今、数年前から入会されてる独居老人が危ないと、2件の電話が入っています。
現日本には600万人の独居老人がいると言われていますが、その中には少額年金で
現日本には600万人の独居老人がいると言われていますが、その中には少額年金で
生活する方も少なくないどころか、生活さえ出来ない人達も沢山います。
本当に困ったら行政に泣きつけば、最終的には何とかなるのですが、戦中を生きて
来た人達だからなのか、教育がそうだったのか、気概が強く人の世話にならないと
無謀な頑張りをみせる人も多いのが特徴です。 しかし現実は生活するだけで一杯
一杯で医療費さえ捻出できず、自分が我慢すれば・・・と世間とも最低限の接触に
して民生委員も受け付けない人もいると聞きます。 だから放っておいて良いとは
いきません。 自分の好きで世間と関わらず生きるのは勝手ですが、亡くなったら
そうはいきません。 最低限必要なことを以下に記しておきます。
① 死亡確認・死亡診断書(医師又は歯科医師が書いた死亡診断書が必要)
② ご遺体を安置先まで搬送する車両(寝台車・自分の車でも運べます)
③ 死亡診断書記載の死亡時刻より24時間火葬できない為ご遺体の安置場所
④ 火葬する火葬場のある行政への死亡届と火葬許可申請、火葬許可申請者は下記
親族,同居者,家主,地主,家屋管理人,土地管理人等,後見人,保佐人,
補助人,任意後見人となっており誰でも申請者になれる訳ではありません。
⑤ 火葬までご遺体の腐敗を防ぐドライアイス(冷蔵庫保管の場合安置室不要)
⑥ フタ付の棺(多くの火葬場が指定しています)
⑦ 棺を搬送する車両(霊柩車)
⑧ 遺骨(焼骨)を入れる骨壺
⑨ 遺骨の保管、供養、処理
⑩ 借家であれば退去掃除、自己所有の土地家屋なら処分方法
以上は最低限必要な事項で、人の手を煩わせない訳にいかないのです。
上記の中でいくつか注意する点もあるので記しておきます。
① 死亡確認・死亡診断書
病院で亡くなる場合、問題ありませんが孤独死の場合や、かかり付けの医師がなく
自宅で亡くなった場合は警察の検視が入ることになります。 事件性の有無を調査
しますが警察が依頼した医師による死亡診断となり、検案書作成には最低2万円~
10万円ほどの費用が掛かります。 また死亡状況によって警察に搬送して遺体検査
となりCTやMRIなどの検査があれば費用はかさみます。
警察搬送された遺体は裸で遺体袋に入った状態で引き渡されますので、突然死等の
場合は仕方ありませんが、最後を看取って貰える状態にしておくべきでしょう。
④ 火葬申請者、死亡届出書の左下に申請人署名欄がありますが、申請者は誰でも
なれる訳ではありません。 特に独居老人は事前に申請人確認しておきましょう。
⑨ 火葬までは何とかなっても遺骨をどうするか!?です。
⑩ 最後に住居の整理と退去費用
こうして考えると、人の世話にならず独居老人が人知れず世間から姿を消す、など
あり得ないのが分るはずです。 自治会や民生委員の方々は、この部分をしっかり
本人に分らせる必要もあるし、金銭面等老人の持つ内情が分れば、その時に備えて
対応策を自治会や行政とつめておく事もできるはずです。
ただし、世間と関わらず死んだら人の世話になるのでは、ただの我がまま老人なの
ですから、自分の葬儀費用や遺骨処理費用を自分で賄うのが現時点での基本です。
改めて現時点と書くのは、人が生を受ければ死が訪れるのは分り切ったことだから
であり、分り切っているなら事前に支払った税金の中から、せめて骨壺に納まる所
までの費用は行政が負担しても不思議でないと考えるからです。
ましてや日本は少子化ゆえ、出産を促しているはず・・・子供を作れと言うならば
最後まで面倒をみるから・・・という政策を行って当然と考えるからです。
その費用を最小限で抑えるなら、火葬までを行政自身が行えば良いだけの事だし、
公共事業のひとつとして考えれば良いだけのことです。
そんな事をしたら葬儀社から反発が・・・そんな小さな事を気にして人の上など
立てるはずがありません。 葬儀社生活を守るより一般市民の弱者を守るほうが先
なのは言うまでもありません。 それに骨壺に納まるまでは行政が行ったとしても
葬儀は無くなりません。 葬儀社の仕事も無くなりません。 超少子化、超高齢化
社会の日本に適応した最前策を行政は考えて欲しいものです。
最後に『70才以上10万円パック』の第一ターゲットは独居老人なのです。
独居老人は墓の無い人も多く、墓があっても守っていけません。
だから病院や施設や自宅から、あんしん館に搬送し、納棺して安置、最短の火葬を
予約して、霊柩車で搬送して火葬、焼骨は骨壺に納め持ち帰り、粉骨にして当方の
専用散骨場にて散骨、必要であれば当方所有の永大供養墓に喉仏等少量の焼骨だけ
専用容器に入れ、住職に読経して貰い33年間保管をし、33年後は散骨をするまで
全ての総額が10万円+税、現時点では108.000円で可能としています。
我々でなくても、誰が考えても合わないのは分るでしょう。 その通りです・・・
群馬県の場合、国民健康保険(後期高齢者保険)から葬祭費の名目で5万円が後日
支払われますので、実質自己負担58.000円で火葬から遺骨まで全て可能です。
(群馬県内専用・但し前橋以外は地域により1万円~3万円+税が加算されます)
今は群馬県内だけですが、県内に住む独居老人やお金に余裕の無い老人家庭の方々
には、本パックの存在を是非知って頂き、少なくとも今より安心して日々の生活を
楽しめる余生を送って欲しいと願っています。
もうひとつ言えば、せめて本パックくらいは無税にして欲しいものです。
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