設立からわずか7年間で、葬儀に関する色々が急激な変化をしてい

るが目に見えて分る。

① 家族葬が本当の家族葬へと速度を上げている

 あんしんサポート設立当時の家族葬は、僕から見ると一般葬儀と

何が違うか分らないほどで、少し人数が少ないか?程度でした。

ところが最近は家族と親しい人達だけで、親戚も極近い人だけ呼ぶ

葬儀が増えているし、他人でも故人と親交の深かった人は列席する

など、本当の意味での家族葬に近づいていると感じます。

また家族葬だから会葬礼状不要、清めというより食事会、返礼品も

頂いた金額に関係なく3千円程度と抑えた葬儀が増えている。

葬儀は、個室安置、湯かん納棺、葬儀、宗教者(居士戒名付)まで

一切の追加不要、229.000円+税+70.000円=317.320円が総額。

食事や返礼を足しても35万円前後で、香典を差し引けば残りが自腹

ですから、実質30万円は掛からず宗教者の入った家族葬ができる。

設立前から言い続けた料金体系が7年後完成したのです。

と、誰もが気にする料金を先に書きましたが、あんしんサポートの

葬儀でメインは宗教者の読経する時間でなく、その前に行う湯かん

納棺の儀であり、もっと言えば亡くなる前に過ごす家族との時間を

どう過ごしたかで、後悔の有無は決まっているとも言えます。

あんしんサポートに関してだけかもしれませんが、『気を使わない

家族で温かく送る葬儀』が増えています。

② 普通に直葬希望が言える時代になり、直葬は明らかに増えている

 設立初年度一件の依頼も無かったのが直葬でしたが、あんしんサ

ポートに限って言えば、依頼数の4割を超えるほどになりました。

その最大理由は・・・

お金のある人はうちじゃなくて良い、本当に必要としている人達の

為にも、余裕があるなら他に依頼すれば良いと、相談者にも明言し

ており、あまり金銭的余裕の無い人が多いかもしれません・・・が

現状の葬儀に疑問を持つ人を含め、うちの場合非常に多いです。 

例えば30万円なら家族葬をと考えても、後々の生活が大変になると

明白なら『ぱっく60・直葬+散骨+永代供養墓保管=10万+税』を

強く勧めることも多いですが、葬儀後は感謝されます。

いずれにしても「直葬を考えています」「お金が無いから直葬」と

言える時代になったのは、凄く大きな進歩だと思います。

③ 菩提寺を利用したくない家族、離檀、墓閉じ希望者が急増

 散骨が増えた最大要因は少子化による墓守不在なのは確かですが、

若年層を中心に寺への不信感をくちにする人が増えています。

葬儀で読経し、戒名つけて40万円、50万円なんてあり得ないという

のが大半ですが、寺側はその辺を理解しているでしょうか!?

どんなに能書きを言っても利用者が認めなければ意味が無いくらい

のことは分っていると思うのですが・・・

うちは高級なホテルだから、一泊3万円だと館主が言っても、その

料金で利用する客が認めなければ、存続などできないのと同じです。

檀家が40万円の布施を払って当然と思えるような事をするか、納得

できる料金に変更するか、いずれにしても拒否する人が増えている

ことくらいは分るでしょうから、早急に対応すべきと思われます。

でも中には自分の代で檀家を倍に増やしている寺もあるし、依頼が

重なり疲れたという人も、当方をお手伝いしてくれる宗教者の中に

は実際にいるのです。

こうしてひとつ、ひとつを見ると、葬儀も他業種と同じで買い手の

要望、欲求に対応した人達が勝ち残るということに繋がるのかな。

僕個人としては良い傾向だと思っています。

最も霊感商法、誘導商法が行い易いのが葬儀ですが、葬儀より先に

家族の生活があり、その先に対象者も含めた個々の人生がある。

最後にあるのが葬儀ではあるが、あの世、天国、極楽、地獄等々が

有るか否か、あったとして、どんな所かさえ全く分らないですから

明らかに分る今生にいる自分や家族の生活が最優先です。

自分や家族の思う通りの葬儀をすれば良いんです。

あとは、それをしてくれる葬儀社の確保ってことになります。

ちなみに、あんしんサポートでは、こうしたい、ああしたいという

自分のしたい葬儀がある人の依頼は殆ど受けません。

エンディングノートに代表される葬儀の考え方は、2つに大別され

『2つの家族目線』とも言えるかもしれません。

① 自分のしたい事を明確に克明にし、それを実行して貰う

② 残る家族に掛ける負担を最小限にできるよう記す

極端ですが、上の2つに大別でき、あんしんサポートは②の人のみ

対象としているのです。 ①の人は費用が掛けられる人専用ですし

②は余裕の無い人専用とも言えます。

低料金でも、高品質で、家族の温もりの中で送る葬儀・・・

余裕の無い人達の駆け込み寺的存在が、あんしんサポートです。

次回『あんしんサポートの行う家族目線は商売と反比例』です

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