人は生まれながらにして不公平が始まり、貧富の差、身体的違い、

能力差、社会的地位、性別、と千差万別の生涯を送ります。

終幕すら誕生直後に迎える人もいれば、100年以上の人生を送れる

長生きな人もいます。 長生きだから幸せとは限りませんが・・・

しかし『死』だけは誰でも1回だけ必ず迎える。 誰でもいつかは

死ぬのに何で人の死に費用が掛かるのか? それも高額なのか?

どう考えても納得できないからであり、あんしんサポートが誕生

した根本的な課題でもあります。

人が死んだら放っておいても良いですよと言うなら話は別ですが、

放っておけば死体遺棄で逮捕するわけです。

最近は入院も長くさせてくれません。 当然入院費も掛かりますし

施設に入れば特養でも7~8万円、一般的施設なら15万円も掛かる

のですから、簡単には施設にも入れません。

自宅介護すれば家族の誰かが面倒を看る事になり、仕事はできない

でしょうが、家族が一人なら収入が得られません。

生活保護は自宅があったら対象になりません。

自宅が無く借家だとしても生命保険等は一切解約させられます。

なら行政が全て面倒を看てくれるのか!?

行政の対応は気の弱い人は無理!と言えるほど温かくありません。

なんちゅうかなぁ・・・ひとつ、ひとつの政策が細切れというか、

横の繋がりが無さ過ぎるというか・・・

図太い神経を持ち、強気で立ち向かえる人は相当横車でも押せるし

真正直な気の弱い人は当たり前の政策さえも利用できない事だって

普通にあるのが現状です。

ぶっちゃけ生活に余裕のある人は、今まで通りの葬儀感覚でも問題

ありませんが、政府を信じ年金だけを当てにしてきた人達なんて、

年金の受取額は年々下がるし、医療費の負担はさせられるし、など

とても葬儀費用まで手は回らなくても当然だと思えます。

市民税だ、保険料だ、固定資産税だと毎月税金を払う現状の中で、

火葬して骨にするまでの費用くらい支払った税金の中から貯めれば

良いんじゃないの!? と思えてしかたありません。

ようするに火葬は本来なら行政が行うべきことだと考えています。

葬儀をしろと言ってるのではありません。

故人が骨壺に納まるまでを行政が行うべきだと思っています。

骨葬儀をするとか、今までの葬儀を希望される家族には搬送~骨壺

までに掛かる、或いは支払う費用を家族に渡せば良いだけの話。

火葬に掛かる費用は、自治会、葬儀社、行政、市民等で公式な場を

持ち決めて実施する葬儀社を募れば良いのです。

問題はここからです。

低料金、高品質、温もりにこだわるのは、葬儀を行う家族の心情を

考慮するからであり、現行葬儀の疑問への提言でもあります。

低料金

現行の葬儀料金が高過ぎると思っています。 商売ですから高額な

設定でも付加価値を付ける事で割安感を出したり、高級感を演出す

ることもあるでしょうが何の問題も感じません。 しかし選択肢の

中に低額料金があるべきです。 元の基準が高いせいか直葬料金が

高額になるのは自動車の部品が異常に高いのと似ています。

せめて直葬だけでも全国的に料金が下がって欲しい為です。

他県から来た親族で葬儀屋さんが一軒しかないのに、直葬は受けな

いと言われた事があるそうです。 葬儀屋さんが受ける受けないは

商売ですから自由ですが、行政は対応すべき地域と言えます。

高品質

安くするけど、内容は低品質だよ・・・では意味がありません。

利用できないような低料金は詐欺と一緒、誰が見ても違和感の無い

葬具を全て使用し、担当する人の資質も普通以上の人は最低条件

温もり

直葬をされる人の多くの本音はお金の問題です。

だからこそ豪華ではないし、質素な葬儀ではありますが、人の温も

りが感じられる葬儀にしてあげたい・・・これは僕の希望でもある。

ただ勘違いして欲しくないのは、我がままを聞くと言ってるのでは

ありません。 費用的に出来る事と出来ないことは当然あります。

基本料金の流れが違和感の無いものであれば良く、やたらこだわる

家族は高額になっても違うパックを利用すれば良いのです。

低料金で、高品質で、温もりある葬儀をと考えた時、全てを業者が

背負うのではなく、家族もリスクを背負えば良いと思います。

ちなみに、あんしんサポートは一般葬儀社とは違うであろう対応が

いくつも存在しています。 家族がリスクを背負うと言えます。

今回は長くなり過ぎるから、近いうちに書いてみるつもりです。

葬儀費用くらい貯めろよ・・・という意見もあるでしょうが、僕ら

みたいに本当に苦しい人達とも会って話す仕事をしていると、そこ

まで言わなくても、今までの苦しい生活で充分報いは受けてきたし

本人達も好きで貧乏している訳ではない人のほうが多いのです。

せめて死後の心配くらいせずに済む世の中でも良いでしょ!?

それと僕の場合、金持ちで育ち、中学3年の時稼業倒産で、真逆の

生活になった経験があるからでしょうか・・・今は裕福でも明日は

我が身だと考えるからです。

本当なら行政がすべきだと思いますが、すぐにそうはなりません。

でも、いつかそうなって欲しい・・・一銭も無くても死ねる地域、

県、国となれる方法を模索しながら進んでいるからです。

介護など生きた人を相手にする福祉は様々な対応が進んでいますが

亡くなった方、その家族への対応は火葬場のみに留まり、火葬だけ

無料でも、それまでの過程に多額の費用が掛かる現実に問題があり

その部分について行政は一切の関知をしません。

葬儀屋さん、葬儀相談員、葬儀うんぬんと名乗る方々のブログとか

ホームページを見ても、なるほどね・・・とは思いますが違和感の

ほうが強いのは、基本の論点が違うからで99%の葬儀社と全く違う

土俵に立っているようです。 その辺りを一番良く知っているのは

我々が葬儀をした家族でしょう。

葬儀を商売にし企業経営するのに異論などありませんが、社会保障

で死後の心配をせずとも、普通の感覚を持つ人なら納得できる最低

基準は別にあるべき・・・無料と有料が選択でき、どちらでも問題

なく死を迎えられるシステムなら良いのでは・・・

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