3月10日の友引勉強会の時、勉強会を主催しているSIEN2(シエンツー)代表の

富澤さんから『助成金10万円を頂きました』(写真右が富澤さんです)


個人寄付をしてくださる方は時々いらっしゃいますが、助成金として頂くのは7年間で

2回目となります。 一度目は内閣府事業の一環で100万円を頂き、そのお蔭もあって

業務用の大型プリンター、高性能PCとソフトなどを揃えられた事で、あんしんサポー

トが単独で葬儀ができるようになった要因のひとつとなりました。

 今回の10万円は専用散骨場の取得費用として使わせて頂く事になります。 ただ山林

ですから簡単に売買できるとは限りませんので、状況によって持ち主から永代使用権の

取得費用となるかもしれません。


 散骨場は当方で葬儀をされた方が、葬儀前に僕の話しを聞いた段階では、そんな話は

信じられないと思っていたらしいのですが、父親の葬儀をした時、僕の話が本当の事と

分り自分が恥ずかしくなったのだそうです。 そこで事前相談をした時、僕のくちから

いずれ散骨を希望する人が増えるのは分り切った事、いつか散骨場を取得したいと話し

たそうで、葬儀後、相続した中から400坪ほどの山林を無償提供してくれてたのです。

 散骨場として使用し始めてから5年が経過した今、散骨需要も増加しておりますし、

色んな意味で自社所有する時がきたと考えていたところに、SIEN2の富澤代表から

助成金のお話しを頂き、ありがたくお受けする事になりました。

 富澤さんと初めて会ったのは今から8年前の秋、父親の死をきっかけに葬儀について

初めて関心を持ち、NPOが何かも分らず県庁内にあるNPO協議会で葬儀についての

相談があるか聞きに行った時でした。 

ニコニコと人懐っこい顔したおじさんだなって思った程度でしたが、翌年NPO会議で

顔を合わせた時SIEN2を立ち上げたばかりで、暫らく話しをしていると「ところで

武井さんユニセフって知ってる?」との問いに「名前だけは知ってます」と答える。

「昔学校給食で脱脂粉乳飲んだでしょ? あれは敗戦国の日本の子供達の為ユニセフが

支援してくれたものだし、日本くらい多額の支援を受けた国はないかも、俺が定年まで

生きて来られたのはユニセフのお蔭もあるから、毎月小遣いから1万円の寄付をしてき

たけど周囲に賛同してくれる人がいて、身の丈の支援活動をする団体を立ち上げたばか

りなんだよ」と聞かされましたが、、、相変わらず凄い人だと感心させられました。

 自分は手弁当でボランティアの人達には自腹でお昼を食べさせて、風船を捻じったり

曲げたりしながら動物、剣、オリジナルキャラクターなどを子供達に作って、子供達が

好きにシールを貼って顔を作り、参加費として300円・・・書き損じの葉書、テレフォ

ンカード、海外から持ち帰ったコインなどを換金したり、高崎駅の許可を取って募金を

したりと本当に地道な活動をしながら貯めたお金を、ユニセフだけでなく東日本大震災

孤児、さらに有意義な活動をしていると思えるNPOへの助成金も始めたのです。

 富澤さんを始めSIEN2の役員や無償ボランティアをしている人達が、一生懸命頑張

った結果の助成金を我々が頂いて良いのかと自問自答もしました。 しかし・・・

「群馬県の中では本当にNPOらしいNPOであり、行政や企業からの助成金に頼らず

自力経営を実現し、活動内容は本当の意味での弱者支援をしているのだから、助成金を

受け取る資格は充分だよ」と代表である富澤さんに言われ頂くことにしました。

だからこそ用途が明確な『散骨場取得』に使わせて頂く事にしました。

 葬儀を仕事にしている為か、一般の葬儀社と大差なく儲けていると思われがちですが

実際に葬儀をされた家族から感謝と絶賛される事が多いのは、多分葬儀をして集金する

まで信じられないという事なのでしょう。 でも設立当初から我々の活動をずっと見て

きた方が絶賛してくれる・・・その事がなりより嬉しく感じた我々でした。

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