事前相談の予約電話をくれたのは初老の夫婦の奥さんから、子供は

娘さんが一人の為、永代供養墓、散骨などを検討しているらしいが

あんしんサポートの永代供養散骨をバンフレットで知り、寺の永代

供養墓と比較する為、何処か聞きませんでしたが、寺でお坊さんに

話したら「散骨なんてしたら孫の代まで祟られるぞ!」と言われ、

怖くなったが、直接話しを聞きたくて電話をくれたのだと言う。

電話でごちゃごちゃ言っても始まらないので、来られる日時を予約

してから来館してくれるよう話しましたと聞かされる。

どんな商売でもしてはならない事がある・・・宗教者もお金を貰い

僧侶で得た収入で生業としているのだから商売に変わりはない。

人の生死に関わる仕事をする人間、医師、葬儀社、宗教者、石屋、

仏壇屋等が絶対してはならないのが『霊感商法』なのです。

霊の存在を否定する気はありませんし、100年前は科学で説明でき

なかった事が現在は説明できるようになった事例はいくつもある。

同様に今は説明できなくても、100年後は明らかになっている事も

当然あるでしょうから、現時点では解明できない事があるのは当然

とも考えられるわけです。  時間と研究が解決してくれるでしょう。

しかし素人さんを脅して商売に繋げるのは明らかに間違いです。

っていうか、この宗教者どんだけ傲慢なんだ!?

僕の個人的な意見でしかありませんが、どんな職業にも天職や適職

ってのはあるし、その仕事に適した人間がいると思っています。

例えば医師・・・頭が良くないと慣れない職業のひとつですけど、

勉強ができる事より、医は仁術、人の命を助けようとする心、人を

思いやれる心を持った人が、必要な経験を積んで、知識や技術等を

習得するのが最善に思えます。

また料理人なら、店に入ってくる姿を見て、疲れの度合いを測って

味の濃淡を調整したり、旨いものを食べさせたいと心底思う人こそ

料理人になるべき人・・・だと思うのです。

全ての職業に適した人種がいて宗教家も同じです。

宗教とは本来生きる指標なのですから、宗教家は迷える人達に不安

でなく、心の安らぎを与える人であり、話していると安心できる人

何でも相談したくなる人、穏やかで、広い心で、話しているだけで

落ちつける雰囲気を持つ人が最適なのでしょう。

僕のような元々は葬儀のど素人でも、葬儀に携わるなら霊感商法と

誘導商法をしてはならんと心しています。

依頼者は素人であり、家族を亡くした傷心であり、そこに付け込む

のは非常に簡単な時だからこそ・・・してはならないのです。

葬儀が済んで落ち着いた時、心の底から『良かった』と家族が思え

る葬儀の手伝いが、陰になり、日向になり、できる人が最適です。

宗教家なら、自分の寺の永代供養墓に入れ収入を得ることよりも

相談に来た人の家族構成や、財布事情、思いなど全てを聞いてから

相談者の心が温かくなり、ホッとできるようなアドバイスをする

のが本来の姿に思えます。 相手を蹴落とす為に、相談者を脅す

こんな薄っぺらな人が宗教家になってはいけません。

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