、ほんの少し葬儀の話しをするだけで

「へぇーそうなんですか?」と言われる回数が非常に多くて葬儀に

関しては会話というより一方的な発言となるのが殆どです。

一般に言われる外人さん、日本在住の二世、三世の人に聞いた話し

によると仏式葬儀が多いと聞かされたのには驚きました。

さらに本日火葬した人は墓に入るのが当たり前、決まりだと思って

いたのか110万円も支払って永代供養墓に入るそうです。

本人が希望し金銭的に余裕があるなら、それはそれで良いと思いま

すが後見人が付いているって事は、痴呆の方だってことです。

また昨日入会希望の電話をくれた方は、あんしんサポートに電話を

するなら聞いて欲しいと言われたのですが・・・と話し始めたのは

「墓は寺にあるから、そこに入れば良いけど、自分の後は誰もいな

から、火葬のあとで遺骨を墓に入れて貰えれば良いのですが、勿論

運んで入れて貰う費用はお支払しますが? おいくらですか?」と

いう内容の相談だったそうです。 この質問どう思いますか?

自分が死んだら家族親族は誰もいないのだから、墓に入れてくれる

人を事前にお願いしておくのは当然と思った人は、大きな間違いに

気づいていません。

① 寺の墓は引き続き墓守をしてくれる人が無ければ入れません

② 直葬して寺の墓に入るには、僕が知る限り最低5万円の布施を

  出すことになるでしょう(このケースでは入れさせないと思う)

③ 墓守不在になるなら、最後の墓守が墓じまいをし更地に戻して

  返還するのが普通の決まりです。 閉眼供養、墓の撤去費用と

  遺骨の供養処理費用は間違いなく掛かるはずです

80才近いお爺ちゃんでも、葬儀や墓に関する正確な知識を持って

いる人のほうが極少数なのです。

我々のような専門家は必要な知識は学びますが、一般の人はいくら

年令を重ねても経験が無ければ分らなくて当然です。

・葬儀の話しを「へぇー」と聞くだけで知識はない人達

・墓に入るのが決まりだと思い込んでいる人

・墓は建てれば墓守が誰も居なくなっても使い続けられると思い込

 んでいる人、中には墓所は買ったと思い込んでいる人もいる

墓だけを捉えても、客観的に平等に相談できる場所が必要だと感じ

ますし、これが介護や医療なら尚更だと思うのですが・・・

あなた自身や家族の誰かが、介護施設のお世話になる必要が生じた

としたら、あなたの地域にある介護施設の料金、規模、内容、特徴

など知っていますか? 知るには全ての施設に出向かなければ無理

ではありませんか? またすぐに入れる施設や待機者数も分らない

のが普通です。 更に人が生きていく中で様々な病になる事だって

考えられますが、どの病気は、いつ、何処に行けば良いか、どんな

検査をすれば良いか、それが出来るのは何処の病院? なんて事が

無料かワンコイン程度で気軽に相談できる場所・・・

墓の相談も、施設の相談も、病院の相談も全て一本の電話で済んで

一か所で受けてくれる第三セクターがあったら良いと思いません?

これは7年以上前から、くちにしてきた事ですが、今回の流れの中

改めて必要性を強く感じています。

人が人に優しい街、人が安心して住める街・・・

それすなわち、人が集まる街・・・

故に、それが地方創生の要となるはず・・・

今回新たな出会いで強く感じるのは『人』です

良い街だと感じ、人生の終幕までずっと住み続けたいと感じる・・

それは、誰もが求める利便性以上に自分の周りに居てくれる『人』

笑いのある家族、もしもの時は頼れる隣人達、趣味や余暇を楽しく

過ごせる仲間達、困った時は相談できる同僚や上司や友人なのかも

しれないと・・・そう一番大きいのは『人』だと教えられた。

自分の人生を振り返っても、本当に困った時に助けてくれた人達は

一生忘れない・・・心から有り難いと思った記憶が蘇る・・・

なら自分が助けられる環境にいるなら、その恩を誰かに返せば良い

そんな風にも思えるきっかけになりました。

もしかしたら今までより少し優しい僕、になれるかもしれません。

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