皆さんゴールデンウィークは楽しく過ごせたでしょうか?

企業と呼べるほど大きくないので、零細事業で葬儀の仕事をしていると、GWは勿論、

盆休み、正月もなく、土日祝祭日も全く関係ないわけで・・・

休日もなく、晩酌も出来ず、旅行にも行けず、いつ来るか分らない葬儀依頼を待つの

ですから、自由度を中心に考えると最悪の規模かもしれません。

GW期間は最後に残ったホームページリニューアル作業、休み明け会員さんに届ける

パンフレットを郵送できる準備、式場飾りの取り換えなどに費やしながら待機でした。

普通の人達は仕事で疲れた心身をGW、夏休み、正月休みでリフレッシュするのだと

思いますが、僕らのような仕事をしていると、何でもない日々が幸せに感じるように

なってくるようです。「何でもないような事が幸せだったと思う~♪」高橋ジョージ

さんのロードではありませんが、この気持ちが何となく分るようになった自分がいる。

数日前の夕方、あんしん館の周囲を少し片づけて、外の花壇塀に腰を下ろすと、実に

良い陽気のそよ風を身体に感じて、子供の頃にお年寄りが縁台に座っていた姿を何と

なく思い出しながら、何とも言えない幸福感を感じました。

 また時々感じる幸福感に、毎日できる仕事があって、仕事ができる健康があって、

その仕事で生活ができて、遣り甲斐があって生き甲斐に繋がるというのがあります。

ある時は自分と一緒に過ごす家族がいて、仕事をともにする人達がいる事が幸せだと

感じる・・・10年前の自分には無かった感覚・・・って言うか、気が付いたのは、

ほんの数年前だったように思います。

 人の死を目の当たりにする仕事、家族も驚くほど突然の死もあれば、60代で癌を

患い数か月後の死、中には家族の葬儀で喪主を務めた方もいれば、家族の葬儀を相談

された方など、生前を知っている方もいる。

先月は設立からずっと一緒に葬儀の仕事をしてきた花屋さん突然の死・・・

改めて意識はしませんが、人生一寸先は闇・・・を実感しているのかもしれません。

だからでしょうか、季節や気温や風を感じられる幸せ、毎日やれる仕事がある幸せや、

ともに生きる人達がいる幸せ・・・この感覚分るかなぁ・・・僕は50代後半まで全く

分りませんでしたが、最近やたら感じる事が増えています。

時には「俺の人生に先が無くなったか!?」と思ったこともありますが、そうでなく

葬儀をする中で芽生えた感覚のようです。

特別なことでなく、何でもない日々の中に幸せが感じられると、GWに旅行に行って

幸せでした・・・という感覚とは少し違う・・・ほんのりした幸福感というか・・・

多分、病気で長く入院生活を送った人が完治して退院し、普通の生活に戻ったときは

普通に生活できる事の幸せを感じるのではないでしょうか!? それと似ている!?

納豆、海苔、味噌汁、ご飯、の食事をしながら幸せを感じたり、仕事で運転しながら

だったり、こうしてブログを書きながらだったり・・・って分るかなぁ・・・

理解して貰えないかもしれませんが、葬儀の仕事をするようになって一番良かったと

思うのはこの部分です。 極々普通の生活の中にある幸せを感じられるようになる。

冒頭に書いたように、GW、夏休み、正月休みも無いし、晩酌も出来ず、旅行もいけ

ない最悪の仕事であると同時に、普通の人が感じられない日常の幸せを感じられる。

そう考えると、毎日に幸せを感じて生きられるほうが良いかもしれないとも思う。

葬儀の仕事とは、実に摩訶不思議な仕事のひとつかもしれません。

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