8月13日~16日(地域により7月13日~16日)はお盆ですが、

盆とはなんぞや? 新盆とは? と調べれば分りますが、盂蘭盆会

(うらぼんえ)やサンスクリット語のウランバナ、がうんぬんなど

盆にまつわる由来ならいくらでも出てくるでしょう。

でも盆で大事なのは由来より『大切な家族であった故人や先祖が、

家に帰ってくるなら温かく迎えたい』・・・と思う心だと思う。

結論だけを書くと理解できないでしょうから例を挙げてみます。

なので、あえて由来については省略します。

さて、ここに墓を建て供養したと思っている人がいたとします。

墓を建てようと思う心は間違いなく供養でしょうが、問題はその後

どうするかです。 建てた墓に毎月、或いは定期的に墓参りにいく

なら間違いなく供養と言えるでしょうが、どんなに豪華で立派な墓

だとしても誰も墓参りに来ない墓だったら・・・

あなたが故人だったら、満足しますか?

ねっ、墓は建てるのが供養でなく、墓参りすることが供養ですが、

もっと言うと、墓参りが大事なのでなく、墓参りをしようと思う心

こそが大事なのです。 結論を言えば、時々で良いから故人を思い

出すことが『供養』そのもので、供養にお金は掛かりません。

可愛がってくれたお爺ちゃん、お婆ちゃん、自分を産み育ててくれ

た父母、兄弟姉妹、叔父叔母、或いは自分の師と呼べる先輩やら、

友人など今の自分がいるのは、大勢の人達に支えられてきたお蔭と

考えられるなら、その人達がお盆に帰ってくる・・・

昔を思い出し『ありがとう』の心で温かく迎えてあげたい・・・

そう考えれば宗教は関係ない、仏教だけでなく、神徒、キリスト教

そして無宗教の人達も一緒・・・昔の写真を引っ張り出し、ビデオ

動画があれば映し出して、ワイワイ言いながら故人を語る・・・

祖父母、両親、兄弟姉妹、親戚、友人、沢山の人達の思い出話しを

したあとで、その人達の笑顔が心に残っているなら、最高の盆供養

だったと言えるのではないでしょうか・・・

宗教が違うからと否定するのでなく、それを利用してはいかが!?

13日に「おかりなさい」と迎え、16日に「いってらっしゃい」と

送り出してあげれば良い・・・形式にこだわることはない。

お盆休みがあるなら、その中の一晩だけで良いから家族が集まり、

先祖や故人の事を話題にして過ごす、故人の好きだった物を食べ、

故人の写真や動画を見て、自分達も子供の頃や昔に戻ってみる。

きっと自分の中に、独特な温もりが残るはず・・・

年に一度、幼き頃の自分を思い出し、今は亡きお世話になった人を

思い出し、自分の中にある人としての温もりを再認識する日・・・

それがお盆のような気がします。

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