8月6日掲載、都内の姪が行う叔父の直葬が現実となりました。
8月13日午前2時、隣接市総合病院の看護師さんから事前打合せ
8月13日午前2時、隣接市総合病院の看護師さんから事前打合せ
通り対象者逝去の一報が入る。
午前1時過ぎまで記憶があるから1時間は寝てない・・・これから
深い眠りに入る時間帯に起こされ、ちと辛いが慣れもあるのだろう
すぐに目は覚め自宅を出て、あんしん館に向かう。
到着すると火葬の空き状況を確認、15日が友引だと分り14日空き
状況を確認すると午前10時に空きがあり予約。
搬送準備を済ませると、指定病院に向かい帰りがけドライアイスを
取って帰ることにする。
隣接市の病院到着は午前3時、逝去連絡から丁度1時間でした。
4階の病室まで迎えに行き搬送準備が整うと、最初に行うのは死亡
診断書の確認、通常病院は家族に渡しますが一度確認すべきです。
① 役所に届けてある故人氏名の文字と違ってないか?
・ 姓名判断や画数等で通常使用する漢字が違う場合もある
・漢字が違うと行政で受付てくれません
② 死亡診断した医師の氏名・印鑑があるか?
③ ついでに言うと、A3サイズの死亡診断書向かって左側A4は火葬
申請書として使用する部分、忌引き願い・携帯解約等に使用
向かって右側は死亡診断書ですから死因等が書いてあります。
生命保険等、死因が必要な事以外はあえて見せる必要はない
夜間の病院は少人数で病室の確認をするので、急変患者がいたり、
急患が入ると中々病室個々に目が届かない事もあり得ます。
我々は逝去後の対応ですが、看護、介護は生きている人への対応を
24時間問わず行うのですから、数倍大変なはず・・・僕には無理な
仕事だといつも思います。 ほんと、お疲れ様です。
ほんの数分でしたが、看護師さんと話したので、その際にちょっと
だけアドバイスをしておきました。 それは亡くなった方への対処
方法で、存命中の方は我々の出る幕などありませんが、亡くなった
方への対処も、普段通り生きている方と同じ対処をする・・・のが
当然の流れなのは分ります。
ただ体温が上がると腹部にガスが発生し、このガスが処置した栓を
吹き飛ばし、内容物を開口部から噴出させると見た目は勿論、部屋
が異臭で悲惨な状況になりますので腹部の冷却は重要です。
特に夏場は葬儀屋さんが来るまでの間は、ビニール袋に入れた氷か
アイスノンをしっかり腹部に直接当て、上に掛けるならタオルケッ
ト程度にし、部屋の冷房を目一杯効かせておく事です。
自宅で家族が亡くなった場合も同じ、自宅逝去の場合、遺体処置が
される事は殆どありませんから尚更のことです。
話しを戻すと、隣接市病院から途中にあるドライアイス15㎏を取り
あんしん館に戻ると準備してあった棺に納め、ドライ15㎏全て使用
してご安置、線香を供え、フタを閉じ、部屋を18℃に設定します。
死亡診断書は事前に聞いておいた必要事項と認印を押して完了。
全て予定通りに進んでいるので心配要らないと、都内の姪御さんに
連絡したのは午前4時20分でした。 仕事があるのに申し訳ないと
思いましたが、都内でちゃんと進んでいるか心配しているより良い
だろうとの判断です。
火葬時間の最終確認が済むと斎場へ必要事項をFAXして完了。
一旦自宅に戻って、いつものように午前10時に出社すると、役所で
各手続き、火葬許可証が出るまでの1時間でモーニングを食べ待機、
許可証を受け取ると、安置確認をし骨壺、霊柩車等の確認で完了。
14日午前9時出勤すると、棺と骨壺を霊柩車に乗せ、エアコン全開
午前9時20分出発、火葬炉に入ると担当者と我々2名で焼香して
70分後に収骨した骨壺を受け取り直葬は全て完了です。
遺骨は親戚の方が午後5時、取りに来られました。 聞くと親戚の
墓が寺にあり、お金が無いから気にしなくて良いと言ってくれたと
聞きました。 墓所に墓はなく骨壺を土葬するようですが良心的な
お寺さんで良かったです。 住職が代わっても慈悲の心を受け継い
で欲しいですね。
姪後さんが18日の休みに支払いに来てくれるそうです。
直葬パック一式89.000円+隣接地域加算10.000円=99.000円+税
今回は姪後さんが行う葬儀でしたが、家族でも仕事の都合で遠方に
いる人が行う場合などは、同じ方法を相談しておくと良いですよ。
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