前回一般葬儀社とは立っている土俵が違うようだと書きました。

葬儀社では、お客様といった対応を当然のようにしますが、何度も

書いたように、頭は下げないし、くちは悪いし、言いたい事を言う

だけでなく、一般葬儀社が行うことを家族が行う・・・ようするに

家族『も』リスクを背負うのが、あんしんサポート流です。

家族も・・・と書いたのは、我々も・・・だからで、料金を抑える

最大のポイントは人手を増やさないことです。

公営斎場利用葬儀以外は全て2人、経理、企画、パンフレット印刷

ホームページ作成、夜中の搬送に至るまで全て2人で対応する事で

低料金葬儀を可能としているのです。

但し、我々の方法が一番良いと言っているのではありません。

読んで分るように超零細企業ですから、施行できる数にも限界があ

るし、群馬県内でも依頼内容によっては対応できない地域のほうが

多く、全ての葬儀に対応できる訳ではないのです。

それでも金銭的に余裕の無い家族には必要な存在であり、その結果

として直葬を全県依頼可能とした反面、一般葬は前橋斎場以外では

受けないと、より弱者中心の葬儀支援を前面に打ち出しました。

それでは家族が背負うリスクをいくつか列記してみます。

①~⑥が、あんしんサポート流、『・』が一般葬儀社の対応

① 入会は予約後来館が前提、移動手段の無い高齢者のみ訪問あり

 ・普通は葬儀社が訪問、或いは勧誘訪問

② 依頼者の菩提寺利用時、当方一切関知せず場所と葬具のみ提供

 ・白木位牌類は葬儀社が菩提寺に届け打合せをする

③ 葬儀当時か翌日に家族が来館して支払いをする

 ・葬儀後一週間ほどで集金に伺う

④ 葬儀後の自宅置き返礼品は2週間後、家族持参にて精算

 ・葬儀社の人が引き上げに訪問して集金

⑤ 新盆返礼品は家族持参にて精算

 ・葬儀社の人が引き上げに訪問して集金

⑥ 自宅布団安置はあんしん館個室安置より高い(+2万円)

 ・一般的には自宅安置が最も安価な安置方法

如何ですか? 多くの葬儀社とは違う対応だと思うのですが・・・

人手を必要とする部分を会員である家族に賄って貰うことで、料金

を抑えたり、返礼品を全て25%OFFにもできるのです。

また安置に関して言うと、自宅安置が一番大変なのは何処の葬儀社

でも同じはずです。 安置施設を持たない葬儀社は別です。

ようするに全てを代行してくれる・・・しかし全てが料金に上乗せ

している上げ膳据え膳の葬儀社でなく、家族がリスクを背負う事で

高品質、低料金、高内容の葬儀を可能にしているって事です。

その意味では、あんしんサポートは極端かもしれませんが葬儀業界

の考え方は、あんしんサポートの逆に近いものに思えます。

代表的な例として、リムジンの高級霊柩車に乗りたい人が沢山いる

のでしょうか? それも高い料金を払って・・・

お金はないけど、人の良い、気の弱い人達が『どうしよう・・』と

困って相談に来ると、出来るだけ費用を掛けず豪華に見えて、内容

や使用品は高品質な葬儀にしてあげたいって思うじゃない。

そのひとつが、あんしん館の祭壇には回転灯篭四対、バブル灯一対、

キラキラ回転灯一対、砂糖盛り一対、四華花一対、造花飾り二対が

初めから豪華に設置されており、家族は何も買う必要がない祭壇に

なっています(全てレンタル葬儀時は豪華、自宅に持ち帰れません) 

僕らが出来る範囲の事は可能な限り家族目線で行い、家族も自分で

出来ることをして、人件費を抑える事で納得も満足もできる葬儀が

実現する・・・良く考えれば至極当然のことなのです。

事実、あんしん館を利用する家族は返礼品を当然のように運んで、

支払いを済ませ、ついでに49日法要、納骨や墓誌彫り、死亡による

各種手続き等の相談もして帰る人が多く、自分で運んでくることで

相談し易いのかもしれません。

家族の手は一切わずらわせず、全て金額請求するのもサービスの形

ではありますが、我々は家族目線で対応、家族は我々の身体を心配

してくれる・・・そんなお互い様がより身近な葬儀屋さんに感じら

れる結果になっているのかもしれません。

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