全国的には年間3万人以上、あんしんサポートも年間数人は必ず依頼の

ある自殺の葬儀依頼、99%は直葬(焼くだけ葬儀)であり今回もやはり

直葬の依頼が突然入ってきました。

70代に入ったばかりの老人・・・それも家族さえ驚く突然の死・・・

今まで依頼された殆どは、家族さえ寝耳に水で『なんで?』『どうして

なの?』といった心境のようです。 部外者の我々では到底推し量る事

などできませんし、きっと普通の精神状態では無いからこそ自分自身の

命を絶てるのでしょうから、言っても仕方ないのですが・・・

もし正常な精神状態だったなら、後に残る家族の事も考えて欲しいって

亡くなった直後は勿論、後々まで家族を見ているとつくづく思います。

① 亡くなった直後、親戚にも言えず家族だけで対応する事が多い

・近所に知れると何を言われるか分らない不安、その後の近所付き合い

 にも神経を使うようになる

・親戚も無責任な発言を平気でするし、亡くなった方の家族親族からは

 無言、有言問わず残る家族が責められる

② 出来るだけ知られたくない事もあり、当方安置の直葬が多い

③ 残された家族は葬儀後、何年経っても罪悪感にさいなまれる

僕らが知る限り残る家族は多かれ少なかれ、このような状態です。

健康を悲観して、人生を悲観してなど僕らの想像を超えた感覚なのは、

間違いないのでしょうが、僕自身のことを考えてみると、毎日のように

来館者があって、あんしんサポートの考え方を話し来館者の内情を聞き

来館された方から、自分達の葬儀が済むまでは、健康に注意して続けて

欲しいと言われ、自分達が必要とされ、必要としてくれる人達がいると

思うと、毎月肝機能と血糖の数値を調べに行き、食べ物や食べる時間に

注意をするようになった自分がいるし、それが幸せなことだと感じられ

る自分をも実感するのです。

もしかしたら的外れかもしれませんが、今現在健全な精神状態を備えた

人達は、年齢に関係なく、とにかく生き甲斐を見つけることが、自らの

命を絶つような感覚を避けられる最善策のように思えるのです。

あとは今の生活、健康など、今ある自分の環境を否定せず、受け入れる

ことも大切に思えます。 間違っても誰かとの比較で今ある自分の姿を

否定する事だけは避けて欲しいものです。

人の感情であり、精神状態であり、周囲の環境など考えると、簡単では

ないどころか、難しい問題なのは確かですが、誰にも生き甲斐をもたせ

られたら・・・きっと自分の命を絶つ人は減ることでしょう。

人は人の役に立てると実感し、人に必要とされるのが、遣り甲斐になり

生き甲斐に繋がるように思えてなりません。

誰もが必要とされ、生き甲斐を持って生きられる世の中になって欲しい

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