人生の幕を閉じた後にも高額な費用が・・・

亡くなった本人は「焼いてくれたら良い。無理はするな」と言って

くれても周囲の無責任な言動がそれを許さず、残る家族の生活にも

支障が出る・・・どう考えても変な話しです。

①親族や周囲の無責任発言、くちは出すけど金出さずに問題あり

②その親戚を利用する葬儀屋にも問題あり

③自分の生活優先で高額な布施を要求する宗教者にも問題あり

されど最大の問題は『葬儀に対し無関心と無知』な家族なのです。

悪徳葬儀屋・・・確かに存在するでしょうが、依頼するのは家族で

日本は強制的に契約などできる国ではありません。

もっと葬儀について学び、知るべき・・・なんて事は僕でなくても

多くの人が語っているでしょう。

それでも学ぼうとしない、知ろうとしないのが葬儀のようです。

僕の講演に来る人達って一般の人より関心が強く、おそらく一般の

人より知識は持っているのでは!? されど質疑応答をしてみると

何も知らない・・・と言うより何が分らないかが、分らない・・・

という印象を強く感じます。

前回ブログの『独居者や家族以外が行う葬儀用パック』を考えると

逝去後の一報を受けた後は、搬送、届出と手続き、火葬、散骨まで

『完全委託パック』なら、本人の依頼でも、親戚の依頼でも最善な

方法だろうと内容設定を始めたところ、ある事に気付きました。

現在設定してある直葬バックは、最低限火葬ができる内容は抑えて

あとは家族の財布事情と思いで追加できるようになっています。

》病院等逝去場所までのお迎え、あんしん館まで搬送

》ドライアイス15㎏で、あんしん館納棺安置(48時間以内)

》家族は末期の水をとり、線香を供え、最終打合せ

》死亡届書に記入して貰い、届出と火葬予約は代行(コピー2部)

》予約日時に合わせ霊柩車で柩搬送(安置後~火葬まで会えません)

》火葬後、拾骨して貰い骨壺に納めて直葬完了

以上の全行程と全人件費で税別89.000円です。

今のままでも問題はないのですが、火葬までの間に故人と会いたい

と言う
人がいることです。

個室安置なら初めから会える設定ですが、納棺安置は料金を抑える

のが最優先の設定で会えません。 その理由は家族親族が集まれば、

冷暖房、電気、そして家族親族が帰るまで誰か待機するからです。

もうひとつ5万円火葬支援パックが増税後、各葬具の値上げで実施

出来なくなり、国保からの葬祭費支給5万円(群馬の場合)では、

4.6万円の自己負担が必要になったことです。 

消費税の引き上げと円安も重なって、輸入している葬儀品は軒並み

値上げが今も続いており、止む終えないと思う反面、少しでも安く

できないかと考え続ける自分もいるのです。

但し、うちより低料金をうたう葬儀社はいくつもありますが、よく

内容を見ると提示料金では火葬ができない事に気付きます。

そんなの全く意味がありません。 っていうか、、、詐欺でしょ?

葬儀の出来ない葬儀パック・・・なんてあり得ないでしょ!?

と・・・ぼやいても始まりません。

実現できるか否か分りませんが、今頭の中にあるのは・・・

・火葬できる最小限パックが税別7万円で何とかならないか・・・

・そうすれば納棺安置でも会える8万円パックが可能となる・・・

・個室安置の直葬パック

・枕花と白木膳と果物が入ったパック

・枕花と白木膳と果物と遺影と湯かん納棺が入ったパック

・枕花と白木膳と果物と遺影と湯かん納棺と枕経付パック

・枕花と白木膳と果物と遺影と湯かん納棺と枕経と戒名付パック

今まで沢山の直葬をして家族から出た要望を形にすると上の7種が

あれば、直葬に関しては殆どの家族に対応できるはずです。

最後の湯かん納棺と枕経と戒名まで付いた直葬が、税別18万円内で

抑えられたら安堵する家族は沢山いらっしゃるでしょう。

今回の案件は『ぱっく60』と『直葬』ですから、決して不可能では

ない改善案だろうと思えます。

また利益を減らす案件となりそうですが、本当に大変な家族をそれ

だけ見ているって事なんだと思う。

お金のある人が低料金の葬儀をするのと、余裕の無い人がするのは

家族の胸中からして全く違う・・・

より細かい選択肢を設定することで、家族の中に納得感、満足感が

残ってくれるなら、あんしんサポートが存続する意味はある・・・

今までに何度か料金や内容を改定してきた。

朝令暮改と言われるかな・・けど決めたから続けるでなく必要なら

いつでも変更するフットワークの軽さは強力な武器だと考える。

会員さんの中には「うちが葬儀した時よりずっと安くなって内容は

ずっと良くなったよね」って笑いながら言う人もいます。 

それで良いと思う・・・それが良いとも思う・・・

我々を必要とする人達が存在する限り、日々考え続けること、日々

歩みを止めないこと、言動し続けることが大事、たとえその結果が

思わしく無かったとしても、いつか目的を達成する時が来る。

失敗は諦めなければ過程でしかない・・・

その先に多くの人達が安堵できる笑顔があるはず・・・

今の心境を素のままで飾ることなく書いておく・・・

今回のブログを明日以降読み直せば自分を客観できるだろう。

今回案件の可否は、その時できるはず。

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