年々件数を増している『墓閉じ』超少子化時代の今、当然の結果と言えます。
墓閉じというより、墓守がいない・・・どうすれば良いでしょうと相談に来られる方は
墓閉じというより、墓守がいない・・・どうすれば良いでしょうと相談に来られる方は
間違いなく右肩上がりです。 でも少し変だと思いませんか!?
あんしんサポートは葬儀支援はしていますが、本来墓に関する支援はしていません。
しかし相談が後を絶たないと言うか・・・相談できるところが無いと来る人が多い為に
ならば・・・と仕方なくしてきたのが本音です。 その意味では、散骨場を持ったり、
永代供養墓の必要性を素早く感じ取れたのも、これらの相談者の言葉からだと思えば、
墓からの利益はなくても希望、要望の把握に役立っているのは間違いありません。
少し変と書いたのは、本来なら墓のある菩提寺に聞けば良いことでしょ!? 勿論、
菩提寺や宗教者に関係ない墓なら話しは別ですが、その殆どは菩提寺があるのです。
なのにうちに聞くのですから、話し難いか、話の通じない住職か、高くつくかのどれか
だろう予測はつきますが、いずれにしても檀家からの信頼が無いのは確かです。
多くの墓は墓守不在になるのが分っているからですが、中には寺に嫌気がさした人も
そこそこいます。 本堂直すから、山門を建てるから、何かをするからと当然のように
寄付を要求し、毎年何だかんだと数万を払い、葬儀になれば40万円、50万円と布施を
取られるとしか思ってないのが殆どの檀家なのに、寺は当然のように考える・・・
寺の言う長いお付き合いとは、寺がお金を取るか、寄付を取るか、無料奉仕をさせるか
寺の利益ばかりで檀家の利益などありません。 墓を守ってあげてる!?とでも思って
いるのでしょうか? 無料で守ってくれてるなら感謝ですが、何かにつけて徴収してる
のですから、恩着せがましいと思われても当然です。
多分うちに相談するのは、葬儀をしたり友人や親戚からうちの事を聞いたからです。
あそこなら相談に乗ってくれるかもしれない・・・というところでしょうし、その通り
でもあり、墓閉じをしても石屋さんから一切のマージンは貰っていません。
理由は簡単で、マージンを貰えば言いたい事が言えなくなるし、本業でもない墓の事で
築いた信用を無くしたくないからです。 ただし、相談者に筋だけは通せと言います。
①墓を守ってくれたのは事実ですから、黙って無縁墓にするような卑怯な事はするな
②墓を閉じ、墓石は撤去して、更地に戻して返すのが常識
③石屋に撤去費用を確認、遺骨の供養処理費用を確認、その上で可能なら菩提寺に話す
④閉眼供養(1万円~3万円)を依頼し、後は石屋と寺で話しを進めるのが無難
⑤但し!離檀料うんぬんと寺が言ったら放っておく(離檀料など設定されてないはず)
これは墓閉じをする家族だけでなく、寺にとっても有り難い話のはずです。 黙って
しらばっくれて無縁墓になってる墓がどれだけあるか・・・それを避けられるのです。
無縁墓になったら寺が自費で撤去するしかない事を思えば有り難い事です。
しかし、嫁いだ娘しかおらず、自分達夫婦も60代後半を迎え、墓守不在が確定した故の
墓閉じであるのに下記の文章を書いて家族に渡す・・・その感覚が理解できません。
名前を書くと宗派が分るので書きませんが、著書から一文だけを抜粋してコピーをし、
「私の師○○○○○僧正からの伝えです。「祟り」多き事、悟りくださいませ」と書き
添えられた紙を持ってきた家族がいます。
第一、墓を移すのでなく、墓守がいないからであり筋を通したのに・・・です。
第二、ならばそうならないよう作法をするのが僧侶では!?と思うのですが・・・
だから『霊感商法!?』『嫌がらせ!?』としか思えないのが家族です。
寺の新築では80万円の寄付をさせられたそうですし、今まで何度も寄付があって正直、
寺への不信感も限界にきていたようです。 人を不幸でなく、少しでも幸せに導くのが
宗教者の取るべき道だと思うのは間違っているのでしょうか!? 不安を感じる家族の
心を少しでも癒やそう、安心させようと思い言動するのが、宗教者の姿だと思ってたの
ですが、あんしんサポートよりずっと商人で心が狭いのが宗教者なのでしょうか?
こう書くと全ての宗教者が皆小さな人間だと思うかもしれませんが、そんな事はないは
ずです。 間違いなく人格者はおられます。 尊敬できる方はおられます。 がしかし
多分同業者ゆえに、否定や非難をくちに出せないのが現実でしょう。
葬儀社が悪役として扱われるのが多いのは皆さんもご承知の通りでそれと一緒です。
以前も書きましたが、それは政治家でも、医師でも、先生でも、警察官でも、葬儀社で
も、宗教者でも全て同じ、職業で人の善悪や人間性が決まるのではなく、個々の人間の
内面で決まるってことです。 人として信頼できないと思うなら・・・
政治家なら投票せず、医師なら来院せず、警察官なら他に依頼し、葬儀社なら依頼せず
菩提寺なら離檀すれば良いだけの事・・・人を脅す手法をとる人間は、どんな職業でも
信頼できない人であると考えて間違いありません。 あなたや家族の心が癒される人、
話しをしていると安心できる人・・・そんな人があなたにとっては必要な人ですよ。
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