昨日午後、直葬+散骨がセットになった、60才以上なら誰でも利用可な

税別10万円の、ぱっく60を行い、夕刻から家族3名で湯かん納棺だけ

して本日午後の家族葬、また本日午前9時から家族で湯かん納棺とお別

れをする家族で送るお葬式を済ませ、午前11時の火葬でした。

昨日のブログで書いたように、日程と時間調整は事前に分っていたかの

ようにピタッと納まりましたが、それぞれ異なる葬儀形態を勧めたのは、

各々に理由があるからです。

『ぱっく60』選択理由

2年以上前に入会された家族ですが、当時は対象者が施設に入所をして

1年ほど経った頃で、まだ少し余裕があったようです。

その後2年経過した今、施設費用が家計を圧迫し、墓もあるのだそうで

すが寺の敷地にあり、費用が掛かるので弟さんに管理を任せ、自分達は

散骨を選択したいと言われ『ぱっく60』を勧めた次第です。

群馬県の場合、国保から葬祭費5万円が支給され、今回に関しては生命

保険で50万円ほど支給があるそうです。 

55万円で葬儀と散骨、その他諸費用、さらには新盆までは全ての費用が

賄える方法と考えると、他に選択肢は考えられませんでした。

ぱっく60=10.8万円、新盆5千円、再入会寄付金3千円ですから、実際

には11万円ほどですから、残る40万円ほどは葬儀ではなく、残る家族の

生活費にまわせたらと考えた結果の選択肢でした。

このようなケースは全国どこにでもあるはずです。

葬儀が起きた時の財布事情を最優先した葬儀をするのが鉄則であって、

間違っても見栄を張ったり、ローンを組んでの葬儀など絶対してはいけ

ない事だと覚えて欲しい。 葬儀費用がローンで払えると、親切そうに

書いている葬儀社もありますが、ちーっとも親切ではありません。

自分達葬儀社が利益を得る為に、家族に借金をさせるだけの話しです。

今回のブログで一番大切な部分です。しっかり頭に叩き込んでください。

『家族で送るお葬式』選択理由

10年ほど前、お母さんが亡くなった時、墓の近くにあった寺に依頼した

そうですが、読経・戒名の布施が70万円、葬儀社の支払いが100数十万

円と合計200万円近く掛かったそうです。 母親の葬儀を行う父親をも

含め客観的に見ていた息子さんは、葬儀社とお寺双方に不審感を持ち、

あんしんサポートしかないと決めていたようです。

この家族にとって宗教者不在で家族が自分達の手で送ったと思える葬儀

としての選択『家族で送るお葬式169.000円』でした。

『家族葬』選択理由

17年前、先に逝ったお母さんの葬儀は、親戚が仕切る形で葬儀社はその

親戚を手玉に取るような誘導商法、霊感商法で高額になったようです。

葬儀社に対する不信感を強く持った家族でしたが、我々の話しを聞いて

事前に見積書を確認し追加不要状態の料金にも納得され、話しの内容が

前回の葬儀社とは全く違うと感じたそうです。

当方の家族葬229.000円を勧めましたが、宗教者に対しては若干高いと

は思いつつ、最近お母さんの17回忌を依頼した寺に依頼されました。 

ただし、あんしんサポートは他の葬儀社のように、寺に位牌を届けたり

寺の小間使いのような行為は一切しません。 葬儀道具、式場、控室は

貸しますが一切関知しません。

僕には葬儀社がお寺に必要以上に気を使う理由が分りません。

その結果が、今までのような寺主導の葬儀になっているのも事実です。

葬儀は寺の為でも、葬儀社の為でもなく、お金を払う家族の為に行うの

が当然なのは普通の神経を持っている人なら誰でも納得するはずです。

 今回の三葬儀は全て異なる形式の葬儀でしたが、家族の思いと、財布

事情に合わせた葬儀を行うのが葬儀社でありプロフェッショナルである

と考えてもいるし、実践もしているつもりです。

皆さんも、その時が来たら、今の事情で無理せずできる葬儀をする。

これだけは忘れずに、実践できるよう事前に備えておくべきです。

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